satoさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.9

一癖も二癖もある大泉洋が縦横無尽に"面白い"ことを仕掛ける姿が格好良かった。
ただ映画の登場人物だとしたら見てて楽しいけれど、一緒に働くのはいろんな意味で難しいし、ついていけなさそう。

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.8

人に害を与える可能性がある以上、規則で縛られるのは当然で、環境の変化に乗り切れなかったと言われればそれまでだと思う。
けれど救ってくれた人達が凋落していくのは見ていてつらいし、これから支えていきたかっ
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.7

ティムバートン特有の浮世離れした世界観とお父さんが歩んできた冒険譚が合わさって最高に面白かったし、その集大成になった最後のシーンは本当に素晴らしかった。

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.8

一度自分はこの映画の原作を観たことがあるけど、小松菜奈ちゃんがまさに原作のあきらそのまんまだった。スゴイ。
ふたりの恋模様だけしゃなくて、あきらなら陸上、店長なら文学みたいに"好きなものとどう向き合っ
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コンジアム(2018年製作の映画)

3.4

他のPOV作品と比べて、固定カメラやドローンみたいな機材が使われていて、メンバーの恐怖心がこっちにまで伝わってくる感じが良かった。
ただ本当に怖かったシーンが後半に集中してたから、それがもう少し多めで
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真実の行方(1996年製作の映画)

3.9

もともとエドワード・ノートンが好きで、演技力が凄まじいということで気になってた映画。
結果から言うと彼が話すシーン事態はそこまで多くなかったのに、その少ないシーンがどれも強く印象に残るくらい際立ってた
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.5

すごいスタイリッシュでカッコいい。
ド派手なカーアクションは勿論、何よりシーンごとに合わせた選曲がぴったりでテンポよくストーリーが進むし、観てて113分があっという間だったくらい面白かった。
視覚的に
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.6

イタリアの原風景だったり徐々に恋に落ちるふたりだったり、兎に角全部が綺麗な映画だった…。
極力人工の光を使ってないおかげで、木の緑や湖の青さみたいな自然の美しさが際立ってたし、すべてのシーンが西洋絵画
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.9

今まで観た映画の中で最高に爽やかな終わり方だった…。あの2人のやりとりの後でコステロの“she"を流すのはずるいと思う。

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.7

原作(呪術廻戦0巻)を読んだ自分からしたら、物語の展開が忠実に再現されてる一方で京都校や他の術師の活躍するシーンがしっかりと補完されてたのが嬉しかった…。
(特にミゲルvs五条戦)
そして夏油はこの時
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.5

斬新な内容だけど、他の人とは少し違う2人の苦悩を丁寧に描いた素敵なラブストーリーだった。
表面上は別人なのに、話し方やその場の感情で同一人物を表現しきった123人の役者さん本当すごい…。

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

めちゃめちゃ面白かった。鑑賞者側からすると音や声しか情報がない分、想像で考えて臨場感が膨らむし、それを逆手に取った後半の展開は流石だと思う。

猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

3.6

ちょっと合わないとこもあったけど
ラストが爽やかなハッピーエンドでよかった。

サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

4.0

最初の展開は"ちょっと苦手かも…"と思ってだけど、主役の2人がかわいかったし、要所要所で出てくる俳句で心情がわかるのも新鮮でよかった。

スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

環境が徐々に変わって、悩んだ末に母の車をパクる所には驚いた。
けど、その一方でなぜか凄い共感できたし、まさに等身大の17歳だなーって感じがした。
そして積極的じゃないけど、絶対にネイディーンを見捨てた
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母なる証明(2009年製作の映画)

3.7

暗闇や雨のシーンが映画の大半を締めてたり、警察や弁護士みたいに真っ当な人があまりいなかったから、終始陰鬱で個人的にはあんまりハマらなかった…。
母のやった事が息子にとって正しいとは思えないし、最後の鍼
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空白(2021年製作の映画)

3.9

精神的に凄く疲れた…。
添田さんにしろ草加部さんにしろ、根底は親心や親切心みたいな真っ当な考えの元で行動しているのに、その行為が事態を悪化させているのが虚しいし恐ろしかった。(マスコミは別として)
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.0

