ついていけなくなってしまった。
冒頭から劇場の音響でトーキングヘッズが聴けただけでもう満足。
1週間で過去作を全て見たおかげで、ミーハーな興奮を得られる。
現役でバリバリやっている人とそうじゃない人の差が如実に出ている。
前作のペドロパスカル的なおいしい立ち位置のリスエヴァンスが暴れるシーンが、監督のエッセンスを感じられるという意味で見どころだと思うけど、それがメインであるかのような広告の打ち方はどうかと思う。
こういう映画を観るたびに、自分の安直な好奇心に対し自己嫌悪に陥る。観てよかったとも、観なきゃよかったとも思わないけど、観てから結構経った今も記憶に残っている。
過去への憧憬と見せかけた風刺をオシャレなエンタメに落とし込む手腕がうまい。うますぎる感もある。
序盤は古典的だなぁとぼんやりながめていたが、後半文字通り覚醒してからはこっちもバッキバキに覚醒、ニッコニコで画面に齧り付いていた。監督もおそらくニッコニコで撮っていたであろう。ベースはホラー、見た目は>>続きを読む
ネガティブなことを言わない石原さとみとか、笑顔であしらう永野芽郁とか、正親の包容力とかグッとくるところはあったけど、田中圭の泣き顔でスッとなった。