おぺちょぺさんの映画レビュー・感想・評価

おぺちょぺ

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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.7

TOHOシネマズすすきのにて鑑賞。
その後、人生ベスト級に好きだと思ったので、109シネマズプレミアム新宿にて、一生に一度の気持ちでドルビーアトモスプレミアムシートS席で鑑賞(6,500円也)。価格に
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セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

3.8

やりたいことはわかるんだけど、その手法がまだまだ荒削りだなあという印象。
突然のMV演出は面白いけど、メインの会話シーンが少々間延びしているので、そのエキセントリックさを活かしきれていない。

印象に
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.7

IMAX最終日に駆け込みで鑑賞。早朝の回しかなく、時間休を取得してまで映画館へ。

私は本作の魅力をまだまだ捉えきれていなかったことに気づく。IMAXの音響と大画面に没入し、心と身体が勝手に踊り出す。
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Pearl パール(2022年製作の映画)

4.6

前作『X』の終了後に流れた予告編。ジョークなのかと思ったら、まさか本気だったとは!
ミア・ゴス、八面六臂の大活躍!殺しっぷりも素晴らしいが、何より彼女の顔がずーっとアップになる長台詞シーンね。「すごい
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.6

現段階で2024ベスト(2023公開だけど)だし、人生ベスト級に好きな作品。

バリー・キオガンが、バリー・キオガンにしかできない役を、バリー・キオガンらしさ全開で演じているので、その時点で最高。あの
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.3

変な映画!(褒めてる)
オリヴィア・コールマンが素晴らしい俳優であることを改めて感じた。

彼女が躁(暖色)なのか鬱(寒色)なのか、衣装ですぐわかるのが面白かった。真っ青なドレスで劇場に入ってきた時は
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.3

前情報をまったく入れずに鑑賞。客はかなり入っていた。シンプルに映画としての点数をつけています。

いい映画だったとは思いつつ、いまだに日本人にとっての「完璧な日々」が”清貧”というのは気持ち悪いなあと
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.3

綾野剛の快(怪)演には拍手!!!それで元は取れたかなという感じ。
最後まで行く前に、寄り道が多すぎる。
岡田が、他人から聞いた砂漠のトカゲのエピソードを、ねっとりと一字一句そのまま広末涼子に話すシーン
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アシスタント(2019年製作の映画)

4.2

好きなことを仕事にするまでに種々のハードルがあったと思うが、ようやくたどり着いた先にこの環境があると思うと・・・辛くて仕方がない。90分足らずの尺だったからなんとか耐えきれたが、それ以上長かったら無理>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

3.5

口コミで話題になっていたこともあり、客はかなり入っていた。
邦画に対して文句ばかり言ってる人と思われているけど、私は過度な説明が嫌いなだけです!全部セリフで説明するんだったら、”映画”というか、映像で
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.3

憑依チャレンジのアイディア一発でどのように広げていくのか。それは杞憂に終わり、90分ハラハラしっぱなしだった。かなり情報量が多く、一回観ただけではすべて網羅しきれないと思う。
ラストシーンがよかった!

ウィッシュ(2023年製作の映画)

4.2

本編開始前の100周年記念短編が最高なので、必ず劇場で観てほしい。

ハイライトとなるシーンが夜だったり、薄暗い室内が多いし、かなり地味な作品だったなあという印象が強い。
ただ、過去作品へのトリビュー
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.4

状況は全く異なっているのに、過去の自分を思い出して、こういう感覚になったことあったなって常に思っていた。ストロボバッキバキのクラブで踊るイメージカットは、なぜだかよくわからないけど私も息が苦しくなって>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

4.5

TOHOシネマズすすきのにて、Dolbyシネマ+コンフォートシートで初鑑賞。できたばかりの劇場で初めて観た作品なので、これからも心に残っていく作品だと思う。

まさに波乱万丈ともいうべきナポレオンの人
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.6

3時間超えの大作と聞き、心と体調を整えて劇場へ。ただ、長く感じるどころか、あっという間だった。スコセッシ、映画作りがうますぎる!!!
細かい部分で語りたいところはたくさんあるけれど、オセージ族の死生観
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死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年製作の映画)

4.0

例によって、あまり期待せず観に行ったので、かなり楽しめた。でも、予告編で見せ場の大半をバラしてたのは良くないと思う(私が映画館に行きすぎなのか?)。

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

4.2

ジャンルもの、いわゆる悪魔祓いモノではあるけれど、その枠組みの中でしっかりとファンの期待に応えつつ、プラスαを提供してくれる。こういう作品と劇場で出会えると本当にうれしいよな。
また引き合いに出して申
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.4

マッコールさんとこれでお別れは寂しい。デンゼル兄貴もたしかに歳をとったなあと思ったけれど、ファイナルなんていわないで、続けてほしい。
アクションというよりも、すでにサイコスリラー化してるのが面白かった
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.6

