satoさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.3

多数のfilmarksユーザーさんのベストムービーにランクインしてるのが納得できるくらい、晴れやかで力に満ちた作品だった…。
劇中で不慮の問題が次々に起こっても、最終的に力を合わせて会場に向かう決心を
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.7

観てる途中一方的過ぎたり、「はっきりしたらいいのに」と思うことが何度かあったくらい嫌な人間臭さがある映画だった。
けれどそれを嘲笑できるほど自分はテルコたちを批判できないし、全てをバカにできる人も中々
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

有名な高速道路のシーン(another day of sun)以外も、ダンスと演出の全てが綺麗に整ったミュージカル映画だった。
(個人的にはplanetariumが一番好きです。)
その反面、理想を妥
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.7

劇中、やるせない怒りを抱いた人が広告で批判したり、暴力・暴言で自分の感情を露わにしたりと”怒りの矛先"が印象に残った映画だった。
その一方で、オレンジジュースのシーンみたく和解の形で沸いてきた怒りを制
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.7

体が不自由になっていっても力の限り研究を続けた博士と、彼の側にいて見守り続けた夫婦の強い絆が感じられる映画だった。
受難が待ち構えていて、その全てを解決することはできないとしても、目を背けずに向き合い
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

難解なエニグマの解読を成し遂げて、終戦の急速に携わった程の偉業を残した人物なのに、大勢に賞賛されることも評価されることもなく孤独に人生が終わったのが悲しいし虚しかった…。
けれど戦後のコンピューターの
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

3.3

どんな立場になっても娘を大切に思い続けるお父さんがかっこよかった。
ただ刑務所っていう環境と冤罪っていうテーマを取り扱ってるのならもうちょっとそのあたりを現実的に描写してほしかったし、折角いい題材なの
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.6

怪物が跳梁跋扈する不穏な雰囲気の合間合間にコメディっぽい所を入れてたのが、テンポのメリハリがついててよかったと思う。
そして、怪物から娘を救い出すパニックホラーとしての一面以外にも、公害やみたいな社会
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死霊高校(2015年製作の映画)

3.4

他のPOVと比べると、主人公達が閉じ込められた原因や終盤の展開みたいな設定がしっかりしてたとは思う。
ただRECやクローバーフィールドみたくインパクトのあるシーンがそこまでなかったから、それを期待して
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.7

想定してたよりはるかに波瀾万丈な物語だったし、ラストは紆余曲折を経てたのを観てきただけに凄い感動した。
思いがけないことがあっても、折れずに現実と向き合い続けたロージーがとても凜々しかったし、そういう
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奇跡(2011年製作の映画)

3.6

夢を叶えるために奮闘する子供たちが微笑ましかった。自分の子供から電話であんな風に話されたら絶対泣くよ…。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.9

”イマジナリーフレンドのヒトラー”が出てくるだけあって、他の戦争物の映画よりも少しだけコミカルだったし、観ててクスッとなったシーンもあって割と肩を抜いて気楽に観られた気がする。
けれどやっぱり戦時下が
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.2

元々高い評価を受けてるだけあって、勝手にハードルを挙げて観てみたけどそのハードルを余裕で越えるくらい十分に面白かった。
他の方のレビューにも書かれてるみたいに、劇場で観られなかったのが残念なぐらい迫真
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流浪の月(2022年製作の映画)

4.0

映画館から出た後も中々言葉にしづらいくらい心苦しい映画だった…。
演技の面で言えば、言動の隅々に狂的な執着心を滲ませる亮役の横浜流星さんが凄まじかったし、事前に自分が想像していた以上の熱演だったと思う
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空気人形(2009年製作の映画)

3.5

登場人物の大半が何かしらの形で虚しさを抱えていて、自分にも重なる所があったから観ていてちょっと虚しくなった…。
ただ、もともと何も持ってない「代用品」として生まれた主人公が人と関わっていく中で徐々に感
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

3.7

何気ないお盆の一日を描いた作品で、特別な事件は起こらない分出てきた役者さんの自然体な動作が際立ってたと思う。
そして、子を思う母の愛の深さが深い分、作中でのある思惑は少し怖かった。

ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.7

インドのエスニック感とウェスアンダーソン監督特有の朗らかな雰囲気がすごくマッチしてた映画だった。それと物語序盤で仕切りたがる長男や、本人がいないところで内緒話してるとこがめちゃめちゃ兄弟っぽさがででた>>続きを読む

ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

3.9

"グランドブタペストホテル"みたいな色彩感覚とどこかコミカルな台詞回しがあるウェスアンダーソンのアニメなら面白くならないわけがないよな〜ってぐらい面白かった。アッシュかわいい。

夢売るふたり(2012年製作の映画)

