OKkynさんの映画レビュー・感想・評価

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異人たち(2023年製作の映画)

4.0

不思議な映画だった。
みてるときは、痛く苦しいんだけど,あとから思い返すと、あかるくて、あたたかい光やぬくもりに包まれているかのような。

ロンドン郊外、窓からの眺めがうつくしい。でもどこか遠くから見
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RHEINGOLD ラインゴールド(2022年製作の映画)

3.3

ギャングスターラッパーのサクセスストーリーを描いた音楽映画……かと思いきや音楽要素は少なめ。ファティ・アキンらしい民族と移民問題が根底にある、だんだんエスカレートしていく犯罪を娯楽的に描いている。でも>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

クリントイーストウッド的アメリカの正義感じゃなく原爆を描く映画がようやくでてきたんだなということが感慨深かった。

この映画でも描かれていたようにヒトラーをゆるしたドイツって、政治とか裁判とかは別に、
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

画面が暗い、なんも見えないと思ったが、あれこそ開拓時代の闇の深さなのだとだんだんんわかってきた。

フロンティアスピリット。一攫千金を狙う男たちがつくるドーナツ、そしてファーストカウとの交流。

途中
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.1

いやー、嫌いじゃないと認識したアリアスター! 精神煩いぎみのわたし3時間なんでたえれないかもと思っていたら.それをかなり疾患エンタメにしてたんだろね、ミッドサマー同様、しゃーねーなーつきあってやるかみ>>続きを読む

季節のはざまで デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

3.0

初見ダニエル・シュミット。
夢の中のような作品だと思ったら、監督の自伝的要素が強いとのこと。

随分昔の作品かと思ったらなんと1991年。監督51歳。一番印象に残ったのが、歌姫(というには年取りすぎて
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.5

コリンファース祭り。やっぱマシューボーンの映画は二重三重の入れ子になっているなあ。スーツのコリンはやっぱりかっこいい。

ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

3.5

コリンファースみたさ。若い。もみあげ長い。モンティパイソンメンバーにいそう。

英国式庭園殺人事件(1982年製作の映画)

3.8

壮大なモンティパイソン。匂わせておいて肝心な証拠はなにもない殺人事件。マイケル・ナイマンによる音楽の躍動感すごき。

ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

3.7

バス・ドゥヴォス2作品目。
今度はずっと夜。でもなんか毛布に包まれているかのベルベットな肌触り。地下鉄で寝過ごして家に帰るまでの一夜の話。主人公はブリュッセルに暮らす移民の女性。すごい寒そうなんだけど
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プロスペローの本(1991年製作の映画)

4.1

ピーター・グリーナウェイ
いやあすごい。シェイクスピアの言葉と、グリーナウェイのやりたい放題があわさるとこんなことになるのか。頭がぐわんぐわんしている。

頭をかきまわされた
すべてを理解はできない
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.8

リュックベッソン。あれ、フランス語じゃないと思ったらアメリカのかなりいなか、ニュージャージーが舞台。神を信じたけど、神には信じてもらえなかったダグラスのはなしは、痛いけど、美しくて、壮絶で、とっても悲>>続きを読む

リオ・ブラボー(1959年製作の映画)

3.5

エリセの「瞳をとじて」で、「僕たちの好きな歌」として海辺でギターポロポロ弾きながら歌っていたシーンがあまりにもよくて、「僕たちの好きな」=エリセの好きな世界観を体験してみたくて。

結果、ようわからな
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ポップな娯楽スパイ映画。役柄上はさえないおっさんだけど、スクリーンであんなキレッキレのサム・ロックウェル見たのは初めて。結果、大満足です。

マシューボーンは、キングスマンのコリン・ファースしかり、か
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

4.0

労働者三部作、1988年制作。
めちゃハードボイルドで不条理、だけど相変わらず愛とか、友情とか、どん底にいても少しだけどこか希望がもてる。北から流れ着いたまちで、労働者たちとラジオを鳴らしながらキャデ
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キングスマン(2015年製作の映画)

3.5

アーガイルの予習。コリン・ファース見たさで。コリンは死んだのか? 戦闘シーンにポップな音楽つかうのが今っぽい。

Here(2023年製作の映画)

4.5

だいぶ長い余韻。映画館をでるときは、ニマニマしながら直後の余韻を噛み締めてたけど、その後も続く。見終わったあと、頭が痺れるようか感覚とともに、いま自分の見ている風景が変わる映画。

知っている風景はで
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テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

3.8

初見。リドリースコット作のフェミ映画であり、見終わった後スッキリする! という感想を目にして鑑賞したが、えーちっともすっきりしない、むしろもやもや。

映画的にはレベル高いのはわかる。ふたりが抱えてい
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

-

賛否両論映画、わたし「女王陛下のお気に入り」は怖っという感想しか持てなかったし「ロブスター」も好きではないので、きっとこの映画もダメ派だと思ってたけど、あら意外、いけるクチでした。

最初の音楽、部屋
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

スターたちの共演具合もすごいんだけど、10日前になっても曲ができてないとか、スターたち一仕事終えてきた夜半過ぎからレコーディングスタートとか、だれが来るかわからないとか、半ギレしてるクインシーとか、自>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.0

ふるえた! 2回目にしてようやく。見終えた後の放心状態ったら(ようやく)。1回目は話の筋を追うので精一杯だったのかな。わたしにしてはめずらしい。じつは今回スクリーンで初めて見た「ミツバチのささやき」も>>続きを読む

ストップ・メイキング・センス(1984年製作の映画)

-

もちろんいい!
かっこいい。が、はたしてIMAXであった必要があったかは疑問。通常の上映でもよかったかなー、わたしには。

コンサート・フォー・ジョージ(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ようやく。下高井戸シネマにて。見れてよかったー。この没入感。何度泣きそうになったことか。みんなの開いている感じ。いないのに、存在を感じる絶対感。

息子ダニー、ジョージの遺伝子強すぎでしょ。そこにいる
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さらば青春の光(1979年製作の映画)

-

モッズ対ロッカーズ。
原題のquadrophoenixは、the whoのアルバムで、四重人格。なんでこの名前になったのか。

モッズって.単なるスタイルかとおもってたら、こんなにものこじらせ(かなり
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枯れ葉(2023年製作の映画)

-

カウリスマキの変わらない、底辺で暮らす人たちとよりそう目線、いつまでたっても変わらない不良おやじと無骨さとユーモア。
ウクライナの不穏なニュースが流れ、不当解雇にあったり、アル中だったり、事故にあった
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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ていねいに生活する。
こういう人、まわりにいすぎて、いまさら感めちゃあり。使用されてる音楽のすべてがいいのだけど、え、なんで字幕がないの?(同じように日常に大切さを見出すカウリスマキ「枯れ葉」にはあた
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

-

みにつまされる話し。

さやさんと、有楽町でみた。

自分探し、といったらいいのか悪いのか、なにものにかはなりたいけど、それをつかみきれず、もやもやとしながら生きる女性の数年間の話し。

よくわかると
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