『テレビ版とあまり変わらず残念』
Netflixでテレビ版を観ていたので、その流れで劇場版も観に行きました。そんなに期待していた訳ではありませんでしたが、やはりその予想通りな感じでした💦というのも、>>続きを読む
『黒柳徹子はまさにレジェンド』
言わずと知れた黒柳徹子のベストセラー「窓ぎわのトットちゃん」の映画アニメ化作品でした。原作の方はまだ自分が子供の頃に出たものでしたが、これまで未読。黒柳徹子の子供の頃>>続きを読む
『リディア・ターの師匠の半生記』
20世紀のアメリカを代表する音楽家だったレナード・バーンスタインの半生を描いた映画でした。Netflix制作だそうで、ネット配信もされるそうですが、先行で劇場で上映>>続きを読む
『選曲の妙を楽しむ異色のラブコメディ』
本作はフィンランド映画でした。フィンランド映画と言うと、今年3月に観た「コンパートメント NO.6」がありましたが、あちらはフィンランド人がロシアに留学した際>>続きを読む
『自由民主主義を目指すのか、体制維持を目指すのか、それが問題だ』
今年ひとつのトレンドとなった(?)選挙や政治を扱ったドキュメンタリーの掉尾を飾る作品でした。選挙を取材する人が主人公となった「劇場版>>続きを読む
『食べてから観るか、観てから食べるか』
19世紀後半のフランスを舞台に、美食家のドダンとその住み込み料理人であるウージェニーの料理を通じた恋物語でした。冒頭料理を作る場面が続き、その臨場感とテンポの>>続きを読む
『まるで我がことのような映画』
「サスペリア」や「フェノミナ」など、少女を虫漬けにすることで有名な(?)ホラー映画の巨匠・ダリオ・アルジェントが主人公を務めた異色作でした。
フランソワーズ・ルブラ>>続きを読む
『きっと明日はいい天気』
NHKの朝ドラ「おちょやん」で主演を務めた杉咲花が主演ということでしたが、個人的に彼女は初見。それで驚いたのですが、演技が抜群で、彼女が演じた「川辺市子」という人物が、本当>>続きを読む
『超グロ系映画から成長物語に昇華する傑作』
1993年に制作されたオーストラリア映画だそうですが、日本では過去にVHSビデオのみ発売されていた作品だったそうです。言ってみれば、日本ではこれまで陽の目>>続きを読む
『R18+で楽しむ春画入門』
浮世絵の中でも猥褻系を扱った春画を題材にした映画と言えば、10月に公開された「春画先生」がありました。「春画先生」はR15+指定のフィクションでしたが、こちらはドキュメ>>続きを読む
『犬神家と目玉おやじの意外な関係』
題名通り、鬼太郎誕生秘話でした。驚くことに舞台となった哭倉村の雰囲気や、騒動の中心にあった龍賀一族は、横溝正史の傑作を市川崑監督が映画化した「犬神家の一族」の丸写>>続きを読む
『秀吉物との比較で観るナポレオン』
ホアキン・フェニックス主演のナポレオンということで、大変楽しみにしていた本作。公開当日に観に行きました。
成り上がって天下人となったという意味で豊臣秀吉と並び称す>>続きを読む
『新たな笑いの構造は生まれたか?』
2019年に、その笑撃的な面白さで大ヒットした「翔んで埼玉」の第2弾でした。前作のテイストをそのままに、関西圏に話を持って行くということで、話=笑いの構造には既視感>>続きを読む
『「さよならの向こう側」は反則技』
2000年に発表され、同年の芥川賞を受賞した松浦寿輝の同名小説を映画化したものでした。原作未読で詳細は分かりませんが、映画の舞台は2012年から13年に掛けての時>>続きを読む
『戦争を終えるということ』
時は敗戦直後。心と身体に傷を負った人たちに灯影(ほかげ)を当てた映画でした。主要登場人物は4人。女(趣里)は出征した夫が戦死し、子供も戦災で亡くなった模様。飲み屋をやって>>続きを読む
『おっさんずラブ&コント✖本能寺の変』
北野武監督が手掛けた「本能寺の変」。荒木村重や落語家の祖という説もある曽呂利新左衛門の顛末は完全に創作っぽいけど、いつ誰が何をしたという部分では概ね史実に添っ>>続きを読む
『候補者への愛情を垣間見る唯一無二の選挙取材』
選挙取材を専門とするフリーランスライターの畠山理仁に密着したドキュメンタリーでした。今年は選挙とか政治をテーマにしたドキュメンタリー映画の当たり年なの>>続きを読む
『歌舞伎や人形浄瑠璃の要素が垣間見られる異色作』
「夢二」(1991年)、「ツィゴイネルワイゼン」(1980年)に引き続き、鈴木清順監督生誕100周年記念でデジタルリマスター版が上映された「陽炎座」>>続きを読む
『五感で感じる映画』
