いーもんさんの映画レビュー・感想・評価

いーもん

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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

4.5

午前十時の映画祭っていい企画だな。何十年ぶりかで観て、細部は覚えて無かったけど、素晴らしかった。あの時代のニューヨーク、台本、そしてオードリー・ヘプバーンが揃って、奇跡的に出来上がった映画。出だしの、>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

後半の、共産主義者嫌疑の緊迫する場面が、息つく暇もなく(そこで進行するやり取りと、目まぐるしく変わる時制で)、3時間はそう長くは感じなかった。原爆実験成功に懸ける情熱(科学的、政治的、戦略的)の熱量の>>続きを読む

マイ・バック・ページ(2011年製作の映画)

3.6

登場する役者全てに好感が持てた。あの時代の学生運動は、今の時代からすると理解は容易ではないが、とてつもない危機感が充満して熱を帯びたのだろうか。でも、それはインテリに限定されていて、所詮はインテリの戯>>続きを読む

マイケル・ムーアの世界侵略のススメ(2015年製作の映画)

3.2

最後に、全てアメリカ発祥だった、で終わってるところでしらけてしまった感あり。やっぱアメリカが1番、という結論のよう。ただ、日本の新聞などでは、よくアメリカと比べて日本はどうだといった報道が多いと思うが>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

自分の悪い癖で、会話のやり取りのリアリティーの無さとか、瑣末なことが気になってしまった。また、主人公が、戦闘機の機銃をゴジラに向けて撃てなかったこと、それによって仲間が殺されてしまったことの自責の念を>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.3

ヴェンダース監督であり、賞も取った映画だから多少の期待はしたが(だから見に行った訳だが)、まあまあだった。主人公が、トイレ掃除人になるような氏素性でないことが示唆されるが、そこでちょっと白けてしまった>>続きを読む

コンボイ(1978年製作の映画)

3.7

ハチャメチャ! ウェイトレスの彼女のことが、最後、気になった。

キャッチ22(1970年製作の映画)

3.5

不条理な状況を、「それはまるでCatch-22のようだ」という英語の表現があることを、その昔、ラジオ英会話で知って以来、頭の片隅にあった映画で、今になってひょんなことから出会った。色々と意味深いらしい>>続きを読む

ザ・シューター/極大射程(2007年製作の映画)

2.8

すごいスナイパーぶりをもっと見たかった。最後は悪い奴らに鉄砲ぶっ放して終わりで、肩透かし。なんだかなー。

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

4.0

さすがのはちゃめちゃぶり。粗雑で狂ってて、優しくて。ただ、最後、説教臭くまとめなくてもよかったのではと思った。

ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

3.7

おもしろいテーマ。脚本家と主役と実体験者の三位一体作。最後までどうなるかわからなかったが、爽やかなハッピーエンド。出会っていきなりできちゃったのが凄い(彼にどんな魅力があったのか、よくわからないが、実>>続きを読む

テルアビブ・オン・ファイア(2018年製作の映画)

3.7

あの地域のことが意味深にならずに描かれている。日本人には想像もつかない、占領されてることが日常の世界。とても辛い日常。でも、皆んなしたたかに生きて幸福を諦めない。

ふたりのマエストロ(2022年製作の映画)

3.0

ずいぶんと大袈裟な仕掛けで、どういう発想でこういう脚本を書いたんだろ。お父さんは、指名されて天にも登る気分になったけど、その無邪気さに、この人、いい人なんだなって思った。最後にそのいい人ぶりが炸裂。お>>続きを読む

ミラーズ・クロッシング(1990年製作の映画)

3.9

結局、主人公トムの体を張った策略によって、それまでのボス猿の地位が維持されることになったが、そこでのトムの情とニヒルさがこの映画の魅力だと思った。バーニー役のタトゥーロの演技が凄かった。

バスターのバラード(2018年製作の映画)

4.0

「型破れ」がコーエン兄弟の真骨頂でしょう。それに、西部開拓時代の「荒くれ」が絶妙にマッチ。脚本の発想力に感心した。オムニバスは、集中を切らしがちというコメントには同感。
それにしても西部開拓時代で培わ
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ニューヨーク 親切なロシア料理店(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

