なまにくさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

なまにく

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デイブレイカー(2009年製作の映画)

3.5

ヴァンパイアに支配されて、生活のあらゆるものがヴァンパイア仕様になっている。でも、人類をヴァンパイアにし過ぎたせいで、深刻な人間不足となっている世界。設定や世界観は結構好きで、色んなものに血が入って、>>続きを読む

プリデスティネーション(2014年製作の映画)

4.2

軽いノリで鑑賞したら、う、うわ〜〜!!面白い!SFって結構ハードル低めになっちゃうんだけど、これは凄かった。全部伏線。イーサン・ホークもサラ・スヌークも全部素晴らしかった。でもこれ話したら全部ネタバレ>>続きを読む

スノーピアサー(2013年製作の映画)

4.4

軽いノリで何の予備知識もなく観たら5分も立たずに地球が滅び掛けてて即落ち2コマ漫画を彷彿とさせた。ディストピア映画なのか〜、とのんびり眺めつつ三分の一辺りまでは結構よくみた展開だなって思ってたけど、ハ>>続きを読む

ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮(2012年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

王室のドロドロなストーリーといえばそうなんだけど、史実であることと、クリスチャン7世とストルーエンセの友情にひどく胸打たれてしまった。王室ではバカ扱いされて頭の病気だと知らされ、その評判を知りながらも>>続きを読む

リミット・オブ・アサシン(2017年製作の映画)

3.5

とんでもなく疲れていて、でも何かサクッと観られる映画ないかな〜と漁ってこの作品を選んだけど大正解。93分でそこそこのガンアクションが観れてとても楽しかった。

話の大筋は、言っちゃあ何だがよくある話に
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ダウンサイズ(2017年製作の映画)

3.8

マット・デイモンが小さくなる!という情報しか入れずに観たので、シンプルにSFか何かだと思ったし、実際小さくなる過程は結構恐怖があったので、そういう意味でもかなり好き。毛を剃って、腸内も整えて、歯も綺麗>>続きを読む

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

4.0

ゆーったり、ぐらあーっと、緩やかにストーリーが展開していく。吸血鬼なので基本的に夜が明けない内に行動しているんだけど、またそれが、時間感覚を狂わせていって、彼らと同じ時の過ごし方を、この作品を通じて共>>続きを読む

モーリス(1987年製作の映画)

4.3

同性愛どころかまともな性に関する教育さえされてなかった時代だし、モーリスの心境は大変だっただろうな。

表出さず、プラトニックな間柄を保っているクライヴとの関係が微笑ましい。まだ職や家族や名誉の肩が軽
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日の名残り(1993年製作の映画)

4.5

とても切ない恋愛ストーリーなんだけど、スティーブンスの置かれている状況やバトラーという立場から、個人的な感情を出すことさえ次第になくなっていく故に、ただただ不器用で仕事熱心な男の物語ではなくなっている>>続きを読む

マネーボール(2011年製作の映画)

4.1

そんなに野球が好きじゃない人間にも楽しめるし、その野球が魅せる夢というものを与えてくれる作品。実話ベースで結構人の名前が沢山出てくるからそこら辺を追うのは大変だったけど、好きな人にはかなりハマると思う>>続きを読む

サハラ 死の砂漠を脱出せよ(2005年製作の映画)

3.8

原作のダーク・ピットがハンサムでトレードマークがグリーンアイって感じなので、マシュー・マコノヒーもそれに沿ってめちゃくちゃ格好良くなっている。ラブコメとかだと親しみのある良さとかで攻めたり、格好良くて>>続きを読む

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.1

凄いボリュームで下品な話がポンポン飛んでくる。口癖のように軽快に飛ぶ悪口、砂埃よりも舞う薬、歩くよりも腰も動かすし、女性の殆どは服着てないんじゃないかと錯覚を起こす。観ていて感覚が狂ってくる。金も大き>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

2人の仲の良さに痺れつつ、ガリ勉でもパーティ行くんだぞ!という話でとても楽しい。とにかく2人が仲が良い。初っ端のダンスからして仲が良いので、仲が良いものを観ると気分が上がる私にとってはとても気分が良い>>続きを読む

ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

3.5

基本的に家族が問題抱えながら色々頑張るって話は結構好きなのでこの作品も結構好きだし、そこから成り上がっていく話も気持ちいいのでいいよなあって感じ。

エイミー・アダムスの薬物中毒っぷりとか、ああいう様
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

4.3

ストリッパーがどんどん危険な道に走っていく、みたいな話だと良くあるだろうなって思ったけど、事実にインスパイアされ、時代背景にも沿っていくだけでこんなに味が変わるのかと感心した作品。

小柄でキュートな
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プロミスト・ランド(2012年製作の映画)

3.9

田舎出身で今は大手エネルギー会社に勤めているスティーヴが仕事仲間とスーと一緒に土地に眠る天然ガスの採掘権を買う話。邪魔が入ったり、スティーヴの心情が揺れたりする。

お堅くなりそうな雰囲気で、観るのを
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赤ずきん(2011年製作の映画)

3.1

アマンダ・サイフリッドが終始とても綺麗な赤ずきん役をしている。村の中に人狼がいて誰だ誰だしているところは私も一緒に楽しんでもらったけど、結果としては、ほーん、ぐらいの感想。こういう系の世界観は月が赤く>>続きを読む

愛についてのキンゼイ・レポート(2004年製作の映画)

4.0

キンゼイ報告、早くて1948年に発売されたらしく、そりゃあ当時にしてはとんでもない本が出版された!ってなるだろうな。それを書いたのが、あんな頑固な人なのも面白い。

性についてのテーマなので、当然なが
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ゴールド/金塊の行方(2016年製作の映画)

