船員役の北村和夫が文句なしに良い。腕っぷしの強そうな大柄な体格と響きすぎる太い声、裕次郎も気圧されていた。
この手の映画に食傷気味。ヒッピーのフラワームーブメントもベトナム反戦運動もスルーした60年代後半のアメリカを描いた映画ってないのかしら?
女子部員に剃毛を頼まれた気の弱い男子がやり遂げた時のセリフ「新大陸を発見した時のコロンブスの心境です」がはみ出しにふさわしい。
小林昭二が文句なしに良い。がらっぱちに響く声も良い。そして金子信雄をナンバー2にしたキャスティングセンスが良い。
「豚になっても生きろ」という叫びにはオオッときたが、豚になったら食べられるんだよなと後で思い直した。
シルヴァ・コシナ観たさで8話まで我慢して、最後の9話でついに登場、脂ののったシルヴァにヤッホー!やれやれ。
マンスフィールドを見て、体温で氷がジュワーッと溶けちまうというリアルトムとジェリー。
やられた老作家の世話をしているのがメガネの体育会系、キャスティングセンスが良すぎ。
中国人とは何者かを知る上で今のところ最も恰好の映画にして大傑作。「誰か俺の歴史を語ってくれ」はまさに中国人らしい魂の慟哭。
夜道を歩く女子高生の後ろ姿、そして後頭部に石が直撃する場面、これだけで虫酸がMAXに走るから、すごい。
猟奇ミステリーなんだけど、それ以上に気味悪くて、この生理的に虫酸が走る感覚を日本人は持たない。
サリンジャーのキモい変人性をニコラスみたいなイケメンが演じられるわけがない。むしろニコラスとウーナ役の美少女の二人で『フラニーとゾーイ』を映画化した方が全然良い。
案外つまんない。ハーレーに乗ってるのに、疾走感や解放感が今ひとつ伝わらないんだもの。
2時間もラミ・マレックを見ていたから、エンドロールで本物のフレディが出てきたときは、フレディかっこいい!とやたら感じた。
一番の拾いものは高品格。ボクサーくずれの用心棒という役柄で、ほんとに元東洋フライ級チャンピオンなんだからパンチに説得力がある。
「あれやってよ」「いやらしいこと?」「違う」。唯一グッときたセリフでした。
郭智博が文句なしに良い。彼の視点の定まらない陰影のある目元と白痴的なピュアさがあるからこそ、彼女たちは暴走できる。
ラストでバコールがやったあの肩揺らし歩行はなんなの?突然お茶目になって、気になって仕方がない!
ウジンを演じたユ・ジテが最後に全部持って行った。ウジンは韓国映画の得体の知れない気味悪さそのものだ。
ウジンを演じたユ・ジテが最後に全部持って行った。ウジンは韓国映画の得体の知れない気味悪さそのものだ。
ヨーコは単体で見ると存外可愛いが、ジョンとセットになると最悪になる。
ポールの話を聞いているときのジョンの表情がもの凄くかっこ良い。たまらん!
天は二物を与えず。この四人の演技力の無さは大好きなだけに観てて恥ずかしい。とくにジョン!