とんぺいさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.6

登場人物一人ずつがメインとなり最後に主人公がメイン回となる心温まる短編系はあまり得意ではないのだが、今作は出演している役者さんたちの流石の演技力や、石田ゆり子さんの美しさに見惚れてしまった。

コーヒ
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デスノート Light up the NEW world(2016年製作の映画)

3.4

藤原竜也のデスノートの時中学生の真っ只中世代。
Lやキラの後継者同士の戦い。役者も豪華で結構楽しめました。
ミサミサとかリュークとか懐かし!ってちょっとテンション上がりつつ、新しいキャラクターも結構魅
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九月の恋と出会うまで(2019年製作の映画)

3.6

引越し先で1年後から届く謎の声に出会う。

芸術家たちが集まるマンションに高橋一生の落ち着いて、でも可愛げがある感じとかもう雰囲気最高ですね。

1年後から届く声の正体を探って(まぁ多分観てる人はほぼ
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カイジ 動物世界/動物世界(2018年製作の映画)

4.3

日本ではお馴染みのカイジの中国版。
まずは、映像がキレイでめちゃ迫力がある。スマホで観てたけど、オープニングでこれはもっと大きい画面でみようと思いPS4を起動した。

ざわざわざわってやつは主人公のア
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ジャックは一体何をした?(2017年製作の映画)

2.5

自分にはこの芸術?エンターテイメント?は理解できませんでした。
というか理解しようとすること自体間違っているんだろうけど。

会話の噛み合わない不条理作品。容疑をきせられた喋る猿。

でも、こういう作
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.7

日本はもちろん世界で蔓延しているコロナウイルス。
今の世界の現状が時々重なって見えて、現実で起きていることのように感じられた。
冒頭のシーン、感染者が日常にあふれる様々なものを触るシーンで、既に恐ろし
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アフタースクール(2008年製作の映画)

4.5

お前みたいな生徒どのクラスにもいるんだよ。全部わかったような顔して勝手に捻くれて、この学校つまんねぇだのなんだの。あのな、学校なんてどうでもいんだよ。お前がつまんないのは、お前のせいだ。


何度目か
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ピーターラビット(2018年製作の映画)

3.6

ピーターラビットは子供の頃家に本があったから読んだことあるんだろうけど、どんな感じだったかは忘れてしまっていた。

ピーターはじめ、登場する動物たちはすごく可愛らしい。
行動とかは結構ヤバいけど。
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.6

IMAXでの鑑賞。
とにかく圧巻。セリフは少ないが、この悲惨な戦争に自分も参加しているかのような絶対的な没入感があった。死体の山をかき分ける場面も、死体が本当にリアルで、でもそこをフューチャーしすぎる
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

シンプル、計画、匂い。

そもそも韓国で半地下で暮らすという現実があることを知らなかった。今でも80万人以上が半地下で暮らしているというのが衝撃だ。
国は違えど、貧困や格差問題はどの国でも存在し、いろ
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青夏 きみに恋した30日(2018年製作の映画)

3.1

若手俳優を使った邦画にありふれたTHE恋愛青春映画。
脇役にベテラン、中堅どころを使ってるのもよくある感じ。

恋愛に将来に展開とかストーリーは予想できるが、なぜか定期的にこういう系が見たくなる。
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学校II(1996年製作の映画)

4.2

俺、もっとバカだった方が良かったな。だって分かるんだ、自分でも。バカだから、なかなか仕事が覚えられなくて。みんなが俺のことバカにすんのが分かるんだよ、先生


名作は色褪せないを実感。
前作が夜間中学
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学校(1993年製作の映画)

3.7

夜間中学の物語。
夜間高校はいまでも馴染みが結構あると思うが、中学となるとなかなか存在を知らない人もいるかもしれない。
戦後の混乱で学校に通えなかった人や、外国人が日本語の習得のために入ることが多いら
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50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

3.7

まさか福田雄一に泣かされそうになる日が来るとは。

長澤まさみと山田孝之がとにかくかわいい。
毎日同じ日を繰り返すように演じていた家族にも本当に脱帽。あの弟はマジでヤバイですけどw

もしも自分の家族
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セイジ 陸の魚(2011年製作の映画)

3.3

就職も決まり、社会人まであと少しの大学生。自転車の旅の途中での出会い。

このまま会社という組織に入り社会人というレールに乗っていくのかという迷いが、あそこで出会った常連の人たちともリンクしていてすご
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サーミの血(2016年製作の映画)

3.8

サーミの民族というのを恥ずかしながら初めて知りました。
その民族というだけで進学も出来ず、世間からは見下され、伝統を守ることで生きていく。
そんな世界から飛び出したいと願う少女。
その気持ちはものすご
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ファイ 悪魔に育てられた少年(2013年製作の映画)

4.6

めちゃくちゃ面白かった。

誘拐され5人の男に育てられた少年。そいつらと楽しそうにしてる姿や、褒められて嬉しそうにしている姿。かと思えばお仕置きと称して地下に閉じ込められたり。

アクションシーンはど
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カエル少年失踪殺人事件(2011年製作の映画)

3.7

カエルを探しに山に出かけて失踪した5人の子供たち。
事件そのものも気になりますし、家族の気持ちを思うとやりきれません。

主人公のテレビマンや遺族、警察など様々な人間の心の描写も見応えがありました。
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ぼくらの七日間戦争(1988年製作の映画)

