とんぺいさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.7

これはもう子供たちがかわいそうすぎる。
学校にも行けず、友達もいなく、ただただ母親とその恋人との空間だけが自分の世界の全てになってしまう。
逃げ出すチャンスや方法はいくらでもあったが、彼はそれを選ばず
>>続きを読む

小さな恋のうた(2019年製作の映画)

4.0

青春映画としてかなりの高クオリティ。
やっぱり音楽っていいな。バンドっていいなと思わせてくれる。
モンゴル800の楽曲の良さを再認識。この作品を観て以来Apple Musicでこの映画のバンドの人たち
>>続きを読む

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.6

これまたやばい作品に出会ってしまった。
庭から外に出るには車に乗らないといけない。外には獰猛な生き物がいるから。
外に出たことがなく育った子供たちの異常性、狂気はヤバかった。
彼らにとっては普通のこと
>>続きを読む

仮面病棟(2020年製作の映画)

3.4

先輩から引き受けた当直のバイトで、ピエロの仮面を被ったコンビニ強盗の立てこもりに巻き込まれる。病院にいるうちにこの病院の奇妙な点に気づき始める。

立てこもり中なのに結構自由に歩き回れるのが、観ていて
>>続きを読む

ラストレター(2020年製作の映画)

4.2

最初は松たか子が亡くなった姉の代わりに同窓会へ行くシーンでマジかよみたいになったけど、そっからの惹き込まれ方がハンパなかったです。

本当に早く迎えにきてくれていたら、もう少し早く2人が再開することが
>>続きを読む

累 かさね(2018年製作の映画)

3.8

これは凄い作品ですね。
顔に傷を持ち日陰を生きてきたが卓越した演技力を持つ女性。美人だが女優として演技力がなかなかパッとしない女性。ある口紅を塗ってキスをすると12時間顔を入れ替えることができる。
>>続きを読む

任侠学園(2019年製作の映画)

4.0

カタギには絶対に手を出さない筋の通ったヤクザが経営不振の高校を立て直す。
こういう系のコメディって結構設定無茶苦茶になったり、ヤクザなのにどういう上下関係?みたいなコメディに寄り過ぎた感じが結構苦手だ
>>続きを読む

長いお別れ(2019年製作の映画)

3.7

私の祖父も2年ほど前から認知症になり、祖母や母親から最近はこんな感じだと聞く様子では、だいぶ悪化しているようだ。
自分の家にいるのに家に帰ると言ったり、目の前にいる祖母を探したり。今年は2月以降実家に
>>続きを読む

持たざるものが全てを奪う HACKER(2016年製作の映画)

3.5

ハッカー映画だと思って見てしまったので、ハッカーというより頭の回転や計画性を楽しむ詐欺要素のほうが強くて、ハッキング要素そんなにないじゃん感が拭えなかったが、ストーリーは面白いし、どんどんお金を集めて>>続きを読む

レベル16 服従の少女たち(2018年製作の映画)

3.6

厳しい施設で暮らし、学ぶ少女たち。
清潔であるというのがこの学校の掟であり絶対。
子供の頃から施設で暮らし、レベル16まで上がれば養子に出され幸せに暮らせると教えられる。
この本当に狭い世界しか知らな
>>続きを読む

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.5

ターミネーター2の続編らしい。
サラたちの戦いにより審判の日を回避したものの、人間は同じ過ちを繰り返す。

誰かを止めても別の誰かがその道を継いでいくのはこれまでのそしてこれからの人類を表してるなと感
>>続きを読む

ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

3.6

時間軸がちょっと複雑だったが、シュワちゃんターミネーターとの絆がより濃く描かれていてよかった。
もちろんアクションはド派手で迫力はある。

ジョンのイメージと役者さんが結構違い、戸惑ったが、それ以上の
>>続きを読む

半世界(2018年製作の映画)

3.6

生まれ育った田舎での暮らし。田舎を出て他の世界を知って帰ってきた者もいる。

ちょっとやさぐれて粗暴な雰囲気の稲垣吾郎が新鮮だった。


自分の生きる範囲だけが世界で、それは学校だったり職場だったり、
>>続きを読む

マチネの終わりに(2019年製作の映画)

3.8

「未来から見れば、この夜も違って見えるのかもしれない」

たった3度しか会ったことがない男女の恋。
ギタリストとして自分の限界を感じつつ満足できず悩む中で出会い、少しづつ明るさや希望に包まれているのが
>>続きを読む

おかえり、はやぶさ(2012年製作の映画)

2.5

はやぶさ作品は他に2作品見ましたが、今作はあまりパッとしない印象。
出演している俳優さんたちは豪華なんですが、はやぶさにかけるスタッフたちの情熱なのか、前回の失敗を引きずっている父親との親子関係なのか
>>続きを読む

柄本家のゴドー(2018年製作の映画)

3.7

これを映像として残してくれてよかった。
演劇は好きで大学時代はよく行きました。それこれ有名どころの役者さんが出ている作品から、あらすじだけを見て面白そうと思った作品まで週2回くらいのペースで観に行って
>>続きを読む

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

3.8

大杉漣さんがやっていたドラマは見たことありましたが、映画の方は初めて見ました。

不器用な親子がゲームを通して会話をし、父親が思っていることや知らなかった一面を発見する。
確かにリアルの世界では言えな
>>続きを読む

銀のエンゼル(2004年製作の映画)

3.5

北海道の片田舎にポツンとたたずむコンビニ。いつも店番をしている妻が事故に遭い、なんともやる気のない旦那が妻の不在の間コンビニを守ることに。そこで出会う人との関わりでなかなか向き合えなかった娘とも向き合>>続きを読む

犬鳴村(2020年製作の映画)

