okwさんの映画レビュー・感想・評価

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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.8

圧倒的タフネス。

撃たれても高所落下しても車に轢かれても200段の階段を転げ落ちてもピンピンしてるのヤバすぎて笑えてくるけど、ツッコんだら負けだし、それを含めてやり過ぎ供給過多なアクションを浴びるよ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.6

グロいけど、ホラー感というより終始不穏な映画。

非現実的なふんわりとした映像と、のどかな音楽で頭が麻痺してくるので、コミュニティの異質さもそこまで異質に見えなくなってくるマジック。


異質な風習な
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.8

ラッセルクロウ×神父というだけで面白い。

原付きに乗った冗談好きのパワー系おじエクソシストという漫画のようなキャラも好感。

観客に考察させるような回りくどい演出は無く、わかりやすいストーリーで、ホ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.1

あっという間の2時間半だった。

血統と政治、宗教と戦争、原始とハイテクの入り混じった世界観。

それゆえに前作は背景を理解するまでに少し難しさを感じていたが、Part2では物語が大きく動き出し、迫力
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ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

3.8

拳がぶつかり合う現代版西部劇。
ジェイク・ギレンホールのムキムキに鍛え上げられた肉体を鑑賞するための映画。

見どころが殴り合いのアクションなので、ストーリーをたいして理解する必要がなく、夕飯食べなが
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

核戦争が起きる可能性のあるオッペンハイマー後の世界に生きている自分達に、未来をどう考えていくかを問うような映画だった。

なにより、日本が被爆国という認識はありながらも、原爆を落としたアメリカの政治や
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.8

文字通りハラハラドキドキな映画だった。

冒頭の少年野球の平和な日常と、エイリアンが襲来してからの一転したパニックがベタだけど見入ってしまう。

目的も不明な、理性の通じない獣のようなエイリアンが1番
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ファイティン!(2018年製作の映画)

3.5

家族愛、友情、韓国料理、筋肉をマ・ドンソクから補給できる完全栄養食的な映画。

わかりやすいストーリーとオーバーな演出がコミック的で面白く、家族でも楽しめる。

疲れてるときに観ると元気が出る。

ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

3.8

アトラクションのようなミュージカルエンターテインメント。

ロックやポップ、M1のあの曲まで、観て聴いて楽しい曲が盛り沢山。

特にshow must go onとボヘミアンというワードが頻発するので
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.0

タフで聡明な渋イケオジのミカエルと、ワイルドでパンクファッションのハッカーのリスベットというコンビが最高にクール。

複雑な謎を少しずつ紐解いていき、犯人にたどり着いたときの緊張感に息を呑む。

謎解
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.3

「レクター博士の映画」というイメージが強く、なんとなく知った気になっていたものの本編を初めて見た。

スリラー映画の名作は伊達じゃない。

なによりもレクター博士の眼力が半端ない。
そして、あの眼で見
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.0

暴力的だが芸術的でもあり、メッセージ性の強い映画。

隅々まで整理された構図の神経質さと音楽や色彩から感じる美しさに対して、非常に生々しい、むき出しの暴力の描写が対称的で、終始不安な気持ちになる。
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.8

あらゆるラリーが熱すぎるうえに、数分おきに名言が生み出されるので感情と情報のスパイクをレシーブしきれず涙腺が崩壊。

研磨の「すごいものを見せられると自分の中のできそうのラインが少し更新されるよね」っ
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.3

マダム・ウェブの誕生の映画。

見続けないと映画の世界観についていけない沼に入ってしまっているので、マーベル税として鑑賞。

映像は綺麗で主演のダコタ・ジョンソンの存在感もあり、前評判で聞いてたほど悪
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.8

ヴィーガン殺すマン夫妻。

スプラッターや内臓飛び出し系まではいかないのでホラー要素は少ない。

内容はなかなかエグいけど、コメディタッチの描写なのと、ブラックジョークが盛り盛りなので多少のグロ耐性が
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

