鳩摩羅什さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

鳩摩羅什

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ザ・ファイター(2010年製作の映画)

3.5

録画しておいたものを観た。
元プロボクサーのミッキー・ウォード(1965-)の自伝をもとにした作品。演じるのはマーク・ウォールバーグ。その鍛えた体はボクサーを演じるには十分だ。ミッキーの兄ディッキー・
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ブラッド・スローン(2016年製作の映画)

4.5

面白かった。原題の『Shot Caller』は「リーダー」のスラングで、邦題の『ブラッド・スローン』は「血の王位」の意味。
札付きのワルが集まる刑務所。そこには独自のルールがあり、それを守らなければ命
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どら平太(2000年製作の映画)

3.5

2000年公開の『どら平太』は市川崑監督の時代劇。主役は役所広司(撮影時43歳)が演じる町奉行・望月小平太。本作で珍しく殺陣を観せている。脇を固めるのは、片岡鶴太郎、宇崎竜童、大滝秀治、石倉三郎、石橋>>続きを読む

エリジウム(2013年製作の映画)

4.0

キャスティングが豪華でもつまらない作品はいくらでもある。特にSFモノはストーリーや映像を作り込まないと、極端に安っぽくなる。
その上で本作は、マット・デイモンとジョディー・フォスターなら駄作でもいいや
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スプリンターズ 7人の自分(2018年製作の映画)

1.0

なんとなく観始めてしまったが、終盤に行くほど後悔する。B級映画の代表のような作品。75分と短いのが救いだ。
序盤から何が起きているのか分からない混乱の中で話が進む。それは主人公も同じで、それゆえ主人公
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世界で一番ゴッホを描いた男(2016年製作の映画)

4.0

作為的なフィクションに飽きているせいか、たまにドキュメンタリー映画を観ると面白い。
本作は、中国の油画村で20年間ゴッホを描き続けた男の話。ゴッホを尊敬し、少しでも彼に近づきたいと思いながら複製画を描
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マッドマックス(1979年製作の映画)

3.0

1979年公開の『マッドマックス』。主演のメル・ギブソン(1956-)は当時23歳。本作で一躍スターダムにのし上がった。
「40年以上前の映画だが全く古さを感じない」というような作品ではない。相応に古
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関ヶ原(2017年製作の映画)

2.5

役所広司の凄さがよく分かる作品。本作に限らず彼の台詞ははっきり聞こえる。言葉が立っている感じがするのだ。
『映画を早送りで観る人たち』(稲田豊史著)が増えているそうだ。この現象に対処する手立ては、
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博士と狂人(2018年製作の映画)

4.5

本作は英国ジャーナリストのサイモン・ウィンチェスターが著した『博士と狂人』を映画化したもので、『オックスフォード英語辞典』編纂の物語である。
監督のP・B・シェムランは、『アポカリプト』で脚本を書いた
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アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.5

評価が高かったのとキャスティングが良さそうだったので観た。ゲームの世界を映画化した作品であることは後から知った。
「uncharted」は「海図にない」の意味で、まさに海図には載っていないお宝を探す本
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激流(1994年製作の映画)

3.5

録画しておいたものをようやく観た。
1994年公開の本作。めちゃくちゃ面白いわけではないが、悪くない。監督は後に『L.A.コンフィデンシャル』を撮るカーティス・ハンソン。
善人と悪人が一緒に川を下る話
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ブレイク(2020年製作の映画)

4.0

ビリヤードの一種であるスヌーカーはイギリスで人気があるらしい。近年はタイや中国でも流行っているらしいが、私は知らなかった。
いやしかし、本作の中心はスヌーカーではなく、父子の物語にある。父親から期待さ
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

1.0

コーヒーを飲みながらタバコを吸いながら会話をする。ただそれだけの作品。コレを面白いとかオシャレとか言うのが映画通なのかもしれないが、率直に言う。面白くない。
ケイト・ブランシェットのかっこよさが再発見
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ドローン・オブ・ウォー(2014年製作の映画)

4.0

遠隔操作で現地に行かずに爆撃ができる無人攻撃機ドローン。人工衛星を介して通信を行う高度な技術だ。
アメリカ空軍のパイロットはドローンを操作し、アフガニスタンを爆撃する。その仕事に疑問を持ち、現地へ派遣
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AK-47 最強の銃 誕生の秘密(2020年製作の映画)

3.0

ソ連に興味がある。ソ連とはどんな国だったのか。当時のソ連国民はどんな雰囲気だったのか。こういったことは書物では分かりにくい。ゆえに、映画が有効だ。
本作はAK-47を開発したカラシニコフ氏の半生を描い
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キラー・エリート(2011年製作の映画)

2.5

豪華キャスティングかつ実話ものとのことで期待して観た。
主演はジェイソン・ステイサム。脇を固めるのはロバート・デ・ニーロとクライヴ・オーウェン。『プリズン・ブレイク』で有名になったドミニク・パーセルも
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キングダム見えざる敵(2007年製作の映画)

4.0

だいぶ前に録画しておいたものをようやく観た。なかなか良くできた作品。フィクションではあるが実際の事件に着想を得たとのこと。
舞台はサウジアラビア王国。つまり、キングダムだ。同じ国の同じ民族でも、その思
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ジオストーム(2017年製作の映画)

