貝さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Saltburn(2023年製作の映画)

4.0

おもしろッッッ
なんなのバリー・コーガン、釘付けすぎてずっと彼のインタビュー動画見漁ってる。その青い目がこわい。

オリヴァー(バリー・コーガン)という人間がわからなすぎて、、愛でもなく憎悪でもなくな
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Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)

4.0

最高。女に負けることがそんなに悔しいんだ?自分でも気づけてない男の嫉妬、プライドの高さ、醜さがこういう人生であまり訪れなそうな瞬間に見えたのがたまらん。自尊心とちんちんの状態は比例する。

エミリー(
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.0

ソーシャル上ですべてが完結するサスペンス。ここまで振り切ったのって意外となくて新しさもあり、懐かしさもあり、リアルで共感できる。

クラウドでの写真保存が、自分の幼少期のような手づくりアルバムじゃない
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ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.5

中年体型のアダム・ドライバー最高すぎるなあ?ヒトラー研究してても一大事になんの役にも立たない父親像かわいいなあ。

目に見えない恐怖を前に私たちが如何に愚かであるかは震災やパンデミックを経て重々実感し
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終わらない週末(2023年製作の映画)

4.5

おもしろすぎる
日本がそうじゃないということではないけど、アメリカ人の抱いてる目に見えない不安が具現化されてる感じがする。爆弾が落ちなくてもいくらでも混乱って生むことができるね。電波障害だけでも全然人
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希望のかなた(2017年製作の映画)

3.5

枯れ葉前の予習として、ユーロスペースで。明らかに鑑賞2回目以上の人の笑いに行く感じの空気が無理すぎて終始雑音だった。

演技をしないからこそすべての人が平等であることを当たり前にわかってるように見える
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.0

殺し屋の系譜のまままったくフィクションじゃない鈍臭さがひたすらリアルで最高だった。画もバチバチにキマっててどう考えてもイケる体制整ってんのに結果は「ファック!」準備はするのよそりゃ、でも失敗するんよ。>>続きを読む

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

3.5

私の中のジャン=ピエール・レオが『大人は判ってくれない』しかなかったから、歳をとったこととこの役柄のギャップに胸が熱くなった。

人が生きる意味を見出す瞬間って本当にこんな些細なことがきっかけだって、
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

3.0

プロデューサーへの服従と反逆のトーン一緒なの笑う。下手くそだけど言われたこと一応ちゃんとやり遂げるその精神はすき。
アメリカにいるはずなのにヨーロッパにしかみえない質感なのかなんなのか。
意味はわから
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.0

ずっとホロスコープ映画だと思ってた。私は火だけど水の人と相性悪いのは結構あると思う。
火と水が触れ合うとき、触れた箇所が沸騰して水の全身が火照ってくるの、ただの例えだったはずのものが可視化されててうわ
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.0

なにげにはじめてピクサー映画フルでちゃんと観たかも。普段見ないからかCGアニメの奥行きの深さとかモーションキャプチャの滑らかさってすごすぎて、視覚が喜んでる〜。あとミゲルの声がめちゃくちゃ良い。歌が最>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.5

MX4Dでみたのでゴジの迫力とかどんどん進化してく感じはめちゃくちゃ楽しんだ。ゴジは手収めてるときのフォルムがむちゃかわいい。血迷ってゴジの加湿器買いかけた。結構高かった。眠くなってたタイミングで青木>>続きを読む

ある現代の女子学生(1966年製作の映画)

2.0

ウーマンリブの時代におけるフェミニズム。淡々としていてまるで歴史資料のような短編。大学に行き、学び、社会進出しながら家庭を持ち子供も育てることが理想であり先進的だった。こんなことができるのは一握りのエ>>続きを読む

都会のアリス(1973年製作の映画)

5.0

何か書こうかなって思い出すときに涙出てくるやつってあるんだよね。この作品自体が感情みたいなもんってゆうか、揺さぶられた〜〜。
子供のパワーって本当にすごい。大人の小ささも優しさも素直さもすべてを引き出
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.5

私多分スコセッシ作品でくらいしかロバート・デ・ニーロをほぼ知らなくて、ここまでの悪人演じてるのあんまりないかもしれん。ガチヤクザやったな、、「ワンス・アポン・ア・タイム〜」のアル・カポネを思わせる顔剃>>続きを読む

パリのナジャ(1964年製作の映画)

3.0

素朴な暮らし、解放的で自由気ままな日常。学生の頃、こんなふうに生きてたような気がして懐かしくなる。あの頃のどこへでも行きたい気持ちが今はもうないことに気づく。

フェイシズ(1968年製作の映画)

4.0

人間ってのは本当に愚かで惨めで醜くて愛らしいね。女をモノ扱いする男の醜さとそれを否定しながらも突き離しはしないしたたかさ、老いること、夫に愛されないこと、性的な魅力を失うこと。どれも対象として男がいて>>続きを読む

アメリカの影(1959年製作の映画)

4.0

アメリカの影の部分を描きながらその中にいる人の本質を映し出すような鋭さ。
ベニー(ベン・カルーザス)のすべてにおいて達観してる感じが良かった。どこかすべてを諦めていて、どこにも属してないような気がする
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