4.0

実際に起きた事件を基に作られた話だけど、それを調べる前に観た方が楽しめるタイプの作品。

おデブで禿げたマシュー・マコノヒーを目当てに観たんだけど、作中では更に酒も煙草もガンガン飲んだり吸ったりするか
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グローリー・デイズ〜旅立ちの日〜(1995年製作の映画)

3.0

大学生を辞めたくない!ずっとこのまま同居人と一緒にいたい!元恋人と関係を取り戻したい!と、パンクな姿のジャック(ベン・アフレック)が駄々捏ねてる映画だった。こういう酒飲んで騒いでる様子が非常に似合うと>>続きを読む

ニュートン・ボーイズ(1998年製作の映画)

4.0

カントリーミュージックをBGMに、コミカルに音ハメしながら銀行強盗を繰り返す様子がとても面白い。兄弟たちの仲の良さもあいまって、個人的にはかなり楽しくさせてもらった作品。エンドロールのやり取りも好き。>>続きを読む

スリー・ジャスティス 孤高のアウトロー/ビリー・ザ・キッド 孤高のアウトロー(2019年製作の映画)

3.3

ビリー・ザ・キッドを名前ぐらいしか知らないので、そこら辺知っておけば尚よかったなあ〜って個人的に思った作品。興味を抱かせてくれたのは素直に嬉しい。

父を殺して叔父から逃げる主人公とその姉なんだけど、
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ザ・クーリエ(2019年製作の映画)

3.3

ゲイリー・オールドマン目的で鑑賞。巨大犯罪組織のボスで隻眼でクラシック音楽を流しながら指揮者の真似してるタイプの悪役で、とても素晴らしいと思う。

ストーリーはシンプルで、殺人現場を目撃したニックを成
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.2

とっても怖かった……。ホラーはそこまで苦手ではないと思ってたんだけど、これは凄かった。前半は唐突に右ストレート打たれた気分だし、後半はもう展開が予測できなくて吃驚の連続。
というか、終始予想が外れるし
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世界で一番パパが好き!(2004年製作の映画)

3.8

仕事か娘かって悩む話で、基本的に子どもに弱い私にとってはかなりホッコリとした内容だった。

最初はオリーが結構自分勝手で、勿論情緒がどうにもならないところもあったけど、娘の育児を雑にやってたりする様は
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ウェディング・プランナー(2001年製作の映画)

3.8

ベッタベタなストーリー展開だけど個人的には楽しく観れた。時間もそこまで長くないし、何しろジェニファー・ロペスとマシュー・マコノヒーの見栄えが良い。それに、題材の割には結構平和的な内容で落ち着いたから、>>続きを読む

バーニー みんなが愛した殺人者(2011年製作の映画)

3.8

実話ってところが最高に面白い。まるで町中の人々が洗脳されてるみたいに見えるけど、自分の近場で起きたら戸惑っちゃうかも。そのぐらいダーニーがいい人過ぎて、最初の方はもう逆に怖かったぐらい。

それでも、
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恋の方程式 あなたのハートにクリック2(2001年製作の映画)

3.0

酷過ぎる邦題のお陰でハードル上げることなくのんびり気軽に観た。おそらくここまで酷い邦題は初めてで、ここまでくると嫌いじゃないなと思うぐらい。

ダイアナに一目惚れしたスタンリーが勇気を出そう話しかけよ
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ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)

4.0

私がよく観る恋愛映画だと出会い系サイトよりもリアルで出会った人の方がイイよ!みたいなものを見かけるけど、今回は真逆で面白かった。今だと結構短い文章でやりとりすることが多いけど、当時は手紙の延長みたいな>>続きを読む

ある貴婦人の肖像(1996年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

観ていてかなり心苦しくなった。なんて言ったって舞台は19世紀で、今のように離婚して逃げるみたいな考えを簡単にすることはできないからし、夫のオズモンド氏がとにかく凄い。僻みまくっているんだけど賢いから相>>続きを読む

タイニー・ラブ(2003年製作の映画)

3.0

ポスターでバキバキのラブロマンスものかと勝手に思ってたけど全然違った。ドワーフ(小人症)一家でたまたま1人だけ成長したスティーヴンとキャロルとスティーヴンの双子の兄のロルフ含めた家族の話で、妊婦した彼>>続きを読む

フレイルティー/妄執(2001年製作の映画)

3.5

呑気に観てたらやられたなあって感じ。こういう映画ならではの手法を使った話はとっても好きなんだけど、話の半分以上が子どもの頃の話で、マシュー・マコノヒー目当てで観るとちょっと寂しいかな。

一番インパク
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ウォーク・ザ・ライン/君につづく道(2005年製作の映画)

3.8

カントリー・ミュージシャンのジョニー・キャッシュの伝記映画。最初はそんなこと知らずに観ていたので、観終わった後は事実は小説より奇なりだなあと感じた。特に刑務所のくだりは凄く好き。

歌が全部良い。カン
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

前半はのんびり観てたけど、後半からは結構楽しくできた。個人的には前作の方が好きだったかな。

見捨てること、自己犠牲を払うことが、この状況下においては常識的な判断だった、という考えを覆して、お母さんを
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.8

1回目鑑賞した時は凄げー!って喚き、2回目鑑賞した時にまた凄ええってなった。ミステリーとしても面白く、さらに今まで問題視されていた理想の家族観を覆す、常識の超えた作品。開始早々の不穏な気配が大好き。ま>>続きを読む

ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

4.5

ブラピがかっこいいと聞いて観たらアンソニー・ホプキンスが想像以上に素晴らしくて、ああそういえば彼の出演作品全然観てないわと昔の作品漁り始めるぐらいには良い。

今まで時間が長いから後回し後回しにしてい
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