おおきさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

おおき

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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.7

素晴らしい内容だった。特にタイムトラベル系でこんなに面白いと思ったのはBTTF以来。
時代設定も60年代の外観、人々の服など全てが完璧に表されていて、見るものまでもまるでタイムトラベルしたような気持ち
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硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

4.4

二ノ宮の演技素晴らしい、自然体なのに躍動感もあり、見るものを魅了する。
イーストウッド作品はハズレがないことを証明させられる一本でした。
できれば、この映画は映画館で見て、スケールの大きさを感じたかっ
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チャップリンの殺人狂時代(1947年製作の映画)

4.8

傑作でした。今回チャップリン作品を見るまではチャップリンは「独裁者」で有名な喜劇王だと思っていました。今作はその喜劇王的一面だけでなく、監督チャップリンとしてどのようなメッセージを私たちに伝えたいかが>>続きを読む

キャリー(1976年製作の映画)

4.3

カルト映画は見るものを魅了する何かがあると僕は思っています。今作も強烈なシーンがいくつもあり、エクソシストとはまた異なるメッセージ性がありました。キリスト教とホラーはやはり秀作ができやすいのでしょうか>>続きを読む

ガタカ(1997年製作の映画)

4.7

素晴らしくよく出来ている映画だった。ストーリ、演出、演技、すべてが非常にうまくまとまっていた。もう一度見たいと思った。
ストーリーは近未来社会で、人の能力を科学技術によって生まれる前から選択できるとい
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震える舌(1980年製作の映画)

4.2

怖すぎる。ホラーともサスペンスとも違う異様な雰囲気を醸し出しており、悍ましさがあった。今まで見た日本映画とは一線を画していた。
映画はある団地に住む3人の家族の物語で、ある日いつものように、3人で食卓
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.8

なんて悲しい映画だ。今までにも戦争系の映画は見て、様々な戦争の恐ろしさを見てきたが、今作品もまた違う戦争の脅威を知ることができた。
ある1人のユダヤ人のピアニストが戦争の中、生き抜くというストーリーと
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市民ケーン(1941年製作の映画)

4.8

この作品もまたオールドフィルムの傑作に入ってくるでしょう。この当時の他の作品とは全く異なるテイストなのが、より一層この映画を引き立てていると思う。
ストーリーはある1人の新聞会社を経営している社長が急
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セッション(2014年製作の映画)

4.7

かなり前に見たことあり、今回2回目の視聴。やっぱり2回目は面白さ倍増。終始釘づけでした。
ストーリーは名門音大にドラム奏者として入った男子生徒の話で、指揮する先生の狂乱的指導のもと、自分の演奏スキルを
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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

5.0

ダサかっこいいとはこういうことか、と知らされる映画でした。今作もよかった。キャラひとりひとりかっこよさがあり、チルれる映画です。
ストーリーは1人の売春をビジネスにしている男から始まる。彼はある日、新
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ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

4.2

これは怖すぎる。悪夢を見ているのと同じ体験をしているようだった。特に後半からエンディングにかけてはジェットコースター。
ある1人の男は電車に乗るためにホームで待っていた。その男は常に自分が誰かから追わ
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.8

ロックを感じられる映画とはなんと贅沢な作品でしょう。最近流行りの音楽はどうも…って感じている人にはこの映画は必ず刺さると思います。
主人公のデューイはミュージシャンなのだが、アーティストとしての成功は
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.2

非常にユーモアある映画だった。ホラー映画を見る気持ちで、映画館に見に行ったのだが、期待を大きく裏切られたが、それでもかなり楽しめるほど、内容が多くあった。
主人公は、厩舎経営を行う黒人家族の息子。彼の
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パレードへようこそ(2014年製作の映画)

4.2

炭鉱とLGBTの人々の関係性に感動。既存の制度を変えるため、不当な扱いを払拭するため、彼らの奮闘する姿は誰が見ても心揺るがされるだろう。
1980年代のイギリス。あるLGBTコミュニティが自分達が置か
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

4.4

かなりスリリング。僕はテニスを嗜んでいた身だが、テニスの1点の重みを感じるような緊張感が映画全体にあった。
主人公のビリー・ジーン・キングは1970年代の女子で負けなしと言われるほど最強であった。ある
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ズーム/見えない参加者(2020年製作の映画)

3.5

現代のホラーはなんでもするんだなぁ、て思いました。
この映画の舞台はオンラインテレビ電話。コロナウイルスの影響でオンライン交霊会を開くこととなった。参加者の誰も交霊会をオンラインで行ったことはなかった
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ボウリング・フォー・コロンバイン(2002年製作の映画)

4.8

マイケルムーア最高です。彼の鋭い観点が社会に突き刺さっている感じ、ドキュメンタリーだからこその魅力なような気がします。
今回のテーマはアメリカの銃について。アメリカは多く面で、世界各国をリードする立ち
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.7

めっちゃかっこいいのと怖いのが融合した作品でした。人の歓心と金を得るためだけに執着すると、人はどのようになるのかをこの映画は非常に上手く描かれています。
ある男は強奪を繰り返しながら、日々の生活をやり
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ヴィジット(2015年製作の映画)

