ディカプリオ主演の『レヴェナント』を観た。全くの実話ではないが、実話を元に描かれている。
本作で映し出される大自然が美しい。
その自然と共に生きてきた先住民を追い立て搾取した西部開拓時代の物語である。>>続きを読む
Amazonプライムで視聴した。
監督のトラヴィス・ナイトはアメリカ人である。アメリカ人が作った日本が舞台の映画となると、期待はできない。しかし、本作は評判が良い。高評価の理由を知りたくて本作を視聴し>>続きを読む
2015年公開の恋愛映画である。本作の評価は賛否両論あるようだが、私の評価は高い。なぜなら、フィクションだからこそ描ける真実性があり、本作はその真実を表現できていると思うからだ。
人は誰しも死を恐れる>>続きを読む
2017年にアメリカで公開、2019年に日本で公開された本作は、イラク戦争に向かうアメリカで真実の報道に奔走した記者たちを描いた作品である。
監督は『スタンド・バイミー』、『最高の人生の見つけ方』のロ>>続きを読む
モヤモヤしたものが残る作品。
いい意味のモヤモヤが残る映画がある。考えさせられる映画がそれだ。
しかし、本作は何か気持ちの悪いモヤモヤが残った。そのために星3つ。
このモヤモヤは何だろう。
司法という>>続きを読む
昔、見た記憶があるが名作と呼ばれる理由がいまひとつ分からなかった。その理由が知りたくて再び観た。
マーティン・スコセッシ監督、ロバート・デ・ニーロ主演の本作は、ベトナム戦争帰還兵の鬱屈した心理を描いて>>続きを読む
スティーブ・ジョブズの半生を描いた本作だが、彼の人間性や心理、創造力を描けているかは疑問。
スティーブ・ジョブズに関して特に新しい発見もなかった。
しかし、本作を観てスティーブ・ジョブズは案外小心者だ>>続きを読む
初代ゴジラを初めて観た。
昭和29年に公開のこの映画は何であったか。ゴジラとは何なのか。そんな疑問から本作を観た。
この映画は戦争映画であった。また、水爆実験への抗議というメッセージが込められていた。>>続きを読む
2005年公開の映画。撮影は2004年頃に行われたのではないか。キアヌ・リーヴスが40歳頃の作品。キリスト教の知識があればより楽しめるような気がするが、知識がなくてもストーリーは楽しめる。
キリスト教>>続きを読む
昔はコロンビア麻薬カルテルが世界を牛耳っていた。当時の流通はアメリカが管理できる範囲であった。しかし、メキシコ麻薬カルテルが台頭してからは、管理できない状態になっていた。
メキシコカルテルを潰したいア>>続きを読む
『ダイナー』が思いのほか面白かったので、蜷川実花監督の他の映画を観たくなって、本作品を観た。
ストーリー展開が面白い訳ではない。メッセージ性があるわけでもない。あるのかもしれないが、読み取ろうという姿>>続きを読む
クリント・イーストウッド監督。
内容のある良い作品だった。
実話をもとにした作品であることは知っていた。そのパイロットについて知りたかった。
そして本作は見事にそれを描いていた。
ハドソン川への不時着>>続きを読む
2015年公開の『日本のいちばん長い日』を観た。
1967年公開の方では仮名を使わざるを得なかったところが実名になっていたりと、さらに史実に近くなっているのかもしれない。
しかし、なぜだろうか。古い方>>続きを読む
本作は、半藤一利著『日本のいちばん長い日』を映画化したものである。
1945年8月14日にポツダム宣言を受諾することを決めてから翌8月15日正午の玉音放送までの長い長い一日を綴ったものである。
映像の>>続きを読む
太平洋戦争で沖縄は「捨て石」にされた。
戦後は日本の領土でさえなくなった。
やがて沖縄は日本に返還された。
しかし、米軍基地は残った。
なぜ米軍基地が沖縄にあるのか。
そのルーツは昭和天皇である。
昭>>続きを読む
面白かった。フィクションだから安心して楽しめる。
凄惨な殺しのシーンが連発だが映像が美しい。音楽も良い。そのコントラストがこの映画の価値を増幅させる。見た目や香りで料理の価値が増幅するように。
「望>>続きを読む
思いのほか面白かった。
その理由は事実をもとに描かれているためかもしれない。
美術コレクターの富豪が、実はナチスの虐殺に関わっていた。彼を告発しようとした人間は過去にもいたが、いずれもキャリアを失うと>>続きを読む
1970年11月25日に三島は割腹自殺をした。2020年は三島の没後50年ということで、本屋でも三島フェアが行われていた。
そのこともあってか、三島由紀夫に興味が湧いて本作品を観た。
三島由紀夫とは何>>続きを読む
