こころさんの映画レビュー・感想・評価

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ミナ(1993年製作の映画)

5.0

死にたいほど絶望していた21歳、今はなき渋谷のシネマライズで肩を振るわせるほど号泣し生き方を見つめ直した作品。これを観ていなかったらあの時どうなっていたんだろうと思うこともある。

そしておよそ30年
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

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間違っていない信念だが感情が乗って過剰な制圧になって、自分を見失ってしまう三上さん。
それでも見捨てない人たちがいてくれる物語。

運が良かったり運が悪かったり、それでも大事なものは積み重ねないと足を
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時をかける少女(2010年製作の映画)

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号泣。

原田知世版の「時をかける少女」や原作小説に思い入れがある人はいろいろ言うかもしれないが、そこに思い入れがないのでまるで気にならない。むしろ大林宣彦が苦手なので更に気にならない。

はっきり言
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希望の灯り(2018年製作の映画)

5.0

すごく好き。
二人の距離の描き方が理想的。

結ばれるとか結ばれないとかどうでもいい。いつも笑い合えたり、優しくし合えたり、それができる距離でずっと一緒にいたい。全体的に日本人に近い感情の動き方だと感
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ベルヴィル・ランデブー(2002年製作の映画)

5.0

余韻がすごい、すごすぎる。

物語、キャラクター、音楽、全ての描写、表現が独特すぎて、心を奪われてしまう。愛しいんだけど、美しさと醜さが行ったり来たりするそのさまは、まさにこの世の本質の表裏一体を表し
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花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

☆4.8→☆5.0
(熱量1.0 映像1.0 音響1.0 人物1.0 展開0.8→1.0)

全てが理想的な展開だったんだけど、最後のほうで、「え?その子ってそうゆうこと?」という気持ちから、マイナス
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少年の君(2019年製作の映画)

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(劇場で鑑賞済みだがprime videoで再鑑賞)

基本的にはシネスコサイズの作品が好きなんだけど、とにかくデレク・ツァン監督は登場人物をどアップに映すのでビスタサイズがすごく活きていた。併せて人
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君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)

5.0

自分にとってはすごくいいタイミングで観られたので5点満点。それで評価するのはおかしいと思う人もいるかもしれないけれど、逆に映画は人それぞれタイミングによって感動は違うということを言いたい。だから、この>>続きを読む

ジェーンとシャルロット(2021年製作の映画)

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ジェーン・バーキン、もしくはシャルロット・ゲンズブールに思い入れがない人はレビューをわざわざ書かなくてよさそうな作品。てゆうか目障りだから書くな、と言いたい。

例えば僕が思い入れのない乃木坂のドキュ
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ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

5.0

☆10.0
(熱量2.0 映像2.0 音響2.0 人物2.0 展開2.0)

5点満点で10点だよ。
100点でも10000点でもいい。

映画の中に自分を見つけた時、とても苦しくて、自分の過去の記憶
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遊び(1971年製作の映画)

5.0

☆6.0
(熱量1.2 映像1.2 音響1.2 人物1.2 展開1.2)

ダメです、もう完全に増村中毒。
面白すぎて、鑑賞中3回くらい「面白れ〜」と口に出してしまい、エンディングの「完」のあとにも「
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青空娘(1957年製作の映画)

5.0

☆5.0
(熱量1.0 映像1.0 音響1.0 人物1.0 展開1.0)

採点方法は、5つの項目それぞれに対して「これこうしたほうがよかったんじゃない?」と思う度合いで減点し合計している。
しかし、
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運命の扉(2022年製作の映画)

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☆5.0(非公式)

わかってます。
わかってるんです。
こんな夢みたいなお花畑のとりわけ作家性もない既視感丸出しの展開見え見えで何十年も前からずーっと変わらない王道のラブコメ作品。だから、個人的には
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.9

☆4.9
(熱量1.0 映像1.0 音響1.0 人物1.0 展開0.9)

オススメの映画ありますか?

そう聞かれて思い浮かぶのが、まずこの作品。

レビューを書くために最初の10分を観返したが、ま
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わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

5.0

☆5.0
(熱量1.0 映像1.0 音響1.0 人物1.0 展開1.0)

1.叔父さんと姪は、ほぼ毎日同じ生活を繰り返している。
2.しかし、同じ構図で映っているカットはほぼない(唯一同じに見えるの
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花椒の味(2019年製作の映画)

4.9

☆4.9
(熱量1.0 映像1.0 音響1.0 人物0.9 展開1.0)

家族を許す。

まぁまぁ難しい。

とは言え、

家族に冷たくしていた自分も許せなくなってしまったら、誰も前に進めなくなるの
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スモーク(1995年製作の映画)

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この作品、基本的に被写界深度(デプス)が深く登場人物すべてにピントが合ってるため、特に画面に映ってる誰かが強調されるという演出がありません。例えば6人が話をしているシーンでも、6人すべてが平等に画面に>>続きを読む

ノーバディーズ・フール(1994年製作の映画)

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最近の映画は、なんというか、デジタルのおかげか、写真のような映画では無く、どちらかというと、加工自在な、画像のような映画の作り方で作品が完成しているように感じます。
ニュアンスの違い、わかります?
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