koyoさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.9

正直重すぎた。

歴史的に宗教に寛容であるはずの日本で、なぜこんなことが起こったのだろう。異教徒とは言え、同じ日本人。もっと言えば同じ人だ。宗教だけで、人の命がこんなに虐げられている現実にやはり動揺す
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30年後の同窓会(2017年製作の映画)

3.6

かつて同僚だった退役海軍のおっさん3人の物語。

3人はそれぞれが独特の個性を持っていた。シリアスな描写もたくさんあったけど、ユーモア溢れる場面もあり。特に、若い海兵と4人で夜行列車内で昔の下らない話
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移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

3.8

移動都市ロンドンvs反移動都市同盟!

舞台は人類が60分戦争という大規模な戦争を起こした約200年後の世界。移動都市ロンドンは、他の都市(弱小地域)を駆逐しながら成長を続けていた。

主人公である、
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ジェミニマン(2019年製作の映画)

3.7

正統なアクション映画であると共に、社会的に警鐘を鳴らすような作品であった!

ウィル演じるヘンリーが戦う相手となるのは、ジェミニ社が開発した自身から作られたクローン人間。その子はヘンリーを殺すことを指
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ニューイヤーズ・イブ(2011年製作の映画)

4.1

最高のロマンチックムービー!

舞台は、大晦日のニューヨーク。あの有名なカウントダウンですよ。

新たな恋を発見するひと、大切な人を想うひと、また出逢える瞬間を待ち望むひと、大晦日という一大イベントを
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きっと、いい日が待っている(2016年製作の映画)

3.8

コッドハウン児童養護施設で起きた事件を基に作られた作品。

エリックとエルマーは母親の病気が原因でこの施設に預けられることになる。しかしそこは、まるで自我を崩壊させられる様な過酷な施設であった。そこに
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デイ・アフター・トゥモロー(2004年製作の映画)

4.1

SFとは言いつつ、設定はかなりリアルであり得そうなシナリオだった。海洋大循環といって一周するのに2000年近くかかるゆっくりした流れは大気の安定をもたらしている。それが気候変動で極域の氷が溶けまくって>>続きを読む

オマールの壁(2013年製作の映画)

3.8

パレスチナ自治区の現状を歴史的に全て理解している訳ではないが、ガザ地区やヨルダン川西岸といったところでは特に治安が悪く、将来に希望を見出せなく自殺してしまう若者も出て来ているそう。

ここからは物語の
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ポンペイ(2014年製作の映画)

4.0

キット・ハリントン演じるケルト民族の生き残りマイロは奴隷剣闘士としてポンペイへ連れて行かれる。そこにはかつて同胞を皆殺しにしたローマ軍がいた。ポンペイが火山灰に飲み込まれてしまうまでの時間を想像して描>>続きを読む

ハーフネルソン(2006年製作の映画)

3.8

ダンは歴史の先生。昼間は生徒たちに対して魅力的な授業を展開する一方、薬物中毒者でもある。

生徒の一人であるドレイは、ある時ダンがそうであることを知ってしまうが、逆に興味を持つようになる。

人は変わ
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.2

予告の時点でハッピーな映画ではないことは誰でも分かるはず。それでもこのような重い映画を観る意義は沢山あると思う。

①史実として知らなかったことを知れる。
実際、この映画を観るまで知らなかった。
②現
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.8

マネー続きの鑑賞。
はっきり言って、経済学とか投資とかあらゆる総合的な知識体系がないと、物語の奥底まで理解することは難しいと感じたが、なぜリーマンショックが起こったのかを教養として身に付けることは全然
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マネーボール(2011年製作の映画)

4.0

ブラピ演じるアスレチックスのGMが弱小チームを強くするノンフィクション。

これまてま球界ではお金がものを言わせていた。つまりお金がある球団が単純に強さをものにしていた。そんな世界に彼は統計学を駆使し
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.0

今回の主演3人は、実際に事件に立ち向かった人が起用されている点がまず驚いた。しかし、だからこそ感じられる臨場感はすごかった。

実際のテロのシーンは最後の方の一部だけ。
そこに至るまでの彼らのバックグ
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.9

まずこのような職業が存在するっていうことに驚いた。事故・事件におけるパパラッチみたいなものだ。

ジェイクの行動は徐々に、常軌を逸したものへと変化していく。そこに至るまでの過程やジェイクの心境の変化の
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

4.0

寧子の病気のこと、津奈木が本当のところまで理解してあげられるのは難しいと思う。ただ、そんな寧子のどこか不思議な魅力に津奈木はずっと惹かれてきたんだろーな。それがたった一瞬でもいい。

