yksijokiさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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マーダー・ミステリー(2018年製作の映画)

3.1

2018年10月からの1年間、ネトフリで2番目に観られた映画作品ということで鑑賞。コメディ色強めの作品で割とおバカ感がずっとありながらもストーリー自体はグダグダすぎない感じで楽しめた。普通に面白かった>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

格差や貧困をテーマにした作品だけど、潜入、詐欺、家族といったものが絶妙に加わっていて娯楽サスペンス映画としての面白さが際立って素晴らしかった。テンポも良ければ細かい演出や小道具の使い方も最高だし、面白>>続きを読む

ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2018年製作の映画)

3.9

一生便秘に悩むぐらいなら漏らしたほうがマシさ。パワーワードだった。

ヘヴィメタルという音楽の特殊性や傍から見たときの異常性のようなものを一方的にゲラゲラ笑うのではなく、クスクス笑えるような仕立てに仕
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トップガン(1986年製作の映画)

3.5

トム・クルーズがひたすらに若い。演技もちょっと嘘くさいというかきな臭さがまだある感じですごく良かった。月9のキムタクっぽい感じ。

ストーリーは単純でわかりやすい青春群像劇だし、主人公に起きる転換点も
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トゥルー・ストーリー(2015年製作の映画)

3.0

普段明るい役の多い二人がシリアスなまま進む珍しい映画だった。中盤までの二人の会話劇はすごく面白いし、最終盤に残す伏線もすごく良かっただけに最後何かが足りない感じがしてしまった。

記者であるマイケルフ
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.5

心がズシンと重くなる映画だった。キリキリと胸が痛むような感覚がずっと続いていて、映画が終わったあともその気持ちが晴れないまま終わっていくような感覚を覚えた。

冒頭から「どこかでこの家族になにか不幸な
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.5

ディミアンチャゼルのらしいカットは随所に見られていたし暗闇のカットやコックピットという密室での演出は凄く迫力があった。映画としての面白さよりも映像美のほうが勝ってしまっていて、ちょっとこの尺だと退屈か>>続きを読む

エル ELLE(2016年製作の映画)

3.7

出てくる人が基本サイコ。性にオープンマインドな人たちが多すぎる。

クリスマスパーティーのシーンが嫉妬や欲望にまみれててヤバかった。

冒頭のブラックアウト状態での猫の叫び声と女性の悲鳴、からの食器の
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2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

3.8

変化と妥協。世の流れの変化の中でカトリック教の在り方にも変化の潮目が訪れる。特に性的虐待や同性愛。人種差別といったものから目を背けることは許されざるものになりつつある。困窮するカトリックの中でベネディ>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.0

サーガが終わってしまったという喪失感とこれだけ楽しませてくれた3部作への感謝の気持ちでいっぱいになった。

スターウォーズを後追いで好きになってるし親が特にスターウォーズ好きでなかったので過去6作品は
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.9

こんなはずじゃなかったのに…が引き金を引くんだと思うけど、一度引いた引き金は元に戻せないというところが肝であり、だからこの映画のタイトルはMarriageStoryなんだなと観終わってから感じた。結婚>>続きを読む

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.5

厳しいいい。ターミネーター2の正統な続編という触れ込みが完全に不要だった。その心持ちで行ったらただのリブートだった感じ。機械化されたロボットと人類による戦闘モノは飽和してる中でこのなぞり方は正直キツか>>続きを読む

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.3

優しくしないで、心が折れるから。

終盤のあるシーンで放たれるこのセリフがグサッと刺さった。隣人のやさしさ、周囲のやさしさに対して国家や制度の冷酷さ。「大丈夫?」と聞かれたら大丈夫でなくても「大丈夫」
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6アンダーグラウンド(2019年製作の映画)

3.9

これは映画館で見たかった!アクションまみれで頭ぐちゃぐちゃになりそう。 

プロットが薄すぎるのもはや仕方ないとも思えるけど途中あまりにも内容がなさすぎてちょっとしんどくなる。単純明快すぎるとかでもな
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ジーザス・イズ・キング(2019年製作の映画)

3.5

観た後にJesus Is Kingを聴くとゴスペルの歌声が広がりのあるものに感じられたし、歌っている情景が脳内に浮かぶようになった。視覚と聴覚で見せられたものがそれだけ大きいということもあると思うけど>>続きを読む

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

3.9

ラストの20分がつらすぎた。

ヨゼフとヤンの二人のキャラクターが際立っていて、そこのストーリーテリングにしっかり時間をかけたからこそ暗殺作戦そのもので起きる事象とその後の展開がすごく刺さってくる。冒
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ラッキー(2017年製作の映画)

4.1

ウンガッツ。

一貫性があってすごく素敵な映画だった。特にラストの禁煙のバーでタバコに火をつけようとしたラッキーによるフリートークは抜群に良かった。泣けた。俺もお前もタバコも全ては宇宙の真理に吸い込ま
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アースクエイクバード(2019年製作の映画)

3.2

外国人監督が撮る日本人や日本を舞台にした映画にありがちなどことない中国感や下手くそすぎる日本語といった面はほとんど見られないし、1980年代の日本をちゃんと撮ろうとしている部分には好感が持てた。日本の>>続きを読む