タイトルで観てみようと思ったが、とんだ食わせもの! でも、ほっこりしたいい映画だと思った。話しがじわじわと進んでいくので、ちょっともどかしくなるけど、ほっこり感はこのテンポ感によるところかも。でも、ア>>続きを読む

愛すべき夫妻の秘密(2021年製作の映画)

4.4

「ノーカントリー」のバルデムの演技に驚いて、他の出演映画をと思って適当に選んだのがこれ。初め、こりゃいまいちかと思ったけど、どんどん引き込まれた。実在の人物へのインタビューも交えての凝った作りもいい。>>続きを読む

キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩(2021年製作の映画)

3.7

その後のニューヨークのシーンが挿入されるため、一定の安堵感を持ちながら鑑賞。ウクライナという国と、ポーランド、ソ連、ナチスドイツとの関係の中で生み出された悲惨さは、多分、本当のことなんだろう。こういう>>続きを読む

ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.3

音楽が無かったって、他の人のレビューを見て知った。内容に引き込まれて、気付かなかった。話しの展開は、ちょとなーだけど、シガーの不気味さが絶品。最初の雑貨屋のシーンが一番不気味で怖くて、早くこのシーン終>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.0

爆笑の連続。あんなに大事なものをポッケに入れて、擦られるお人よしのオンパレード。あんなにテクノロジーが進化してるのに、肝心なところではナイフと殴り合いの、不良高校生の喧嘩の世界。カーチェイスも、カーチ>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

タイトルにびっくり。よくこれで通ったな。自分でやったにしては、裁判中、彼女のビクビク度が低かったなと。でも、生存の前には全てが許されるという自然の法則が彼女を唯一支えてきたものであることを考えると、納>>続きを読む

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

3.7

何ておもしろい着想のストーリーだろう。本当に毎日が同じ日で同じことが繰り返えされたらと思うと、だんだん空恐ろしくなった。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

最初、ストーリーの意味を追おうとしたが、あまりの支離滅裂、荒唐無稽さに、これは一遍の夢だと考えると、何の違和感もなく、楽しむことができた。
それにしても、声優じゃなくて芸能人(?)を使うのは、毎度、興
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かぞくのくに(2012年製作の映画)

2.6

北の在日の人達は、どんな気持ちで日本に住んでるのだろうかという興味があったが、その一端を知ることができた。ただ、それ以上の面白さは無かった。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.8

なんともコメントし難い。絶望的な乱暴さを、からっと仕上げましたみたいな。

怪物(2023年製作の映画)

4.0

最初に不可解な事柄を見せて、後からそのひとつひとつの背景や状況を明らかにしていくという台本は、ちょっとダサい気がしなくも無かったけど、色んなテーマが盛り込まれてて、面白く観た。

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.0

相当シビアな内容だった。どこかで歯車が狂い始めて、修復不可能なとこまで行きかけて、でも、かすかな希望を感じさせた矢先の悲劇。

ドンファン(1995年製作の映画)

3.0

ちょっと展開がまったりし過ぎで、集中力を保つのがしんどかったけど、そもそもそうやって観る映画でもないから、単に眠かっただけかも。盛りを過ぎた夫婦が盛りを取り戻すっていうのはいいな。ドンファン万歳!

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.5

最初トム・ハンクスと気付かなかった。いい味出してます。最後に、主人公が戻ってくるかどうか、はらはらするシーンは、余計だったかな。

顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)

3.5

テーマはすごく興味深いものだったが、脚本がイマイチ。

岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.0

こんなのありか!という驚くべき内容。ちょっとしんどかった。

アムステルダム(2022年製作の映画)

3.6

たわいない内容だったけど、最後は少しほっこり。音楽が良かった。

恋におちたシェイクスピア(1998年製作の映画)

4.1

シェイクスピアを題材にこんなに楽しい映画ができるなんて。脚本家にスポットライトがあたるのもうなずける。庶民が芝居に興じてたあの時代もいいな。(実際、いい時代だったのかは知らないけど) デンチ扮するエ>>続きを読む

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