からげんきさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.6

一人の人間の脳内から産み落とされた、純度100%のオリジナリティの塊。

そこに他者の介在がないってところが、この映画の一番のキモであり、評価される点であるのは間違いないと思います。

最近になって映
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.0

胸糞展開ばかりフューチャーされてそういう先入観でみちゃうけど嫌な映画ではなかった。

明るいミュージカル映画を超絶ブラックにしたかのようなセンス。

まぁ暗い話なんだけど、主人公の選択に対しては響くも
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

終わり方だけで100億点あげたい。


シリーズの集大成として凄く納得感がありました。

それは伏線の回収やストーリーの歯切れの良さという部分もあるんだけど、お話だけでなく「エヴァンゲリオン」そのもの
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劇場版 生徒会役員共(2017年製作の映画)

3.2

日常系アニメの劇場版ってスケールの大きなことしようとして元々の良さが失われるケースが多いんだけど、これに関してはいつも通りで安定感がある作品だった。

逆に言えば、これ劇場版にする意味なくね?って思っ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.0

な、なるほどぉ…

アカデミー賞っていう色眼鏡で見ないほうが楽しめると思った。

ドラキュラZERO(2014年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

ドラキュラ×ヒーロー映画

なかなかのビジュアル系映画
中世+イケメン+ヒーローものというベタすぎるほどにベタな映画です。
特に見た目的なかっこよさはあると思う。

ただ褒めたくなる要素がそんなにない
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.2

前作よりは良かった。

今作の良かった部分はタイトル通り「1984年」という舞台設定。

時代の雰囲気はよく出てて80年代特有の空気感がワンダーウーマンというキャラクター造形からくる「馬鹿っぽさ」「ダ
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ゾンゲリア(1981年製作の映画)

3.6

ゾンビものではないゾンビもの

死んだ人間が生きている人間に成りすましているので、よくあるゾンビものにはないミステリー要素があるのが良かった。

それでいて、残酷描写に手を抜いていないところが良い!
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.2

エヴァンゲリオンがなんでこんなに人気があるのか?

それは心理描写が痛いほど生々しいから だと思う。

そしてその心理ってものがストーリーに直結しているという緻密さ。

エヴァンゲリオン、A.Tフィー
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魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

3.0

アンハサウェイとオクタヴィアスペンサーが良かった。

近年の「魔女キャラ」にありがちなキュートさを一切排除したデザインは素晴らしい。

醜さを全面に押し出したところは評価ポイント。

アンハサウェイの
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モンスター(2003年製作の映画)

3.5

最強に不細工なシャーリーズ・セロンがみれると聞いて興味本位でみたけど、外面だけでなく内面性まで緻密に表現しててもはや見た目のことなんてすぐにどうでもよくなるくらい、凄い。

すごすぎて"怪演"としか言
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キング・コング(2005年製作の映画)

2.8

島のシーンは面白い

キングコングは『髑髏島の巨神』以外みたことなかったんですがネットフリックスにあったのでなんとなく視聴。



2017版に劣らず、髑髏島での冒険がシンプルに面白かった。

インデ
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世界残酷物語(1962年製作の映画)

2.1

テレビでよくやってる、世界衝撃映像のうるさくない版的な。

シーンによってわりとダレるのが難点。

見るからに異常な風習や文化を見せた後に「これも異常だよね」と言わんばかりに見慣れた文化を出してくるセ
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.4

映画館でみてないので、「見た」と言っていいのか迷う部分もありますが、"冷たい戦争映画"という印象

残酷描写は少なめだし、ドラマ性が強いわけでもなく、良い意味で坦々と描いている。

この"坦々と"の部
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コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)

3.5

おー、ええやん

子供向けと思いきやくっそおぞましくて草

人形だから多少マイルドにはなるものの残酷な描写もあり、ホラーチックな世界観が非常に良い。

冒頭のお人形解体ショーがそこはかとない狂気を感じ
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アリス・スウィート・アリス(1977年製作の映画)

3.3

サスペンス要素強めの殺人鬼もの

レンタル落ちのDVDを購入して視聴。

妹を殺したキチガイ少女が中心のストーリーでお子ちゃまホラーにありがちな「この子がそんなことするはずない!」系ってやつですか。
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ザ・リチュアル いけにえの儀式(2017年製作の映画)

3.0

森の怖さが良く出てると思った。


木々の間から誰かが見てるような怖さ。

気づきにくいけど木に手がかかってたりするところが良い。

まんまブレア・ウィッチみたいなストーリーだけど怪物がちゃんと出てく
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ヤコペッティの大残酷(1974年製作の映画)

3.6

映像の暴力、これぞ映画だと思った。

一回見てレビューするのは難しい。2回目みたらちゃんと書く

アントラム 史上最も呪われた映画(2018年製作の映画)

3.7

☆見たら死ぬ映画!☆


見たら死ぬやつです。
こんな映画をレンタル店においていいのだろうか。

数日後には自分もオニダルマオコゼに刺されて死ぬと思うので生きてるうちにレビューしときます。


見たら
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

なんなよくわかんねぇけど、ものすっごいっすよー!!!これー!!!