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.8

重厚感がすごい。全体として暗かったり重かったりというわけではないのにこの重厚感がでるのは出ている役者の円熟味によるものじゃないか。

上映時間が3時間半で登場人物の数も多いから劇場では集中して観れるが
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.8

青春群像劇かつクライム・サスペンス的な映画。ドキュメンタリー的要素として本人たちが振り返って語るシーンが挿入されてくる。全体的に動機が薄いという印象はある。ただ、「何者にもなれない自分」にたいして抱え>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.3

良かった。良かったけど深い感想をかけるだけの語彙力と理解が伴っていない感じ。

正義と悪の境目は何か、本当に表裏なものなのかというのがダークナイトから一貫しているバットマンシリーズのテーマなのだと思う
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Girl Asleep(原題)(2015年製作の映画)

3.3

新文芸坐ルーキーオールナイトの4本目。

上映前のトークも踏まえて一番楽しみにしてた作品だったけど眠気ピークだったからかあんまり刺さらなかった。ウェス・アンダーソンっぽさに加えてファンタジー路線が少し
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クリシャ(2015年製作の映画)

4.0

新文芸坐ルーキーオールナイトの3本目。

序盤から漂う不穏な空気感がゲットアウトっぽい!IT FOLLOWSっぽい!となりかなりテンションが上がったし眠気が覚めた。空気感を演出するカメラワークに加えて
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All This Panic(原題)(2017年製作の映画)

3.5

新文芸坐のルーキーオールナイトの2本目。

フィクションのようなドキュメンタリー。
キングジャックからの流れで観たことでより一層リアリティがあるというか、キラキラ感がビンビンに伝わってきた。

仲間を
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キング・ジャック(原題)(2015年製作の映画)

3.7

新文芸坐ルーキーオールナイトの1本目。

特段驚きのあるプロットではない青春映画。だけど女の子の青春映画はよくある中で男子がどう男らしく生きるかというテーマの本作品はそのバカらしさとバカらしくても真剣
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ガリーボーイ(2018年製作の映画)

4.3

ヒップホップ要素のある映画へのスコアがインフレしてるけど今年はホントに良作が多い。実在するラッパーをモデルにしたインド版8mileという感じで貧困にあえぐ男がラップの力でメイクマネーするまでを描いた作>>続きを読む

キング(2019年製作の映画)

3.7

ティモシーシャラメ目当てで見たらティモシーシャラメがひたすらイケメンな映画。

長いけどアガるシーンはそんなに多くない。戦闘シーンは全体的にスケール感があって普通にスクリーンで見たい規模感だった。Ne
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.0

緊張感。

登場人物のスポットの当て方、バックストーリーの描き方が非常に秀逸にできていてバランスが良かった。主人公的な扱いであるホテルマンの勇気ある行動やアクションがストーリーの中心になりながらも視点
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.9

ガンアクションだけでなく肉弾戦、空手、剣劇と今作も充実のアクションシーンの数々が光っていた。カメラワークや音楽といったギミックに頼らない正統派アクションでまさに魅せるアクションという感じ。

今回のキ
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トラヴィス・スコット: Look Mom I Can Fly(2019年製作の映画)

3.8

ヒューストンを愛し、ヒューストンに愛された男ことトラヴィススコット様!

プロ意識がビンビン伝わってくるドキュメンタリーでした。ヒューストンの市長が良い奴。トラヴィスも悪ぶってるとか全然なくてすごく故
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.4

エンドロールがオシャレ。

リーアム・ニーソンが60歳役とは。。実年齢がもう65歳なのか。

電車、人探し、家族人質、元警官。
リーアム・ニーソンといえばという要素が集まっているだけに少しインパクト不
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.9

マインドハンターS1〜S2を予習してから観ました。事前情報があるのとないのとでは作品の意味合いが大きく変わってくるのは確かだなと感じながらの2時間半。

タランティーノには珍しくセリフが少なめだったし
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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

4.7

今年ベストかも。観ている側が感情をどこに置いたらいいか分からなくなる。さっきまでケタケタ笑ってた心が唐突に締め付けられて涙が溢れてくる。そんな映画でかなり心を揺さぶられた。

スパイク・リーへのリスペ
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ホテル・エルロワイヤル(2018年製作の映画)

3.7

長いけど嫌いじゃないテイストの映画。
タランティーノっぽい瞬間の詰め合わせな感じで、チャプターで切って登場人物の視点を変える、すぐ人が死ぬ、よく血が出るなどまさにタランティーノ映画といった印象。

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ロケットマン(2019年製作の映画)

3.6


エルトン・ジョンの半生を描いた作品だが主演のタロンエガートンの歌唱力が凄い。
一緒に歌ってるの?!みたいなのが結構あって驚いた。

ご本人登場とか、豪邸で銃乱射したりとかそういうキングスマン的な要素
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.2

鶴瓶の家族に乾杯とベストヒットUSA。評判通りの面白さだし、プロットも練られているので最後はハッとさせられる。
  
なんと言っても菅田将暉と相方の柄本佑の掛け合いは見事だった。信頼関係が出来上がって
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