ウィノナライダーがタバコを吸う。嫌な顔をするのかと思いきや自分もタバコを吸いはじめるジーナローランスがかっこいい。
マッティペロンパーが饒舌。
ゆっくり流れる展開とは対照的に、急に覚醒するジョニーデップ。ずっとイギーポップだと思ってみてた人がイギーポップじゃなかった。
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おどおど自己紹介するイタリア人を無言で見続ける2人の男、みたいなしょうもない気まずさの切り取り方がとても良い。
嵌められて牢屋に入れられてから、このままだらだら喋って終わるのかなと思ってたらぬるっと脱>>続きを読む
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主人公の友人がビールをちびちび飲み、ちらちら見渡し、またビールをちびちび飲む。こういう所在のなさが続く感じが心地よい。
行き当たりばったりだけどそのスケールがでかい。
女を追いかけて飛行機に乗る主人公>>続きを読む
30年前の曲を演奏していながら完全に現代のものとしてアップデートしている姿勢がとてもかっこいいと思う。楽曲自体の音楽的強度がなければできないことでもある。
スーツ姿でスマートに演奏していたミュージシャ>>続きを読む
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主人公は映画作家志望で貧乏である。貧乏だけどセンスの良いものに囲まれて、みたいなしゃらくささはなく、本当に狭くて汚くて惨めな暮らしぶりが好感を持てる。
そんな主人公をなぜか気に入りスポンサーになるとい>>続きを読む
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主人公はたまったフラストレーションの爆発させどころを自分から見つけにいっている感じがする。殺したチンピラを前にリビングで講釈たれている姿は悪役そのものである。
ドクは一緒にはしゃぎたくなる気持ちもわか>>続きを読む
主人公には感情移入しにくい。話も淡々としている。それでも何か夏の暑さだったり空気感のようなものが伝わってきて、良いものをみたような気になる。女の子がみんな綺麗。男は普通。
さえない主人公と、そのさえない主人公をなぜか気にかける女の子がいて、というヒミズ以降の古谷実マンガみたいなモテない男の妄想じみた話に鼻白みそうになるけど、絶妙な間合い、会話、気まずさ、たわいなさが積み>>続きを読む
中間管理職のようなダンカンとヤクザに見えない舎弟、ヤクザ顔の大杉漣と菅田俊がどことなくコミカルな役を演じる。それだけだとちょっと変わったヤクザ映画かなと思うけど、そこに心を無くした哀川翔を放り込むこと>>続きを読む
記号的な住宅街、廃工場などのロケーション、意図や目的のわからないコミュニティ、子供の顔など様々な角度の怖さがある。何か心が死んでいるような人物をただでさえ普通に怖いイメージのある哀川翔が演じることで怖>>続きを読む
自分が影響を受けたものをそのまま再現しているような感じがちょっと受け付けなかった。
惑星間の移動の仕方や惑星のガジェットなどの発想が、当時の技術の拙さを凌駕している。センスがすごい。
偏屈な主人公と有能な相棒、ではなく偏屈かつ有能な主人公とただのデクであったり、現地人もどこか憎めない>>続きを読む
スキャナーを能力者と訳しているのが中二臭くて良い。主人公が能力を使っているときの顔の動きも中二臭くて良い。その顔、声、名前、登場の仕方全てが中二っぽい悪役のマイケルアイアンサイドは完璧である。ラストは>>続きを読む
怒りのメタファーどころか怒りを具現化していた。まさに神経質そうな具現化系能力者である。
デヴィッドボウイ、坂本龍一、ビートたけしという強烈な個性に挟まれる、名前からして凡庸なトムさんの朴訥さに癒される。
監督の持ち味である過剰な演出を活かしつつ、午前10時の映画祭に選ばれるような普遍的な名作に仕立てあげる手腕はさすがである。
主役の4人だけでなく、ロバートデニーロはもちろんデヴィッドボウイのパチモンみ>>続きを読む
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不幸の盛り合わせてんこ盛りフルコース。
その凄惨すぎる環境をくぐり抜け続けた少年のサバイバル能力が卓越しすぎて笑えてくる。色狂いの女に出会ったくらいで我慢の限界が来たらしい。馬の生首を投げ入れるまでの>>続きを読む
アクションスターとしてのニコラスケイジにどうしても違和感があるので、こういうおどおどした科学者役の方が彼の顔に合っていると思う。
ショーンコネリーはボンドファンに媚び過ぎてると思う。
エドハリスはジ・>>続きを読む
イキリサイコvsガチサイコ。
単純な二項対立や勧善懲悪ではもちろんなく、漫画における敵対敵を見ているようなどう転ぶかわからない展開が面白い。空飛ぶ円盤という不可解な物を見ても、あれはドローンか何かだろ>>続きを読む
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小さい子どもも観に来ていたが、拷問だっただろうなと思う。
ミッキーが出てきた時の救いにも似た気持ちというか、この絶大な求心力はさすがだなと思った。
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Coccoが、カラオケでユーミンを歌った後そのまま街で別れてフェードアウトしてたら超カッコよかったと思う。
綾野剛のキャラがよくわからない。似合わないですと言いながらちゃっかりメイド服を着る黒木華は同>>続きを読む
誰もやらないことをたった一人で黙々と積み重ねていった結果、気がつけばだれも到達できない境地に達しているような。
このままアングラなサイバーパンクの世界だけにとどまって先細りするのはあまりにも惜しいと思>>続きを読む
意識高い系ホラーという感じ。
終始画面が暗い。これが常に明るかったら雰囲気出てなかっただろうなあと思う。
木を子供に見立ててる段階ではナンセンスコメディ、木に生命が宿るころにはファンタジー、木が成長しきった段階ではスプラッターホラーと様々なジャンルを横断する。シュールという軽い感じではなく本来のシュルレア>>続きを読む
筋書きやキャラクターはシリアスな感じだけど、ところどころ不可解な演出が出てきて飽きさせない。本人達はいたって真面目なんだけど側から見るとふざけて見えるような。主人公(ヤクザ)がサッカーのユニフォームを>>続きを読む
ダラスバイヤーズクラブと似たようなプロット。どちらも実話である。需要と供給とそれに群がる人々。どの時代のどの国でも起こり得ることがわかる根深い問題である。
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主人公の熱意を超えた狂気がそのままダイレクトに具現化された映像に圧倒される。
先住民と遭遇、一触即発な場面で「よし、何とかの出番だ」と爆音でオペラを垂れ流す主人公。頭が最高にいかれ狂っている。
トラブ>>続きを読む
社会現象となったコンテンツを終わらせる。その全方位に対する配慮をひしひしと感じると同時に監督の一筋縄ではいかない性格も見え隠れする。
テレビシリーズから追いかけて来た人の感慨は到底計り知れない。今回の>>続きを読む
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単なる猟奇殺人ものかと思いきや、ルトガーハウアーが起用された理由が段々と浮き彫りになってくる。
人の悪意を楽しむ。ジョーカーの雛形がこんなところにも。
このうら若きジェニファージェイソンリーが数十年後>>続きを読む
ヒロインが美人にも不美人にも見える不思議な顔をしている。
ファンシーな振る舞いと対比する現実の生々しさ。その閉塞感が良かった。
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敵が弱い。ルドガーハウアー似のラスボスが一人で帳尻を合わせる。
片腕ドラゴンほどではないが水平飛び蹴りなどの重力無視アクションが見られる。