とんぺいさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)

3.8

まさに、青くて痛くて脆い。観終わった後すんなりとタイトルを受け入れられるという感じ。

まさに空気の読めない感じの秋好。主人公と一緒に立ち上げた「モアイ」というサークルが彼女なき後に意識高い系就活サー
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超・少年探偵団NEO -Beginning-(2019年製作の映画)

2.0

明智小五郎とか少年探偵団とか好きなので鑑賞。
二十面相の姿が高校の文化祭くらいのチープさだったのに興醒め。

明智の孫じゃなく、小林少年の孫の物語っていうのもいいなって思ったけど、二十面相が出てくるっ
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

4.5

「本物も偽物もない。信じればそれが真実」
やっぱり好きだな、コンフィデンスマン。
始まった時のワクワク感は久々に味わいました。

テレビシリーズや前作の映画から引き続いて出てくる豪華なキャストも、シリ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.7

やばいやばいとは聞いていたが、本当にやばかった。
公開当初テレビでも結構話題になりましたが、映画館で見る勇気もなくここまできてしまいました。

社会とは距離を保ち、独自のコミュニティで暮らす。太陽が夜
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グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇(2019年製作の映画)

3.3

太宰治の未完の作品を戯曲化して、演劇作品を上映するということで気になって見に行こうかと思ったが、結局チケット取らずに終わってた作品が映画化ということで、見なきゃなぁなんて思って結局見ずじまいになってい>>続きを読む

一度死んでみた(2020年製作の映画)

3.6

製薬会社に勤める仕事一筋の父親が、同僚が作った薬により、一時的に死亡状態になる。これを利用して、本当に彼を殺そうとする人間が現れる。
口うるさい父親を嫌う、パンクバンドを組む娘がその事実を知り、今まで
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台風家族(2019年製作の映画)

3.5

銀行強盗をした父親のせいでバラバラになった兄弟が、葬式の場で久しぶりに顔を合わせ、遺産相続の相談を始めるが、そこで徐々に父親がなぜ銀行強盗をしたのかが明らかになっていく。

といっても、序盤はなんだこ
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インビジブル・シングス 未知なる能力(2018年製作の映画)

3.5

母親の研究により、透明になれる力を手に入れたヒーロー好きな孤独な少女。
機械好きな学校のもう一人の変人と呼ばれる少女と、転校生の男の子と力を合わせて、この研究を悪用しようとする人たちと闘う。

子供も
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ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

3.8

両親を失った子供4人が葬式で出会う。親の死に対して悲しめないゾンビのような彼らが時間をともにして辿り着いたのは、バンド。仲間と過ごすうちに、少しずつ感情を取り戻し、ゾンビから人間に戻っていく姿が見どこ>>続きを読む

記憶屋 あなたを忘れない(2020年製作の映画)

3.3

人の記憶を消すことができる記憶屋という人がいるという都市伝説から物語は始まる。てっきり主人公が記憶屋だと思って見始めたのでどうやって記憶屋に辿り着くんだろうみたいなところから始まりちょっとワクワクしま>>続きを読む

小説の神様 君としか描けない物語(2020年製作の映画)

3.3

結構な間、白黒映像で物語が進んでくので、色が出る瞬間に期待値が上がりすぎてしまった。映像としては綺麗だったが、演出が凝りすぎてなのか長すぎたのかそこに心持ってかれるまでの気持ちの変化が起こらなかったの>>続きを読む

相棒 劇場版Ⅳ 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断(2017年製作の映画)

3.3

日本人が日本人というだけで標的にされる。

相棒シリーズ最近はちょっとご無沙汰でしたが、久々に鑑賞。
スケールがとにかくでかい。相棒映画はエキストラ集める天才なんじゃないかと思うほど大人数が一気に集結
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名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)

3.4

久々のコナン。
怪盗キッドももちろんだけど、京極さん出てるのがけっこうワクワクした。
京極さんの、めちゃくちゃ不器用だけど、真っ直ぐな感じすごい好きなんですよね。不器用で素直すぎるけど。最後の園子背負
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水曜日が消えた(2020年製作の映画)

3.7

子供の頃の事故により7つの人格を持つようになった青年。1日に何度も入れ替わるということはなく、1度起きたら寝るまでその曜日の人格がずっと意志を持っているというのが面白かった。それぞれにそれぞれの生活の>>続きを読む

リスタートはただいまのあとで(2020年製作の映画)

3.6

東京の会社を辞めて田舎に帰ってき青年。覚悟もないのに実家を継ぐというのを自分の中での言い訳にしちゃう感じもすごくわかる。

竜星涼の愛くるしい感じがすごくよかった。初対面なのに馴れ馴れしい感じとか、彼
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

3.8

序盤はもうすぐ手が出るし全然強調性ないし、いやいや暴力が過ぎるでしょと思ってあまり感情移入できなかったけど、響を見ていくうちに、彼女の自分の芯は曲げない姿勢がすごくカッコよく好きになっていった。流石に>>続きを読む

コンジアム(2018年製作の映画)

3.5

久々にホラーが見たくなって観賞。
今時らしい、動画サイトの生配信のため心霊スポットに侵入する若者たち。

最初はヤラセのはずだったのにどんどん予想外の現象が起きていく。
メチャクチャ怖いわけではなかっ
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スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼(2020年製作の映画)