3.5

地学モノであり宇宙モノのSF映画。地学の知識があった方が楽しめる。人工衛星を大量に打ち上げて異常気象をコントロールするという話なのだが、ここが理解できないと全体がピンと来ないかもしれない。
主演のジェ
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アンロック/陰謀のコード(2017年製作の映画)

2.5

録画しておいたものを観た。
オーランド・ブルームやマイケル・ダグラス、ジョン・マルコビッチなど有名どころをキャスティングした本作。タイトルのunlockedは「開錠する」の意味が転じて「白状させる」の
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ソードフィッシュ(2001年製作の映画)

4.0

2001年公開の本作は、昔に観て面白かった印象があったが細かいところは忘れていた。
今回改めて観て気付いたのは、そのキャスティングの豪華さである。撮影が2000年だとすると、ジョン・トラボルタが46才
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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

4.0

第1作(1996年):スパイリスト
第2作(2000年):キメラウイルス
第3作(2006年):ラビットフット
と来て、シリーズ第4作のテーマは核兵器だ。副題は、組織をゴーストとするプロトコル(規定)
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キング・オブ・シーヴズ(2018年製作の映画)

3.0

2015年にロンドンで起きた窃盗事件を映画化したのが本作『King of Thieves』。thievesはthief(泥棒)の複数形だからタイトルは「泥棒王」という意味である。この事件の首謀者ブライ>>続きを読む

ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

4.5

シリーズ一作目は上司の、二作目は同僚の背信があったが、本作はそれらを総合したようなストーリーである。
ハラハラドキドキの展開に引き込まれる。スピード感のある展開の中で登場人物のキャラクターを表現できた
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パーフェクト・ゲッタウェイ(2009年製作の映画)

2.5

録画しておいたものを観た。
推理小説で言う叙述トリックのような作品。面白くなかったわけではないが、後味が良くないのはなぜだろうか。登場人物の人間性がはっきりしないためだろうか。新婚夫婦を殺害した動機が
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クイック&デッド(1995年製作の映画)

3.0

1995年公開の西部劇。撮影は1994年頃か。西部劇にはあまり興味がないが、そのキャスティングで観たくなった。
シャロン・ストーン(36才)
ジーン・ハックマン(64才)
ラッセル・クロウ(30才)
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

1970年代のアメリカ。60年代の公民権運動が終わっても人の心はすぐには変わらない。人種差別の火種はいまだ燻っていた。白人至上主義を掲げるKKKは黒人を、黒人解放を掲げるブラックパンサー党は白人を憎み>>続きを読む

エージェント・マロリー(2011年製作の映画)

2.5

元格闘家のジーナ・カラーノ主演のアクション映画。脇を固めるのは、マイケル・ダグラス、アントニオ・バンデラス、ユアン・マクレガーと豪華な顔ぶれだが、これらビッグネームの出番は少ない。彼らを脇に置いて主役>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.0

『ジョン・ウィック』第3作を観た。このシリーズは音楽の使い方がうまい。音楽は観る者を引き込む効果がある。
そして本作も相変わらず殺しまくる作品だが、よくもまぁいろんな殺し方を考えるもんだと感心する。生
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フレンチ・ラン(2015年製作の映画)

3.0

録画しておいたものを観た。ツッコミどころはあるが、なかなか面白かった。
体育会系黒人CIA捜査官と文化系白人スリのコンビが事件を解決するという筋が面白い。利用された女性運動家も美人だ。妙なロマンスを入
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

4.0

『ジョン・ウィック』シリーズの2作目はアクションシーンが過激さを増し、前作以上にバンバン撃ちまくり殺していく。
このシリーズは裏社会の世界観の描き方が優れており、本作は前作以上に丁寧に描き込まれている
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

4.0

2000年公開の本作のテーマは「キメラ」と呼ばれる死のウイルス。それをばら撒き特効薬で儲けようとする設定は、コロナを経験した今リアリティーを増す。
ロマンスありアクションありカーチェイスありのフルコー
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

4.5

凄い作品。タイムトラベルものでは最高峰ではないか。
結末に向けての伏線は最初から巧妙に張りめぐらされている。そのため一度観ただけでは回収しきれないかもしれないが、複数回観ても惜しくない。というか、この
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

4.0

久しぶりに本作が観たくなった。公開は26年前。時の経つのは早いもんだ。本作から始まる『ミッション・インポッシブル』シリーズや主演のトム・クルーズの息の長さに驚く。
1991年のソ連崩壊によってインター
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ボーン・コレクター(1999年製作の映画)

4.0

1999年公開の本作は、デンゼル・ワシントンとアンジェリーナ・ジョリーの豪華なダブル主演。同年公開の『ザ・ハリケーン』の主演でいくつかの賞を取ったデンゼル・ワシントンは、本作でも冴えた演技を見せている>>続きを読む

ニキータ(1990年製作の映画)

4.0

リュック・ベッソン監督の出世作『ニキータ』を初めて観た。30年前の作品であることに驚く。確かに面白い。が、傑作とは思わない。
1993年にはブリジット・フォンダ主演『アサシン』というタイトルで早くもハ
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ザ・コア(2003年製作の映画)

2.5

宇宙SFが多い中で本作は珍しい地学もの。地球磁場は外核の液体金属が流動することで生じていて、この流動がなくなれば、磁場もなくなり地球が存続できなくなる。
本作は止まってしまったこの流動を再び引き起こす
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