こちらも90’sHIPHOP使いが最高で、サントラだけでもう5億点。スパイダーバースの陰に隠れがちだが、本作も革新的な画作りだったと思う。それこそ、まるでグラフィティのような大胆さと鮮やかさ!
タート
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

4.3

ヒップホップ好きとしては、とにかくサントラが最高。さらにビーストウォーズファンなので、それだけで点数足してしまいましたね。
脚本へのツッコミだったり、ビースト戦士の登場シーンが少なすぎることへの不満だ
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イノセンツ(2021年製作の映画)

4.6

北欧版『童夢』と聞いて、いやいやそれどういうことだよと思って観に行ったら、本当に『童夢』でした。クレジットに「原案:大友克洋『童夢』」とは入れるべきなんじゃないかなとは私も思った。

作品全体に流れる
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バービー(2023年製作の映画)

4.4

グレタ・ガーウィグとノア・バームバックのコンビ(ご結婚おめでとうございます)、そこにマーゴット・ロビーとライアン・ゴズリングのキャスティング。よく集まってくれたねという感謝の気持ちで一杯です!
切れ味
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クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男(2019年製作の映画)

4.0

タランティーノ信者なので観ないという選択肢はなかった。
彼の功績に触れつつ、ワインスタインとの蜜月、ユマ・サーマンの事故にも触れていた。
歴代作品のピクトグラムがよかったね。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.9

熱狂的なジブリファンではないし、宮崎駿の信者でもないので、フラットな感想としては・・・鳥映画でしたね!

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

4.6

観てよかった。特に男性に観てほしい。本作を観て、どう思うか。これほどまでに許し難い事件がいつ起こったのかを調べてみてほしい。
ベン・ウィショー演じる教師の彼がいることが、本作にさらなる深みを与えている
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.6

前作で革命を起こしたのに、さらにそれを更新するとは・・・。最高だった!
常に情報の洪水なので、字幕見ながらだと目が足りない。吹替版の方がいいね、これは。途中、脳が疲れて少しボーっとしてしまうほど。

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.8

ヨーロッパ企画の大ファンとして非常に楽しみにしていた分、ハードルが上がりすぎたかもしれない。前作『ドロステ〜』は超えてこなかった。
中盤以降のロマンス展開が長い。私はヨーロッパ企画メンツの非生産的な無
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.5

ダサすぎる走り方からの、(食べ物と)赤ちゃん救出シーンは今年トップクラスにブチ上がった。
中盤に色々な理論の飛躍はあったものの、勢いとパワーで納得させてくれたから全然オッケー!大作に埋もれてしまってい
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

4.2

思ったより・・・というのは失礼だが、脚本は丁寧で、怖くて笑える快作だった。同じ日に観たインディージョーンズの5億倍おもしろかったです。
話の展開はたしかに読めるかもしれないが、その過程が丁寧なのでまっ
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.0

4DXで鑑賞。
今年一番のガッカリ作品。インディに求めてるのは遺跡探検なので、一本調子のカーチェイスを延々と見せられるのは辛かった。ツッコミどころ満載の脚本はともかく、ヒロインのキャラがブレブレで単な
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

4.2

4DXで鑑賞。4DXの良さをあまり生かしきれていなかったのだけが残念。
過去の名作をわざわざこの時代にリメイクするのだから、どのようにアップデートするのか。その高く大きな壁に果敢に挑み続けるディズニー
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キッチン(1989年製作の映画)

4.5

森田芳光70祭in函館上映会で鑑賞。函館に住んでいたことがあるので、特別な作品になった。
現状、邦画で一番好き。説明しすぎない、なんなら一切の説明を放棄するシュールな展開と、切れ味抜群のシリアスなギャ
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雄獅少年/ライオン少年(2021年製作の映画)

4.4

『スパイダーバース』とは別のベクトルでぶっ飛ばされた。スポ根一辺倒かと思いつつ、主人公が都会に削り取られるパートで抑揚がつけられているのがよかった。
師匠の妻の描かれ方が時代遅れすぎて残念だったが、今
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ナワリヌイ(2022年製作の映画)

4.0

思いつく限りの邪悪が、人の手によって引き起こされているという事実に暗澹たる気持ちになる。

EO イーオー(2022年製作の映画)

4.3

「私はいったい何を観させられているんだ・・・」という映画でしか味わえない稀有な体験をもたらしてくれる作品。ロバ目線の映画ってなんなんだよ・・・
時折ふと脳内に浮かぶシーンがあるから、かなり好きな作品な
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ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

4.2

4DXで鑑賞。2023の4DXベスト映画はこれで決まり。雪も含めた4DXの全演出が使用される全乗せ。そのサービス精神に感謝!
内容はまあ、観てください・・・。

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