タイムリーなトピックであるジャニー喜多川の性加害問題にちょっと重ねて観てしまい、まったくこうはなっていかなそうな現状に暗くなっちゃう。

告発者の勇気に揺さぶられて何度も何度も胸の熱くなる映画だった。
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

2.5

マルチバース設定でありながら表しているのは彼女らの精神性であり、よくここまで広がったとも思うけど、んーわかりにくいとも思える。
それほど家族の形というのは複雑で、同じアジア人としても身近に思える中国系
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バービー(2023年製作の映画)

4.5

公開前からずっとずっと待ち侘びてた。バービー人形に何の思い入れもないが、大好きなグレタ・ガーウィグが作る大作に超期待してた。

すべての発言が皮肉なのではというくらい、フェミニズムもマチズモも家父長制
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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

4.0

やっと一番楽しみにしてた再集結。新メンバー増えて、各個人の相棒達の出演もあるにもかかわらず、これだけ綺麗にまとまるの凄すぎる。

個々の関係性がさらに深まって信頼しあってるのが最高に良い。雑談すき。私
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

3.5

ガーディアンズさいこー!のノリでそのまま2観ちゃった。公開順にみてたのに。結果ほやほやで観れたの最高だったかもしれん。

ミニグルート(ヴィン・ディーゼル)めちゃくちゃ踊るの上手くて最高。ずっとおいし
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.0

ピーター(クリス・プラット)かわいいなあ。もみあげもかわいいしガモーラ(ゾーイ・サルダナ)へのアプローチもかわいい。音楽の扱い方もいいしなあ。大切にしてるミックステープ。踊らない宇宙人。踊るやつは痛い>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

3.5

面白かったからちゃんと感想書こうと思って放置して正直もう何も覚えてない。

スティーブ(クリス・エヴァンス)の真っ直ぐすぎる正義感ちょっとうざいんだよなあとずっと思ってたけどついにバッキー(セバスチャ
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マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

3.0

つまんないんだよなあ神の話。。世界観まじ興味ないからもっと身体を張ってジェーン(ナタリー・ポートマン)を守るソー(クリス・ヘムズワース)の必死な姿が見たかった。
バトルが始まるまでの導線はスムーズでさ
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アイアンマン3(2013年製作の映画)

3.5

2019年に止めたままだったMCU。4年越しにフェーズ2再開した。

パニック障害起こすほどのトラウマを抱えてしまってて、トニー(ロバート・ダウニー・Jr )が生まれながらの超人ではないキャラクターで
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.0

たった10歳であるジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)の頭はナチ教徒でありながら心は平和主義の矛盾がピュアなまま彼を分裂させることなく同居しているのは、まわりにいる正しい大人たちあってこそだった>>続きを読む

007/サンダーボール作戦(1965年製作の映画)

3.0

冒頭で一発かましとこか〜のボンド絶妙にダサくておもしろくて最高にすき。Qの開発する装備まじでイカれてるし、とぼけ顔でしっかり使いこなすショーン・コネリー。この方本当に表情のセンスが抜群すぎる。何回でも>>続きを読む

都市とモードのビデオノート(1989年製作の映画)

3.0

89年の山本耀司、、!!!めちゃくちゃ雰囲気あってセクシーでやばい。yohjiの服づくりの原点や黒である理由、東京生まれ国籍のない感覚、母親や女性のことを常に考えていることなど話してる。デザイナーであ>>続きを読む

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.0

話し合うことについて。ずっとずっと前から思ってることだけど、私たちに必要なのは連帯で、連帯する為に話し合うこと。誰もこのトピックについて恐れずに話し合うことができたらいいのに。

何の教育も受けず、た
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.5

耳が聞こえないケイコ(岸井ゆきの)に相反するように、ミットにグローブのあたる音や縄跳びや街の騒音、生活の音も怒号も音のすべてが響く演出で、映画館で観るべきだったなあと思った。

音がないからこそ集中力
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

宮崎駿が描きたかったことは結局何だったんだろ。多すぎるセルフオマージュと破綻した物語と母や女性の描き方を観て考えたりしたが、ついにわかりませんでした。

冒頭の関東大震災の描写の躍動感凄かった。必死に
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.5

冒頭に流れるエンドクレジット、え、なが、、と思って眺めていたらそのままちょっと寝てた。冒頭でエンドロール、体感めちゃくちゃ長い。

色々語りがいのある映画と知った上で見たけどター(ケイト・ブランシェッ
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

前半のホラー映画マターからどんどんはみ出してく流れが最高。謎の物体に立ち向かうのではなく、撮影することに命をかける。広大な土地を駆けまわり、カメラはその奇跡の瞬間を捕らえる。映像作品が見出す価値みたい>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

2.5

メスカディ目当てだったがミア・ゴスのベビーフェイスと気怠い魅力にやられる。裸にサロペットもヒッピー的な装いで何より身体のラインが綺麗で良い。眉なしに青シャドウも前衛的で痺れる〜。全部モノにしてるのかっ>>続きを読む