ハンニバル=猟奇的サイコのイメージからこの映画はグロいシーンが連発するんだろうな…と考えていたけど、割とそうでもなかったのはちょっと驚いた。
けれど、知的な話し方なのに、仕草や目力から異常性を醸し出す
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.7

僕は今まであまりDC系列の作品を見たことがなくて、この映画もほとんど前知識もなく鑑賞したから少しだけ不安があった。
けれど、そう考えてた以上に面白く十分に楽しめたと思う。
その理由は多分、ウェインがバ
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スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.6

激しい演出(突然出てきたりとか)で驚かすよりも、怪異がじわじわとこちらに向かってくる方で怖がらせてきていたと思う。

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.9

登場人物ひとりひとりが素敵な魅力を持つ優しさに満ちた映画だった。
特に、身の回りが"ものすごくうるさく"感じてしまうオスカーが、自分なりにお父さんと向き合い続けたことが、本当に勇敢で立派だったと思う。
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.1

主人公オギーが他の人と少しだけ違う容姿に少しずつ向き合っていく姿はもちろん、彼の周りの人(特にクラスメイト)が彼に対してそれぞれ何を思ったかを丁寧に写していたのがとても良かった。
特に、校長先生が学校
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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

3.7

出てくる人が一癖も二癖もあるほど個性的。
だけど、相手の為にそれぞれ違った方法でアプローチしたり、それに対してもう一方も少しずつ変化していく所が見てて微笑ましかったし、爽やかで凄い良かった。
そして、
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ハナ 奇跡の46日間(2012年製作の映画)

4.1

二国の統合チームが紆余曲折を経てお互いを仲間認めていくところがすごい熱かったし、それを踏まえた終盤の闘いは見てるこっちがその場で応援したくなるくらい魂のこもった熱いシーンだった…。

特に結ばれない恋
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用心棒(1961年製作の映画)

4.2

主人公、桑畑三十郎役の三船敏郎が兎に角渋くてかっこよかった。特に殺陣の際の刀裁きのシーンが素早くて無駄がなくて、そのシーンが思ったよりも少なかったのが残念なくらいだった。

そして他の登場人物もみんな
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幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

4.5

映画を見終わった後、ここにレビューを書こうとしたけど、言いたいことが多すぎてうまくまとめられなかった。人情味があって心が温かくなる映画だった…。

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.6

ある程度覚悟を決めて鑑賞したものの、想像以上にグロかった…。自分が役者だったら数日は気が滅入りそう。

村田が社本を「昔の自分そっくり」と言っていてその社本が終盤でああなったところからして、何かの拍子
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.2

”遺産争いを舞台にしたサスペンス”という粗筋の映画。けれど合間に脱獄劇やソリのカーチェイス(?)みたいな見所のあるシーンを挟んでるおかげでまったく暗くなかったし、緩急がしっかりあってとても見やすかった>>続きを読む

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.1

オムニバス形式で様々な人間模様を写しとるところが、漫画の"深夜食堂"みたいで面白かった。
年齢や性別だけじゃなくて、彼らが現在に至るまでの経歴や辛い思い出も絡めてそれぞれの物語が進行していくから、十人
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.9

作中で使われてる音楽がどれもセンスよくて、場面ごとに効果的に使われていたと思う。
例を挙げると緊迫感があるシーンでBPMの高い音楽が使われてることが多くて、そのおかげで下品で退廃的な描写が多いこの映画
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ドッグヴィル(2003年製作の映画)

2.8

終始胸糞。
映画の登場人物にここまでの殺意を感じたのも初めてかもしれない。まじできもい。

オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.8

113分あっとゆう間に終わってた。
ライトノベルが原作なだけあって、パワースーツや繰り返し死んでいく中で成長する主人公みたいな所が男子の心にクリティカルヒットしそうだな…って感じがした。

殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.7

無残な殺人現場のシーンが幾つかあって、実際の事件に対する監督の怒りが伝わってきていたと思う。
そして容疑者を蹴りつけてた部下が結果的にああなったのは”お前の悪事はいつか自分に戻ってくるぞ”という監督の
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