3.5

久々鑑賞。
大人たちの理不尽すぎる言動に立ち向かう子供たち。
秘密基地のような立てこもり現場は子供時代に見たらワクワクするんだろうな。

それにしてもあの教師たちは結構ムカつきますね。その分思う存分子
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黄金を抱いて翔べ(2012年製作の映画)

3.3

銀行強盗もの。
と思いきや中盤まではチンピラとか公安とかとゴタゴタしてます。あれだけ騒いで警察に捕まらないのが不思議なくらい。

このゴタゴタで結構中だるみしたような気持ちになりましたが、最後の銀行強
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アカルイミライ(2002年製作の映画)

3.7

オダギリジョーの周りを埋め尽くす不安と危うさ。守という絶対的指針を失ってしまい、アカルイミライなんて見えないような絶望の中で、守の父親との日常がいい感じに進むと、忘れることを許されないかのように現れる>>続きを読む

かぞくのくに(2012年製作の映画)

3.7

どうすることも出来ない現実。
主演2人はもちろん、出演している人たち全員が、彼を思い、でも何もしてあげられないどうすることもできないという現実を目の当たりにする絶望感が伝わってくる。

拉致被害者だけ
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.3

このビジュアルは観たらなかなか忘れられない。
アニメーションに音楽に世界観に、全てが独特で惹きつけられるように観てしまう。

この世界での人間の立ち位置が、自分たちからしたら虫を扱うような感覚で、少し
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懲戒免職(2006年製作の映画)

3.6

15分のショートムービー。
色気があり、けだるげで、サンダルで校内を歩き回り、授業中には机に脚をのっけてタバコを吸う。

こんなほかの先生とは違う異質な雰囲気をもった大人が学校にいたら女子生徒はそりゃ
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.8

厳しいノルマを課される競争社会。
みんなが怯え心も体もすり減らしていく中を飄々と、というかグウタラに過ごす主人公の中堅社員を演じるのが野村萬斎。彼のお芝居はやはり癖があり存在感がありますね。そしてなに
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フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)

3.4

死が近い人が透けて見える能力を持った少年のラブストーリー。
能力自体はすごいものだけど、物語としてはその設定を軸にした恋愛映画。

キーワードとして「選択」という言葉が多く使われるが、たしかに人は1日
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図書館戦争 THE LAST MISSION(2015年製作の映画)

3.7

この作品を見るとやっぱり本が読みたくなる。

アクションも迫力があるし、それぞれの隊員のキャラクターも前作やテレビでやってたやつを見てるとなお魅力的である。

水戸の隊員の葛藤する様子がすごく心に残る
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タワーリング・インフェルノ(1974年製作の映画)

4.2

最初は長いかなと思ったけど、実際見てみたら全く飽きずに観れてしまった。

欠陥タワーの恐怖に拍車をかけるのは、次々と残酷に死んでいく登場人物たち。
火災が起き早々と事態の深刻さに気付き警告している中で
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十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

3.6

気になっていたけどなかなか観れなかった作品。

自殺目的で集まった未成年の若者たち。それぞれの死にたい事情が語られていく。事情は人それぞれだが、未成年のうち特に学生の時は自分の周りだけが世界のすべてだ
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

4.3


久々に力の入った邦画を見ました。

犯人の謎も面白かったし、やはり登場人物が魅力的でストーリーもよかった。
やっぱり木村拓哉は主役だなって感じた。
ミステリーとしても面白いし、ホテルマンとしての接客
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子どもが教えてくれたこと(2016年製作の映画)

3.7

それぞれ病気を抱えた子供たちを追ったドキュメンタリー。
子供たちが代わる代わる出てくるが、どの子も魅力的でとても引き込まれる。

驚いたのは、自分たちには想像もできない苦悩を抱えているはずなのに、みん
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黄泉がえる復讐(2015年製作の映画)

3.6

死者が自分を殺した相手に復讐するためにこの世にまた戻ってくる。
設定が面白く、アメリカ作品とかなら壮大に死者がウロウロするシーンとか作りそうだけど、この作品はちゃんとストーリーで魅せていて、なおかつち
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

3.8

これが実話なんて言われたらもう権力なんて信用出来なくなる。
警察は正義であり我々のような弱い立場の者からしたら頼るべき大きな存在なのに、その警察の不祥事はどの国でも聞こえてくる。
しかもこれは不祥事な
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オズランド 笑顔の魔法おしえます。(2018年製作の映画)

3.6

実際にある三井グリーンランドを題材にした話。

自分も学生時代遊園地で働いていたので、とても懐かしくまた羨ましく思いながら鑑賞した。
やっぱり遊園地で働くのって楽しいんですよね。自分が働いてた遊園地も
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星になった少年 Shining Boy & Little Randy(2005年製作の映画)

3.5

昔見た記憶はあったが、あまりよく覚えてなかった作品。

柳楽優弥がものすごくいい味を出していた。タイで象使いの勉強をしている場面でのタイの他の生徒との関係を気づくところとかはずっと観ていたい気持ちにな
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.7

結構話題になっていたので気になっていた作品。
サメ映画はやっぱりB級というイメージがあるのであまり期待はしていなかったけど、エンターテインメントとしてすごく面白かった。

あの巨大なサメに生身で近く作
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