それでも愛する。
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.9

ほんとに大切な人は誰だったんだろう。ほんとに亡くなった妻に対して無関心だったのか。

壊れた心は、一度全て分解して修復していけばいい。たしかにそうかもしれない。無理やり直そうとしてもそのピースが上手く
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バンブルビー(2018年製作の映画)

3.9

観ました!「トランスフォーマー」シリーズのスピンオフ作品。今作はトランスフォーマーのオートボット、バンブルビーと車好きのちょっぴり気難しい少女チャーリーとの友情を描いていた。

バンブルビーが何故声が
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

この映画は黒人差別というテーマとしては重い題材を扱っており、確かにシリアスなシーンもあったが、コメディチックな場面もありかなりマイルドに伝えれていたところが秀逸だと感じた。なので、結論からいうととても>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

3.8

クリント・イーストウッド監督の最新作
拝見しました。

家庭を顧みず、仕事をし続けてきた男の苦悩を見事に描いていた。彼の生き方は賞賛されるべきかと言われれば、そうではないかもしれない。しかし、それでも
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

4.2

こういうハッピーになれる映画大好きです

スティーブ・カレルが突然離婚を切り出される所から物語は始まる。元奥さんに振ったことを後悔させるべく、遊び人ゴズリングに弟子入り。

やれるだけやった、でもやっ
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.8

こんな映画今まで見たことない。
登場人物、場面ともに極限まで突き詰めて、ここまでの作品に仕上がっていることがすごい

徐々に点と点が繋がっていき、主人公とともに事件を追っている気分になれた。現場は映っ
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セッション(2014年製作の映画)

4.0

フレッチャーはアンドリューの才能を見抜いていたからこそ、あえて厳しくしていたと思って観てたらどうやらその様だった。しかし、フレッチャーにも幾分不器用な部分があったと思う。途中、フレッチャーの教え子が交>>続きを読む

コンカッション(2015年製作の映画)

3.9

オマルはある検死局で働く優秀な病理学者。ある日彼のもとに送られてきた患者(元フットボール選手)の死因を調べたところ、彼は恐ろしい事実を発見する。

彼は科学者として純粋に真実を伝えようとした。しかしそ
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あなたを抱きしめる日まで(2013年製作の映画)

3.8

PILOMENA
これは主人公の名前

修道院でシスターをしていた主人公ジュディ・デンチ演じるフィロメナは、戒律に反して産んだ子供と引き離されてしまった。それから50年、彼女は息子のことを片時も忘れた
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

ただただ、ほっこりする映画だった。

キャスパーと別れた妻との間にいた息子と元同僚とキューバサンドを売るフードトラックの旅を始める。この旅はただお金を稼ぐ以上の大切なものをキャスパーに気付かせてくれた
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

4.0

ライアン・ゴズリングとラッセル・クロウが好きだから観ました。内容もそれほど悪くない。二人ともすごく合ってた。やっちまった時の、なんとも言えない表情が最高だね。

黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

4.0

かつての戦争でナチスに名画"黄金のアデーレ"を剥奪され、取り戻すまでを描いたヒューマンドラマ。ヘレンミレン演じるマリアとフェルディナントは同じくオーストリアにルーツを持つ。

マリアは過去に縛られたく
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.4

私も泣いた。

物語の中で、なんども流れてくるドナテロさんの歌とその歌声は非常に美しく、どこか悲しくも聞こえた。それは自分の中にある正義が、なかなか通じない世の中への訴えのようにも聞こえた。でも、とに
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あしたは最高のはじまり(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

不器用ながらも娘のためをおもって、必死に日々を生きることの大切さを知った。出来ることをする、ただそれだけ。この日々の積み重ねが、娘に伝わっていないわけがない。最後、娘さんは亡くなっちゃうけど、この父親>>続きを読む

50年後のボクたちは(2016年製作の映画)

3.8

ジャケ借りをしてみた。しかしこれがまた痛快な青春ロードムービーでした。

周囲に馴染めなくても、人間必ず波長や馬が合う友人ができる。大切なのは、自分の思った通りに行動すること。人と違うことをするのは勇
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.3

オギーは生まれつき顔にハンディキャップを持っていた。ある時彼は学校に通うことになったのだが、最初は馴染めずにいじめの標的にされてしまう。それでも彼は挫けずに明るい心と勇気で、徐々に回りの人間を変えてい>>続きを読む

ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた(2017年製作の映画)

3.6

自分に不幸なことが起こったとき、全てを他人のせいにしたくなる。そして何で自分だけが…?と何度も問う人は多いだろう。

ジェフの場合は、自分がテロの被害者になった。すぐに気持ちの整理ができるほど強い人間
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.9

迷子になり25年間オーストラリアの家庭で育てられた青年の成長と苦悩を描いた感動の実話。

成長とともに、故郷への想いはより一層強くなっていく。そんなとき、Googleearthで偶然にも故郷を発見
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