4.3

キャラは魅力的だしアクション満載だし唐突にエグいしで感情が行方不明になる恐ろしい映画。

しかしこの映画を通らないと2期を観ることが許されない、アビスの呪いを体現したかのような作品。

お待ちかねの黎
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.5

サスペンスドラマの2時間スペシャルのような感じ。

映像は華やかだしキャストの演技も良いけど、ストーリーがいまひとつ盛り上がらないのと、お決まりな展開を抜け出せない印象だった。

ポアロの人間性がそこ
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.0

キャストの再現度が高くて漫画やアニメのファンでも楽しめる。

キングダムに続き、映画の世界観に合わせて違和感なくキャラクターを作れている山崎賢人の説得力。

実写だとリアリティが出るので、雪原や野営シ
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アメリカン・ハッスル(2013年製作の映画)

3.8

タイトルのハッスルという字面からアクション系の要素を想像していたけど、鑑賞したところ「なりふり構わない」というニュアンスだったのかなと。

登場人物はだいたい嘘つきで、自分の目的のためになりふり構わず
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

4.0

アベンジャーズ西部劇。

テンポがよく、善悪の構図がはっきりしたシンプルなストーリーなので、難しいことは考えず、ただただかっこ良いガンアクションを浴びるように見れられる。

7人のキャラも戦い方がそれ
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.3

真相解明への執着の物語。

登場人物達の徹底的な追求で徐々にピースが埋まっていく様にスリルがある。

ただ、情報量が多いので集中して見てないとすぐに置いてけぼりになる。
本編がけっこう長いわりに、結局
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.2

カップルや家族でワイワイ観るのには向きません。
ダークでどろっとしたストーリーが好きな方にはとてもオススメ。

すごかったのは、バリー・コーガンの文字通り変態的な怪演。
冴えないけども、腹の底が読めな
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

悔いのない人生を送るにはどうしたら良いか、考えさせられる映画。


中盤まではボクシングへの情熱を持った三十路の貧乏ウエイトレスのマギーと、老トレーナーのフランキーの、頑固者同士のバディムービー。
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

暴力的だか上質な密室劇。

人にはそれぞれバックグラウンドがあるが、感動の別れなどなく、血を吹いて割とあっけなく死んでいく、そんな人生の刹那さをエンタメに仕立てあげている。
そこが良かった。


冒頭
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.2

様々な要素をバランスよく、面白く、そして美しくまとめ上げており、ウェス・アンダーソンが評価される理由を体感できる傑作。


シーンごとに整理された色彩とシンメトリックな構図が絵本を見ているようで美しい
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

2.8

有名俳優が多数出演するスーパーヒーローがテーマの映画ということで、面白そうな予感がして鑑賞。

アンブレイカブル、スプリットに続くシリーズ3作目と知ったのは鑑賞後だったので、前2作見とけば良かったと少
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見えざる手のある風景(2023年製作の映画)

1.5

いわゆる人気作ばかり見てきたせいか、解釈の引き出しの狭い私には非常に退屈な100分だった。

監督の意図したメタファーを見逃すことなく好意的に読み取れる人か、不思議な造形の異星人のCGを観ることが好き
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

3.7

研究熱心なアンドロイドの話。
エイリアンのストーリーの流れを知っているとパニック感やホラー要素は少し物足りないけど、誰の助けも得られない異星というシチュエーションがこういったSFの面白いところ。

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.5

なんとなくで敬遠していたけど、観て良かった。

良い意味で漫画の世界観をそのまま実写にしたような映画。
ちさとのギャル感とまひろのコミュ障具合のバランスが絶妙。

何よりもまひろのアクションがキレキレ
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.5

靴は誰かが履いたときに意味が生まれる。
名言のある映画です。
作品の舞台となる時代に違和感なく入り込める映像や、俳優陣の演技も良かったです。

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.8

ミュージカルが楽しい。ゴシゴシしたくなります。
ストーリーは単純だけど、その分わかりやすく、物語の世界観を楽しめます。
欲を言えば、ウンパルンパの活躍をもっと見たかったです。