3.7

阿部サダヲさんと松たか子さん別々の魅力が冴え渡ってた。特に松たか子さんの言葉を使わずに目力だけで心情を伝えさせる演技が素晴らしかったし、見てて少しゾッとした。

下妻物語(2004年製作の映画)

3.7

「渇き」や「来る」で有名なあの中島哲也監督だからきっとアクの強い作品なんだろうな…、と思ってたのがどうでも良くなるくらい真っ直ぐな青春映画だった。悩みながらもしっかりとした芯がある2人がかっこいい。>>続きを読む

ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.9

顔の見えない相手をお互いに出し抜いていく心理戦が見ていててハラハラしたし、ジャックニコルソンの主演2人を超える癖強な存在感が凄かった。
本家の「インファイナル・アフェア」も見てみたい。

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.6

代わり映えのない毎日が貴重な1日だと改めて気付かされるいい映画だった…。家族との時間は大切にしよ…。
それ以外にもちょっとした変化で、運命が変わったりすることもあるから、物事を選択することの重要性もわ
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

3.7

相変わらず出てくる食べ物が美味しそう。2色のクリスマスケーキでお茶会したい。
そして、自分たちが何気なく口にしている食べ物も、雄大な自然と育てる人たちの努力で生み出されているんだなと再認識できる作品だ
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リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

3.8

やっぱり自然の中での暮らしっていいなあ、自分も暮らしてみたいなあと感じる映画。
出てくる料理がどれも優しそうな味がして美味しさが伝わってくるし、栽培方法の厳しさをしっかりと写してるのも農業の厳しさを十
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アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.8

どんでん返しがあることで気になって鑑賞したけど、まったく想像出来ずに"⁉︎"の連続だった。"アイデンティティー"ってそういうことね…。

トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.6

徐々に明かされていく謎と後半の切迫した展開が良いし、思わずハラハラしながら見てたくらい面白かった。この作品自体小規模で制作された(Wikipedia参照)らしいけど、そんなことがどうでもよくなるくらい>>続きを読む

ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

3.7

サスペンスの中にホラー要素が入ってるところが新鮮だった。"まだ生きているかもしれない"って所にミステリーとホラーの要素を両立できてるのが凄い。あとやっぱり、背後に奥さんがいるシーンがゾッとした。
そし
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.9

前作から10年(劇中でも現実でも)たってるけどいつもの4人は前よりも結束感が高くなってたし、それに加えて癖強のメンバーがいたから前作よりも楽しめたかも。

ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.9

ゾンビ映画があまり得意じゃない自分でも楽しめることができたかも。グロいシーン(血飛沫、内臓とか)がほとんどないおかげで遊園地のアクションシーンに集中できた気がする。
トゥインキーってどこに売ってるんだ
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.0

"圧倒的な臨場感を味わえる"という紹介から気になって視聴した作品。
その紹介の通り、広大な宇宙空間と不安定な無重力体験を感じることができたし、人によっては画面に酔いそう…。

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

4.0

序盤で銭湯で記憶喪失になるところから後半にかけて、"そこでそうなるの?"の伏線回収の連発だった。
香川照之さんは相変わらず演技上手だし、三文役者の役の堺雅人さんもキメるところはちゃんとキマってて最高だ
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禁じられた遊び(1952年製作の映画)

3.9

家族の死や馬に蹴られる事故だったり物語のいたるところに理不尽さがある映画。
けれど、ラストのミシェルとポーレットみたいに、大人も子供も関係なく不条理な物事の前には無力なんだろうな…と感じされた気がする
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WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

4.0

めっっっちゃ爽やかでいい映画だった。
言動は厳しかったりするけど、林業に携わる人間としての信念がある中村林業の人たちはかっこよかったし、これから社会に出る自分としても凄い参考になった。
そして、そんな
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羅生門(1950年製作の映画)

4.3

今から70年ほど昔の映画なのに、自然光を効果的に使用したカメラワークだったり、それぞれの証言によって3人の人となりが変化する展開もあって本当に面白かった。
そして何より、事件の真相や羅生門下の3人の会
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ディヴァイン・フューリー/使者(2019年製作の映画)

3.6

パク・ソジュン演じるヨンフの肉弾戦が迫力があって、少年漫画のバトルシーンみたいで良かった。
そして、悪魔祓いのシーンも悪魔からの反撃や心理的な揺さぶりがあったりして生々しいのがよかった。

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.2

兎に角躊躇なく人を殺める森田剛が凄いし怖い。見ていて気持ち悪くなるし、岡田のあんなシーンと交互で写されてるのが更に不快。
そして原作と比べると、こっちの方が少しは希望はあるラストだったのが少しよかった
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