前回の「夢二」(1991年)に引き続き、鈴木清順監督生誕100周年記念でデジタルリマスター版が上映された「ツィゴイネルワイゼン」(1980年)を鑑賞。「陽炎座」(1981年)と>>続きを読む
『映画界の新古今和歌集』
鈴木清順監督生誕100周年記念ということで、「大正浪漫三部作」と言われる「ツィゴイネルワイゼン」(1980年)、「陽炎座」(1981年)、そして本作「夢二」(1991年)の>>続きを読む
「生きることへの欲求」を持つために何をすべきかを描く名作
どんな話かあまり確認せずに観に行きましたが、意外にというか、かなり良い映画でした。”普通じゃない”登場人物が入れ替わり登場し、彼らの悩みや秘>>続きを読む
驚きの強制労働?!もある意外な展開
大人が観ても面白いと聞いたので、行ってきました。オッサンの私以外は、ほぼお母さんと学齢に達するか達しないかくらいの娘さんの2人連れが多く、やはり場違い感は否めませ>>続きを読む
『ゴジラは良かったけどなあ・・・』
神木隆之介と浜辺美波という「らんまん」コンビが主演を務めたゴジラ70周年、かつ日本制作の実写版として通算30作目の記念すべき作品でした。前作の「シン・ゴジラ」は現>>続きを読む
『巨大利権に挑むということ』
最近良くお目に掛かる”実話を基にした”映画でした。直近だと「福田村事件」や「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」が代表的ですが、本作もそれら同様かなり重たい事件を扱って>>続きを読む
『100年後のベトナム戦争』
鑑賞後、改めて本作の公式サイトを見て驚いたのですが、作中アメリカの標的となったAI・アルフィーが、何と少女だったということ!チラシの写真でも確認できるけど、作品を通して>>続きを読む
『月刊ムーは制作に関わっていなかったけど。。。』
本作のチラシを見たら、懐かしの「月刊ムー」のロゴマークが載っていて、ムーが制作に関わっているのかなと思い観に行ってみました。結果はムーとコラボ企画を>>続きを読む
『アメリカの黒歴史を記憶するための映画』
マーティン・スコセッシ監督の作品を観るのは、2019年に劇場公開された「アイリッシュマン」以来4年ぶり。「アイリッシュマン」も3時間29分に及ぶ超大作でした>>続きを読む
『内容だけでなく、題名から字幕まで秀逸』
グローバル化の進展の結果、国境を越えたヒト、モノ、カネの移動が飛躍的に増加し、特にヒトの移動により異文化、異人種、異宗教、異言語をバックボーンに持つ人々が、>>続きを読む
『浮世絵の世界をもっと紹介してくれれば良かったのに・・・』
意外にもエロの要素が強い映画でビックリしました。確かにR15+指定だったので、一定のエロ要素があるものとは思っていましたが、「商業映画とし>>続きを読む
人物描写に厚みが感じられなかった
辺見庸の同名小説を映画化した作品でした。明示はしていませんが、2016年に相模原の知的障碍者施設で発生した元職員による大量殺人事件を題材にしている作品であり、ひと言>>続きを読む
『親子の絆を描きつつグロテスクなシーンが観られる珍作』
密輸中に森に放り出された大量のコカインを食べたアメリカクマが大暴れして人間を襲うというパニック映画でした。動物に襲われるという点ではクマ版ジョ>>続きを読む
『物足りなさに卍固めしたい』
昨年他界したアントニオ猪木の伝記的ドキュメンタリー映画でした。往年の猪木ファンとして結構期待していたのですが、正直残念な結果でした。というのも、ドキュメンタリーとしての>>続きを読む
『題名からして難解だけど、中島みゆきの歌は最高!』
「君たちはどう生きるか」も難解なアニメ映画でしたが、本作も難解でした。そもそも題名が謎で、「まぼろし工場」は分かったけど、「アリスとテレス」という>>続きを読む
『大阪弁の軽妙なやり取りが魅力なクライムサスペンス』
大阪・西成周辺を舞台にしたクライムサスペンスでした。原田眞人監督の作品と言うと、「関ヶ原」(2017年公開)、「燃えよ剣」(2021年公開)、「>>続きを読む
時代背景を曖昧にする無責任と究極の尻切れトンボ
かわぐちかいじ原作の同名の漫画を実写化した文字通り潜水艦映画でした。原作は1988年から1996年まで週刊モーニングに連載されており、当時は毎週モーニ>>続きを読む
『臨場感がイマイチ』
プレイステーションの人気レーシングゲーム・グランツーリスモのトップゲーマーが、実際にプロドライバーになり、ル・マンなどの国際的なレースに出場するという実話を基にしたストーリーで>>続きを読む