たわしさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

色使い、画面構成、カメラワークなど全ての要素が、まるでおとぎ話かのような世界を構築していて面白かった。

別れる決心(2022年製作の映画)

4.0

エロスがひたすら充満していて引き込まれた。単純なようで一筋縄ではいかないストーリーも好き。ただ自分の好みからすると、もっとバイオレンスが欲しかったところ。

第9地区(2009年製作の映画)

5.0

3度目の鑑賞。ここまでモキュメンタリーの語りを効果的に取り入れ、等身大の人間を妥協なく表現した映画はなかなかお目にかかれない。

On Your Mark(1995年製作の映画)

4.5

『AKIRA』で一番疾走感のあるバイクチェイスシーンの快楽が全編通して続いているような作品。その疾走感そのままに少女が飛び立つという構成が素晴らしい。On Your Mark=位置についてというタイト>>続きを読む

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

5.0

現代のSF間に多大な影響を及ぼしたことが窺える。ディストピアながらも美しい世界。美術、撮影、音響、劇伴全てが完璧に調和している。

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.5

黒人に向けられる言語化しづらいいやーな差別意識とホラーの不気味さが合わさった傑作。ホラーが目的ではなく手段になっているのが良い。

機動警察パトレイバー2 the Movie(1993年製作の映画)

4.5

正直何が何だかよくわからないところがあるのだが、モニターの映像やニュース映像といった媒介を通じての映像で物語が進行するという異様な構成に驚かされる。メタ映画の側面も持ち合わせているのではないか。

機動警察パトレイバー THE MOVIE(1989年製作の映画)

4.0

部下を言葉巧みに操り、上司とうまく折り合いをつける後藤隊長がかっこいい!老獪でできるサラリーマン。

東京物語(1953年製作の映画)

4.0

自分は東日本大震災をそこまで重要な出来事として捉えていないので、震災を引きずっている人たちとの間に温度差を感じていた。東京物語は戦後をどう受け入れるかということが主題であると考えると、決して古臭くない>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

最近のハリウッド映画のやる気のなさに喝を入れたような一作。意欲的かつ挑戦的。