4.0

今作もヘレディタリー継承と同じく、ホラー以上にホラーでした。怖いけど、次のシーンが気になってしまう。
ある2人の姉と弟が長い休みの間、母の実家に訪れ、一緒に過ごすという物語。彼らは久しぶりに会ったおじ
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.5

この映画は特に日本人にぜひ見てほしいです。少子高齢化が急速に進んでいるからこそ、僕たち若い世代は年老いると何が起こるのか、知る必要があると思います。
物語は後期高齢者の男性を中心に語られる。彼は彼の娘
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.4

迫力ありすぎ。バレーに全く興味がない僕でも驚かされるほど、プロの世界の厳しさ、また、トップになることの苦しさを学びました。これらはどの場所でも起こりうることだとは思いますが、芸術の分野ではそれらの競争>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.8

全てのシーンが素晴らしい。ファイトシーンがかっこいいのはもちろんのこと、彼らの社会に対しての反骨精神が全面に剥き出しになっていて、スカッとします。
ある1人の会社員が自分の仕事、生活、人生、全てに飽き
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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

4.7

これは考えさせられる。男性がどのように女性を見ているのかが女性の視点から上手く描かれている。
ある17歳の高校生が思い当たる節もなく、妊娠していることがわかる。羞恥心や罪悪感などにより、彼女はそのこと
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.0

アメリカの内陸部の一面を知ることができるでしょう。現在でも根強い民族宗教や、野鹿などを射止め、生活をしている人など。また、アメリカと言えばの移民なども重なり、非常に勉強になります。
あるアメリカの雪国
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.9

これは傑作!!!シンプルに感動。
4人家族のうち父、母、兄の3人がろう者の家族の物語である。彼らは、漁師をしながら生活を養っているのだが、仲介業者などに取引を上手くまとめられている。また、彼らがろう者
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ロープ(1948年製作の映画)

4.0

一部屋だけで完結する舞台なのに、そう感じさせないテーマ性、撮影の仕方、技巧が張り巡らされています。
2人の男が1人の男を絞殺する。彼らはその後、何人かの人を家に招き、パーティを催そうとしていた。彼らは
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ミスト(2007年製作の映画)

4.0

これは面白すぎる!僕的にはスティーブン・スピルバーグの宇宙戦争よりも良かったです。
ある日、町に深い霧が立ち込める。町中は霧に包まれる中、ある親子は買い出しのためスーパーに入る。店の中の皆、今まで体験
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サイド・エフェクト(2013年製作の映画)

4.0

人の復讐がいかに恐ろしいものか、を上手く表していた。
1人の弁護士がある殺人事件に関与し、その事件から、彼に対してのサイド・エフェクトが起き始める。
さすがスティーブン・ソダーバーグ。全てのシーンが際
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.0

こんなホラー初めてみた。もしかしたら、普通のホラー映画よりホラーかもしれない。
この映画はある奇妙な家で起こる出来事を描いている。その日、兄妹2人は学校のパーティに向かって車を走らせている。
この映画
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.0

ダークユーモアが多く、それも非常に緻密で、僕の知識不足で笑えないシーンも所々ありましたが、キューブリックの最高傑作の1つだと思います。
この映画はある戦争中の各国のリーダーや陸軍、また今から戦地に向か
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コンプライアンス 服従の心理(2012年製作の映画)

4.0

マインドコンロール怖さ、人がどれほど簡単に赤の他人に操られていくのかがわかる映画だ。
ある1日のハンバーガーショップで働く1人の女性アルバイトに起こった、とても奇妙で、信じられない事件である。
この映
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ダウト 〜あるカトリック学校で〜(2008年製作の映画)

4.0

この映画もなかなか難しい映画でした。あるカトリックの学校の話で、その学校の校長のシスターの周りに起こる出来事についてが映画のストーリーラインになっている。演者全員の迫真の演技は圧巻でした。ですがタイト>>続きを読む

マネーボール(2011年製作の映画)

4.5

素晴らしい!!!42みたいな映画かな、と思ってみたら全く違うジャンルで、どちらかというとbig shortぽかったです。運用資金が他の球団より遥かに少ないチームのgeneral managerの話。>>続きを読む

ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.0

これもまた新しいジャンルの映画でした。題名に書いてあるジョン・エフ・ドノヴァンはすでに死んでいて、彼の死の真相を握っている男性が記者からインタビューを受けるという、形の映画となっています。話し合いが全>>続きを読む

マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.5

なかなか楽しむのに苦労した映画でした。今までBLジャンルは見たことはあったのですが、今作は他の作品と違い、感情表現があまり表されていなかったため、その言葉以上のものを取るのに、時間がかかりました。
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永遠に美しく…(1992年製作の映画)

4.0

女性の美への執着心が見事に描かれた映画でした。1人の中年の女優がいて、彼女は自分が日々老いているのをなんとか止めたい、と願っていた。そんなある日、あるパーティで若い頃の女優仲間と出会い、なんと彼女のほ>>続きを読む