サイレントからトーキーへ変遷していった時代の映画に正直詳しくないけれど、単純に映画好きとして胸を打たれました。
ボートが真っ二つになるシーン最高。
シリングチキンの音でマダムが撃たれそうになったり、そんなバカな!の連続でした。
ゆったり観れるほのぼのコメディーです。
女性は経済的に困窮していようと子を身篭れば母になるけど、男性は突然親にはなれないのだろう。口をついて出た愛してるの後のお金が欲しいんだには苛立ちを超えて呆れてしまった。ブリュノを許せる余地はないけれど>>続きを読む
倦怠期の夫婦の冷めた空気は見苦しいけれど、情なのか諦めなのか別れはしないギリギリの距離感がリアル。居たら憎たらしくて居ないと寂しくて、夫婦は難しい。
旦那さんが急遽帰宅した時、半歩後ろをちょこちょこつ>>続きを読む
トンネルを抜けるオープニングは是非映画館で観て欲しくなる。
劇中の風景は匂いも湿度も風もまるでここにあるかのように生々しく思えた。
瑞々しい2人の儚い青春が切なくて痛い。少年少女の成長を美しく描写した>>続きを読む
序盤で馬鹿で傲慢なビリーを絶対好きになんてなれないと決めこんでいたのに最後の子供みたいな顔見て笑っちゃった。
終始不穏な空気が流れていて飽きさせない。突飛なのにチープじゃないのはリンチの手腕なんだろう。不条理映画と言われているけど私は割と合点がいってすっきりしました。
久しぶりに美しいものを観た。
光線と影、霧と湯気、色彩とモノクロ。まるで全て計算され尽くされているようなバランスが素晴らしい。
原節子の視線にドキドキした。父親って娘が嫁いだ途端に少し小さく見えるものだなあとしみじみ思った。熊太郎には笑っちゃう。