「それじゃあ見せてもらいますかね。ノーランの実力を。」と言いながら久々の完全新作映画を映画館でみた。

あの糞長い予告編のオペラ襲
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

3.8

クリント・イーストウッドで一番好きかもしれない。

刺さる。

思わずうるっときてしまったよ。


『レオン』とか似たような雰囲気の映画は色々あるものの、本作はクリント・イーストウッドの演技と演出が深
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ジグソウ:ソウ・レガシー(2017年製作の映画)

3.0

SAWシリーズって一作目は秀逸なストーリー構成のおかげで考える面白さがあったのが3か4あたりから拷問メインで話がつまらなくなっていったシリーズという印象だったけど、これはどちらかと言えば1作目の面白さ>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

4.0

見えざる恐怖…


評判良かったので公開終了間際にて駆け込みで観賞。

「透明人間」という何かありきたりなタイトルとは裏腹に、予想出来ない展開と恐怖演出が最高でした。


兎に角カメラワークがいやらし
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

おー、ええやん。

正直ターミネーターシリーズは2の栄光にしがみついて無理やり延命させられてるゾンビみたいなシリーズだと思ってて今作も全く期待してなかったけど、まぁ一応ターミネーターシリーズだし…と思
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イノセンス(2004年製作の映画)

4.2

前作のゴーストインザシェルと並んで、難解だけどカッコいいアニメ映画である。

デザインから映像に至るまで凄まじく作り込まれた世界観

台詞でいちいち哲学や宗教から引用してくるし

この廃退的な近未来の
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.0

何回も見てる映画だけど最近のIMAX版再上映を見た。

やはり映画館で見ると映像の説得力と迫真っぷりが凄い。

改めてヒースレジャー版ジョーカー良いなぁ。


個人的にはバットマン童貞を捨てた映画であ
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セブン(1995年製作の映画)

3.9

見てて楽しくはないけど共感してしまう映画

拗らせてる中学生二年生に見てほしい映画ナンバーワン。

胸糞悪いと評判のオチに関しても、自分は大好物です。


内容はダークだけどそれを際立たせる映像のかっ
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.3

あのレオ様が苦しむ様を見続けよう

熊に襲われたり、凍えそうになったり、崖から落ちたり、滝から落ちたり、生肉を食べたり、死んだ馬の体内で暖をとったりするレオ様を見守ろう。

なかなか面白かったけどアカ
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ANNA/アナ(2019年製作の映画)

3.2

良いぞ~これ


見た目的にかっこいいし、話の仕掛けも面白いと思います。

敵の裏をかきまくるアナ。

KGBとCIAを行ったり来たりしてどっちのスパイをしてんのか分からないほど

アナと絡む登場人物
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シャザム!(2019年製作の映画)

2.7

DCのわりにギャグ要素多めなので見やすい。

というかこの映画に漏れず最近のDCはマーベルを意識してる感がするのは自分だけでしょうか。


アクションシーンやヒーロー誕生話としてみたら"いつものやつ"
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

長いし、重いし、小難しい言葉ばっかり出てくる。でも、面白かった。


インターステラーの旅は相対性理論だとか事象の地平線だとか、理系チックな言葉のせいで混乱するかもしれないが、むしろ理系の皮を被った文
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インセプション(2010年製作の映画)

3.8

☆夢の儚さを体現したかのような☆

ビジュアルが凄い

ストーリー凝ってる

俳優も豪華

個人的にノーラン映画では見易い部類

人間の潜在意識・アイディアに焦点を当てた映画っていう着眼点が面白いよね
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.0

重い映画って先入観を勝手に抱いていたせいで、最近になって初めて見た。

全然重くないし、変に説教臭くないのがいいね!

コミカルな部分がけっこうあるおかげで見やすかった。

特に悪役のゲイリー・オール
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ジェラルドのゲーム(2017年製作の映画)

3.5

☆究極の放置プレイ☆




拘束プレイの最中に相手が死んでしまい拘束されたまま取り残されるという、そもそものシチュエーションが怖い。

SAWとかCubeのような脱出モノのような第一印象を抱きやすい
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エスター(2009年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

☆お子ちゃまホラー!☆

エスター

養子として引き取った子供がとんでもねぇサイコ野郎だったという話。

エスターの不気味な魅力と、将棋倒しのように家庭が崩壊してゆく様が特徴的な子供ホラーでした。
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

4.5

☆高速解凍モードレベル4☆


よく2作目は駄作なんて言われるけど、今作はそうとも限らないと思う。続編ありきの作品なので一作で完結する前作や次作に比べたら地味な印象を受けやすいかもしれない・・・

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