3.2

前作の方が結構緊張感はあったかなぁ。
もはやスマホ落とした個人情報流出とかのそう言う恐怖って感じでもなくなってただただ成田凌のサイコパスな演技は思わず観入ってしまいますね。

2021.3.30.23
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AI崩壊(2020年製作の映画)

3.3

医療AIが全国民の個人情報を管理している未来。
便利を超えて、ここまで来たらまさに人間がAIに支配されてるような世界。まだ見ぬ世界だからこそこういう未来もあり得るかもしれないとどこか思ってしまう。子供
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二十六夜待ち(2017年製作の映画)

3.1

記憶をなくし自分の今までの人生が空っぽになり孤独の中で生きる男性と、震災で全てを無くした女性。

無口で孤独な杉谷の雰囲気と同じように静かに流れる作品。お互いが心の空洞を埋めながら、自分の居場所を探し
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.6

世界的ピアノコンクールでの話だが、お互いをライバルとしつつも音楽が好きなもの同士の交流というのが本当によかった。

審査員やその他の人たちのは分からない、コンクールに参加するものだからこそわかる悩みや
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ドアロック(2018年製作の映画)

3.7

一人暮らししてる身としてはこんな怖いことはないですよね。
夜に暗闇でドアを見つめるの結構怖いんですよ。

展開が二転三転するので、やっと終わったと思ってもなかなか終わらない恐怖。
絶対的に安心する自分
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望み(2020年製作の映画)

3.8

息子は被害者か加害者か。
帰ってこない息子は、ほぼ確実に事件に巻き込まれている。被害者で帰ってこれないのか、加害者として逃げているのか。

息子を心配し、帰ってきてほしいという願いは同じだが、被害者と
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ステップ(2020年製作の映画)

4.0

妻を早くに亡くし、男手一人で子供を育てる。倒れた時に壁に残された赤ペンの跡が子供の成長によって徐々に書き足されていくのが、亡くなっても一緒にこの家にいるんだなという思いにさせてくれる。

ゆっくりと、
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ゆれる(2006年製作の映画)

4.0

ずっと見たかったんですが、なかなか機会がなく観れてなかった作品。

香川照之の真面目で色々なものを犠牲にしてきた長男がよく似合う。そこからの、本当は殺したのかどうなのか、何が本当で何が嘘なのかどんどん
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.7

巨大戦艦の建造を阻止するべく、提出された予算案が正しいのかを確認するために召喚されたのは数学の天才。
とにかくなんでも寸法を図り計算し、こういう人が変人の天才なんだろうなという感じ。

国民の税金が使
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マンハント(2018年製作の映画)

2.3

いやーこれは序盤の序盤でB級というやつやなと。
アクションシーンも凄いけれど、あまり心には残らないようなというか、ナンジャコリャ感がある。
ストーリーも同じでどういうことやねんと。特にラストの研究施設
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.2

これはアツい。アツすぎて受け止めるこちらが疲れてしまうくらい。
全てに全力で、物凄い熱量を出しながら演じている役者さんたちが本当に眩しくて、こんなダラダラした生活を送っている自分に罪悪感を感じてしまう
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SCOOP!(2016年製作の映画)

4.3

これほんと好きな作品なんですよね。
福山雅治のやさぐれた感じも好きですし、吉田羊の男勝りな感じも好きです。自分が知らない夜の世界や裏側を覗き見させてくれるような怪しげだけどワクワクする作品。

福山雅
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銀魂2 掟は破るためにこそある(2018年製作の映画)

4.0

銀魂は公開当初映画館で見た思い出。2はWOWOWで前回見た記憶。

賛否分かれる福田作品ですが、個人的には結構好きです。内輪でワイワイやるのもその中に入ってしまえばすごく楽しめるもので。
ぶっ飛んだコ
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.7

何かしらの施設で育ちそこから逃げ出した少女。その記憶はなくなり、育ての親と普通の暮らしをしていたはずだったが、テレビに出たことで状況が変わっていく。

ちょっと地味目な優等生タイプの前半とラストの表情
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#生きている(2020年製作の映画)

3.8

外の世界がいきなりゾンビ化。家からでたら大量のゾンビに襲われてしまうので家からは出られない。電波もないので電話もできない。家族の安否もわからないし、助けも呼べない。

ゾンビ映画ではあるが、ゾンビと戦
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タロウのバカ(2019年製作の映画)

3.3

結構話題になって覚えていたYOSHIがジャケットにいて、この子映画出てたんかいと思い、思わず見はじめた作品。
戸籍もない、学校にも行けない、親にも愛されない、何者でもない名無しのタロウ。
タロウの狂気
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.2

タイ映画というのはなかなか馴染みがありませんでしたが、スリリングで役者たちもみんな上手く、あっという間に時間が経ってしまいました。

裕福で遊んでばかりいて勉強ができない2人、お金に余裕はないがとにか
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貞子(2019年製作の映画)

2.6

長らく続く貞子シリーズ。子供の頃「リング」を観たときの衝撃は凄かったですね。リングはちょっと怖いけど面白かったからもう一回見たい。呪怨は怖過ぎてもう絶対見たくないという感じ。

これからも日本の代表的
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ハード・コア(2018年製作の映画)

3.7

「腐っているのは、世の中なのか、俺たちなのか。」

最初のシーン。松たか子がカラオケで歌い出したときの失望感は右近と通じた気がした。
不器用なほど真っ直ぐすぎる主人公たちは、右翼団体の元埋蔵金を探すた
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