NaDiさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

NaDi

NaDi

映画(145)
ドラマ(4)
アニメ(0)

すべての革命はのるかそるかである(1977年製作の映画)

-

それっぽいこと言ってインテリぶりたいけど
お生憎私の頭は空っぽすぎてようわからん

真っ赤な星(2017年製作の映画)

3.0

役者さん達の演技が総じて好き。
鼻水だらっだらのヤヨイにキスしたパラグライダーさんには根性感じた。それ大好きな人だったとしても躊躇った後拭ってからキスするよ、まじで。

ただ、カラーグレーディングに差
>>続きを読む

キリング・ミー・ソフトリー(2002年製作の映画)

-

「アリスになんなよ」って私に言った友人に告ぐ。
あんなん足りんよ。ド変態舐めんな。
「首絞め」をシンボルとして使うならもっと掘り下げましょうよ。あんな簡単に逃げようとか思えませんよ。もっとグチャドロに
>>続きを読む

メランコリック(2018年製作の映画)

-

観てもいいし。観なくてもいい。
どちらにせよ、あなたの人生になんの変化も生まない。

葛城事件(2016年製作の映画)

3.5

多々重なる部分が多くて、抉られそうになりながらも血眼で見た。

空間が人を生かすというよりも、人が生きているからこそ空間ができているんだよねきっと。
何度も「俺の城」と自分の家を自慢気に語っていたお父
>>続きを読む

他人の顔(1966年製作の映画)

4.8

他人(精神科医)から授けられた顔に適応するように変化していく主人公。
これは、例えば他人から授けられる自身のイメージや、他人が望む自身のイメージに適応して変化していく様にも見える。
それができてしまう
>>続きを読む

東京の女(1933年製作の映画)

4.5

ストーリーラインは至ってシンプルだし、やっぱりサイレント映画ってこともあり、視覚的な情報に限られる分、ものすっごい見せるし魅せる。

象徴的な物の使い方がお上手。
穴の空いた靴下は、エルンスト・ルビッ
>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

-

ナカハラかわいい。
よしよしして甘やかしたい。

追記;この映画に憧れてテルコと同じようなことを行わないでください。今泉は撮ってくれません。

彼女(2021年製作の映画)

-

フランスっぽいヨーロッパ映画風味で同性愛をテーマに扱ってるけど、そのような作品とは似ても似つかない。
そのような作品は扱うテーマの繊細さを知っているからこそ、ドラマ性よりも人物の内情や葛藤が深堀されて
>>続きを読む

おばあちゃんの家(2002年製作の映画)

4.6

サンウは無礼な子に見えるけど、都会に揉まれて忙しいお母さんに構ってもらえなかっただろう日々を考えれば致し方ない。
周りの子と素直に関わることができない不器用さや、サンウの遊びが全て一人でできるものであ
>>続きを読む

もう頬づえはつかない(1979年製作の映画)

-

なんだかなあ。
この時代の人の心には響く何かがあるのかもしれないけれど、今の時代の一人間が見ても「君はそれでいいんか?」としか言えない。

シラケているのは世界や社会のせいじゃなくて、きっとそんな世界
>>続きを読む

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

全ての人が大人になるための卒業式

考察はいらない。
庵野さんからの大きなメッセージはただ一つ。
「二次元の世界にお前らの居場所なんてないから、早く現実に戻って大人になれよ」

許された子どもたち(2019年製作の映画)

5.0

いじめはきっとビリヤードみたいなもの。
狙いを定めて打たれた玉は、コロコロ、コロコロテーブルの上を転がって、穴に落ちるまで狙われ、打ち続けられる。
とうとうその玉が穴に落ちてしまったら、次狙われるのは
>>続きを読む

私をくいとめて(2020年製作の映画)

2.0

色んな所に手を出しすぎてしっちゃかめっちゃか。
例えば、これが映画じゃなくてワンクールのドラマとか、百歩譲ってオムニバス形だったとしたらまだわかる。
でも、一つの作品の中で同時進行するには内容が多すぎ
>>続きを読む

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

-

もうこれに関しては考察とかいらないでしょ。
園子温作品は最早映像として目に見えるものが全てであって、それ以上でも以下でもない。
グロいとかそれ故サイコとか言われがちだけど、別にそれほどでもない。そう
>>続きを読む

プース・モーメント(1949年製作の映画)

4.3

おめかしをしている間ずっとにこやかだった彼女は、夕日を眺めても、犬を見ても、笑うことがなかった。
きっとこの女の人は、そういう自然的な美に関してなにも思わないんだろうな。
美しく見える彼女を飾り立てる
>>続きを読む