3.6

都市伝説好きとしては、犬鳴村が映画化されるということを知った時結構ワクワクしました。こういうホラーだとドB級な感じかななんて思ってましたが、すごいしっかり作られていて面白かったです。

壁で封鎖されて
>>続きを読む

獣道(2017年製作の映画)

3.5

子役の頃から好きだった2人ですが、こうやって大人になって主演同士で共演してくれるのはたまらないですね。

伊藤沙莉さんの体当たりの演技は流石という感じ。
自分の居場所がないと人は生きていけない。それは
>>続きを読む

空母いぶき(2019年製作の映画)

3.6

「戦後の数多くの政治家が一丸となって守り続けてきたことが、たった一つだけあります。それは、この国は、日本は、絶対に戦争はしないという国民との約束です」


もしも今の日本で、攻撃を受けたら。戦争が始ま
>>続きを読む

いま、会いにゆきます(2004年製作の映画)

3.5

懐かしいですね。竹内結子がきれいだったのと、子役の男の子が可愛かったのは覚えていましたが、細かいところはほとんど忘れていました。

映画を全編見ると、最初の料理シーンや誕生日ケーキなど思い返しての感動
>>続きを読む

レオン(1994年製作の映画)

3.6

名作と言われていましたが、結局観ずにここまできてしまいました。
主演の3人が本当に見事で、ナタリーポートマンは、大人と子供の間の雰囲気がすごく良くて、ゲイリーオールドマンはもう完全にキマっててやばかっ
>>続きを読む

THE LAST MESSAGE 海猿(2010年製作の映画)

3.7

海猿引き続き観賞。
自分の家族がこの仕事をしてたら、そりゃ人を助ける大切な仕事だけど、とにかく心配ですごく複雑な気持ちになりそう。

加藤雅也さんがすごくいい味出してるんですよね。最初はわがままな人だ
>>続きを読む

LIMIT OF LOVE 海猿(2005年製作の映画)

3.6

久々観賞。やっぱり海猿は子供の頃の感動を思い出させてくれますね。ドラマ版とかどハマりして観てました。

20メートルあるハシゴを登りながら、仙崎の名前を聞くシーンとかすごい印象に残ってます。自分の中で
>>続きを読む

踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!(1998年製作の映画)

3.7

やっぱ踊るは1回観始めると止まらないですね。
映画といえばレインボーブリッジな感じがしますが、個人的にはやっぱりこっちですね。
和久さんと副総監の関係性がいいんですよ。

新城さんが室井さんにコート差
>>続きを読む

大奥(2010年製作の映画)

3.6

今更ながら鑑賞。
男女逆転の大奥の世界、結構新鮮でしたね。
柴咲コウの男勝りで本気でこの世を良くしたいという思いがよかったです。

男性だけにかかる病が流行している世の中で、男だけを囲う大奥。その中で
>>続きを読む

青の帰り道(2018年製作の映画)

3.7

高校の時は未来が本当に希望に満ちていて、これから先どんなことが起こるのか、どんな未来が待っているのか、いろんな可能性の中で輝いていた。
大人になるにつれて、その輝きがどんどんなくなっていく。これが大人
>>続きを読む

屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

3.6

やっぱ館というとザ・ミステリーな感じだと思ってましたが、まさかのゾンビでした。ゾンビ色大き過ぎて犯人とかそこまで興味なく進んでしまいました。
ただ退屈だったというわけではなく、ストーリーや役者さんたち
>>続きを読む

記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.8

久々の三谷作品。公開時観に行けずじまいで終わってしまいました。
中井貴一に佐藤浩一にと大物なのにコメディが似合う俳優さんたちがメインで出揃い、さらにコメディ安定の小池栄子さんはさすがとしか言いようがな
>>続きを読む

悪人(2010年製作の映画)

3.3

世間的には「悪人」と呼ばれていても、誰かにとっての愛する人だったりする。
全編通して出てくる方言が田舎のちょっと閉鎖的な雰囲気を感じさせた。

完全な悪人はいないのだろうが、岡田将生が演じていた青年の
>>続きを読む

楽園(2019年製作の映画)

3.3

まさに瀬々監督といった作品。
犯人は誰だというところに焦点を当てがちだが、これはまさにヒューマンドラマ。人間の哀しさや残酷さを閉鎖された限界集落で生きる村人たちを通して映しとっていた。

行方不明にな
>>続きを読む

悪と仮面のルール(2017年製作の映画)

3.3

評価が低いのでなかなか踏み出せなかったのですが、確かに「邪」の存在が微妙というかアバウトな感じではありましたが、出演者の表情や感情の表現が素晴らしかったです。
玉木宏の表情が結構印象に残ってますね。タ
>>続きを読む

箱入り息子の恋(2013年製作の映画)

2.9

前半は盲目の女性と、人間関係に不器用な青年との恋模様にちょっとニヤニヤしたりワクワクしたりしてましたが、後半は父親の態度と展開にちょっともやもや。

天雫夫妻がテレビゲームをしている姿はなんかグッとき
>>続きを読む

劇場版 おいしい給食 Final Battle(2020年製作の映画)

4.2

ドラマがあったなんて全然知りませんでした。これはまさにめっけもん。笑って泣けるとはこのことかもしれない。

普段は真面目で冷静なのに、ふざけた校歌にノリノリで給食への愛を隠しきれない姿が最高に面白かっ
>>続きを読む

閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)

3.6

鶴瓶師匠のああいう演技結構グッときてしまうんですよね。終盤の裁判シーンの演技は思わず涙してしまいました。

閉鎖病棟と銘打ってる割には結構ふらっとどこにでも行ける感じなのかとも思ったが、実際の感じを知
>>続きを読む