金と暴力が好きなのがアメリカだと思っている。その昔、エコノミックアニマルと揶揄された日本だが、それは揶揄した方が金に目がないことを露呈したのだと思っている。
そして本作は、アメリカの大企業が札束で住民>>続きを読む
インド・ヒマラヤ山脈にあるメルー峰に挑む登山家のドキュメンタリーである。
ドキュメンタリー映画は嫌いではない。
映画を観る側に解釈の多くが任されているからだ。
本作品も見る人毎に受ける印象は様々だろう>>続きを読む
本作を調べてみると1968年が舞台とのこと。
そして、リ・アンソンにはモデルとなった実在の人物がいたが既に故人となっている。
若者が皆、体を張っているのが良い。昨今の若者は頭でっかちな印象を受ける。ま>>続きを読む
久しぶりにマット・デイモンを観た。歳を取ったが、かっこいい。なんと言ってもジェイソン・ボーンが圧倒的に強い。頭も良い。
主人公の設定にマット・デイモンのキャラクターがピタッとはまったのが、本シリーズが>>続きを読む
今更ながら観た。
面白い。
面白いという話を聞いていたが、面白い。
緻密に張り巡らされた伏線。
ドンデン返しの伏線の回収。
調べてみると、制作秘話もたくさんあるらしい。
何回も観たいと思う映画だ。
コロナ禍にあって観た作品。
深作欣二監督、木村大作撮影の巨額の資金をかけて撮られた映画。1980年公開。
日本映画とは思えないほど外国人俳優が出演し英語の台詞も多い。
調べてみれば本当に南極で撮影した>>続きを読む
何とも言い難い映画。ということは良い映画だ。この作品は何を描いているのか、クリント・イーストウッドは何を描きたかったのかを考えさせられるからだ。
いやむしろクリント・イーストウッド監督だからこそ、それ>>続きを読む
チェスの世界チャンピョンであるボビー・フィッシャーの名前は聞いたことがあった。その彼を描いた作品であることに興味を持ち、この映画を観た。
まず、実話であるところが良い。最後に実際のボビー・フィッシャー>>続きを読む
昔、観たいと思いながら見逃していた本作品を観た。
よくできた映画だった。
痴漢、冤罪、警察、検察、弁護士、裁判、裁判官などなど、普通に暮らしていたらあまり出会わない事柄や人について、知ることができたり>>続きを読む
デジタルリマイスター版は画質が良い。
制作企画にシナノ企画、脚本は橋本忍と山田洋次。丹波哲郎、森田健作、笠智衆、緒形拳など、俳優陣も豪華だ。
「親子の宿命からは逃れられない」との最後のテロップは意味が>>続きを読む
自分の殻に閉じこもるのは簡単だ。「ノー」と言い続ければ良い。友人の誘いも仕事のチャンスも「ノー」の一言で現状維持だ。いや、それは現状維持という名の後退かもしれないが。
ジム・キャリー演じる主人公はある>>続きを読む
難解で有名な作品だそうだが、確かに難解だった。というのは、カラー映像が時間の逆行、モノクロ映像が順行というように時系列が交差しているからだ。
主人公は健忘症の男。忘れてしまうから、過去のことを覚えてい>>続きを読む
塚本晋也監督・主演の『野火』を観た。
戦争ほど悲惨なものはない。
戦争ほど残酷なものはない。
人の命が虫ケラのように扱われる戦争。
そして、人の精神を崩壊させる戦争。
さらに、生き残った人をも苦しめる>>続きを読む
この映画を選んだのは、短めの映画を観たかったからで深い理由はないが、観てみたから最高の映画だった。
知的で真面目な庶民のモーガン・フリーマンと、金持ちで破天荒のジャック・ニコルソンというキャスティング>>続きを読む
普段はアニメは観ないが気紛れで観た。
面白かった。
アメリカは人種のるつぼだから、普遍的なメッセージ性を持った映画が出てくるのかしら。「人間誰しも孤独は嫌だよね」とか「人間誰しも克服すべきは価値観のね>>続きを読む
古き良き日本映画。
黒澤明の助監督をつとめた監督と、黒澤組スタッフによって作られた黒澤明脚本の映画。殿様役は三船敏郎の息子。
良い映画だが、もう少し含蓄のあるメッセージを含んでいたら良かった。
監督:ジョディ・フォスター
主演:ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツ
これらの名前から期待するほどの内容ではない。90分ほどの作品のため人間描写が浅く、入り込めない。お金というモンスターを描きき>>続きを読む
2008年公開の映画。
邦画が観たくなって気まぐれで観てしまった。
ストーリーが単純なので、あまり考えずに気楽に観られる。悪く言えば、メッセージ性が無くて内容が薄い。
あえて言えば「境目がわからなかっ>>続きを読む