月夜の晩に(2001年製作の映画)

3.0

作画は個性的な味があって凄くいいけれど、映像としてはなんとも言い難い‥。

ぶつ切りの映像を見せられているって感じで少し惜しいような気もする。
けれど、きっときちんと作り込まれて声も吹き入れられて所謂
>>続きを読む

悦楽共犯者(1996年製作の映画)

4.8

全員別々の人物だと思って見ていたけれど、もしかしたら違うのかもしれない。
後半、皆の悦楽が表されていく過程では、
サディスティックおばさん、パンちねり配達員と魚アナウンサーは「時系列が別の一人の同じ女
>>続きを読む

水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

4.5

【追記】
UNEXTで配信されているのを知ったのでもう一度観た。
フロリアンヌのマリーに対する行動の不可解さみたいなものが、前より少しだけ理解できるような気がする。

フロリアンヌは、マリーにプールの
>>続きを読む

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

4.3

スカートの中にカメラを仕込んだ撮り方は、肌を這う男の視線を可視化しているみたいで悪寒がしたし、その他微妙に不愉快な「男」の表現から、「結局男ってこんなもんだから」みたいな絶望をじんわりと突きつけられた>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.8

【表現方法】
飲み物のボトルで権力や優位性を示す表現方法は個人的にとっても面白いと思ったので記録。

①はじめ、スティービーの兄はでかいボトルのミルクを独り占めしたり、レストランでも自分の分のオレンジ
>>続きを読む

ロジャー・ラビット(1988年製作の映画)

5.0

ワーナーとディズニーがコラボしているだけあって、ダフィーダックとドナルドかピアノを協奏していたりと、アメリカアニメオタクからするとレアなその光景に心躍る。
互いの会社が大きく成長していく中で、著作権争
>>続きを読む

ソドムの市(1975年製作の映画)

3.1

中学生のときに見た思い出。
鬼畜過ぎてわろうてしまいましたわ。
もう一度観ようとは思わないけど、人生の中でこれくらいはっちゃけられたら悔いはないね

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.6

「悪いことしたら自分に返ってくるんだよ」と小さい頃母に叱られていたのは、まさに究極の真理だったのかもしれない。
ライティー・ライト??ドルーグ。

ヴォイツェック(1979年製作の映画)

4.2

ビューヒナーの戯曲を先に読んでいたため、私の中で創り上げられていたヴォイツェックのイメージからすると、キンスキーの顔色が少し良すぎるような気がした。
わがままを言えば、もう少し神経質そうな感じを出すた
>>続きを読む

上海異人娼館/チャイナ・ドール(1981年製作の映画)

4.3

クラウス・キンスキー目当てで観たけれど、出演されている女優さん全員が個性的で独特の艶と色香を放っていて、そこに芸術的なグロテスクさを感じた。
カロリーが高いので、一年に1、2度くらいで満足できる。

ソウ(2004年製作の映画)

5.0

sawと言えばもう、永久に続きそうなくらい長いシリーズでお馴染みだが、一作目を他シリーズと同じものとして観てほしくはない!
と、言うのも、saw2から監督が変わってしまっているために、その後のシリーズ
>>続きを読む

ログアウト(2011年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ドミニクが亡くなったと聞いたとき、シルビアはまるでこの世の終わりかのように泣きじゃくった。
散々ドミニクに自殺を勧めていたのは自分なのに。
ここに違和感を感じないだろうか。
そのシーンを少し考えてみる
>>続きを読む

ベニスに死す(1971年製作の映画)

5.0

作中でしばし友人のアルフレッドと芸術について言い合いになっていたが、アルフレッドが激情的な芸術家であれば、アッシェンバッハはその対象であった。
アッシェンバッハは燃え上がる炎のような情熱的で力強い美で
>>続きを読む

カリガリ博士(1920年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

最終的に全てフランシスの妄想だったのか!素晴らしい大どんでん返しだ!
で、終わってしまったらそこで思考停止しているのだろう。
結果論を言えば多分それは罠だ。
この映画を見たどれ程の人々が、フランシスの
>>続きを読む

誰よりも狙われた男(2014年製作の映画)

-

これを観たのは中学一年生の頃。
学校をズル休みして一人で行った、片道電車で20分程のミニシアターでの事。
小さな手売りのチケット売り場にいた眼鏡のお兄さんに感想を聞かれて、「なんかよくわからなかったけ
>>続きを読む