ケネス・ブラナー監督・主演のポアロシリーズの第3弾でした。ポアロと言えばデヴィッド・スーシェ、デヴィッド・スーシェと言えばポアロと言うほどに人口に膾炙しているポアロのテレビシリーズに"挑戦"するケネス>>続きを読む
年に何度かお目に掛かるナチス物でしたが、かなり独特な切り口の作品でした。ナチス親衛隊の中佐であり、ユダヤ人の強制収容所への移送に関わり、結果的に大虐殺に加担したということで1961年にイスラエルにより>>続きを読む
配信やDVDで一部好事家に大人気という「コワすぎ」の映画版を観に行きました。過去作品の中で最も面白いと評判らしい「 FILE-04真相!トイレの花⼦さん」を事前に予習した上での本作の鑑賞となりました。>>続きを読む
難解な映画という前評判はありましたが、ここまで難しいとは思いませんでした。個人的には「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」以来の完全な玉砕でした。
劇中劇という構造はたまにあるけれども、本作を難しく>>続きを読む
Netflixにて鑑賞。
先日2011年の日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞した「告白」を同じくNetflixで鑑賞しましたが、今回は翌年2012年の日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞した本作を鑑>>続きを読む
俳優の齋藤工がメガホンを取った映画ということで興味津々で観に行きました。ホラー要素満載ですが、サイコスリラーに分類するのが個人的には一番しっくりくる感じの作品でした。
俳優が監督を務めたことと関連が>>続きを読む
Netflixにて鑑賞。
中学校を舞台にした復讐モノでした。復讐モノと言えば、古くは曾我兄弟や忠臣蔵が有名だけど、これら古典的な作品は史実を基にした武士同士の戦いであり、映画を観たり物語を読んだりした>>続きを読む
ちょうど100年前の1923年9月1日に発生した関東大震災。10万人余りの死者・行方不明者を出した大災害でしたが、同時に地震直後の混乱期に生じた流言飛語に端を発して、朝鮮半島出身者(1910年に日韓併>>続きを読む
1974年に西ドイツで製作された映画でした。Bunkamura渋谷宮下で、ライナー・ベルナー・ファスビンダー監督の特集をしており、観る機会を得ました。テーマ的には、移民にまつわる差別や労働問題、移民と>>続きを読む
鳥山明原作漫画の映画化作品でした。キャラクターデザインとか物語の世界観、そしてストーリー展開に至るまで、まさに鳥山明らしい作品であり、「Dr.スランプ」や「ドラゴンボール」で育った世代としては、懐かし>>続きを読む
マキタスポーツが出演するというだけの理由で観に行きました。ホラーらしいということは聞いていましたが、ほかに誰が出るのかも知らず、また映画が始まってからもマキタスポーツ以外顔と名前が一致する人はゼロ(笑>>続きを読む
ゾッとするホラー映画ランキング的には、間違いなくトップクラスの作品でした。主要な登場人物は4人の子供で、その中でも顕著な超能力を持つアナとベンが最終対決をすることになりますが、特に怖かったのは前半部。>>続きを読む
8月11日に日本公開となった「バービー」ですが、7月初旬から”場外乱闘”が始まっていました。まずは作中に中国とベトナムの間で揉めている南シナ海の領土問題に関して、中国側の主張を受け入れた映像があるとい>>続きを読む
ラッパーのダースレイダーとお笑い芸人のプチ鹿島が監督及び主演を務める”選挙密着ドキュメンタリー映画”でした。4月に観に行った「劇場版 センキョナンデス」の第2弾でしたが、前作が面白かったので、8月19>>続きを読む
2020年から2022年に掛けて行われた上野にある国立西洋美術館の大改修工事に密着したドキュメンタリー映画でした。7月に国立西洋美術館に行ったこともあり、どんな内容なのかと思って観に行きました。
元>>続きを読む
第2次世界大戦勃発前夜の1938年3月に起こったナチスドイツによるオーストリア併合を舞台にしたサスペンスでした。オーストリアのユダヤ系作家であるシュテファン・ツヴァイクの小説「チェスの話」を原作とする>>続きを読む
本作の日本公開に合わせて来日が予定されていたトム・クルーズでしたが、折しも起こった全米映画俳優組合のストライキの影響で来日がキャンセルになったと報道されていました。このストライキの原因は、利益の公正な>>続きを読む
幼馴染の少年2人、レオとレミの悲しい物語でした。2人は兄弟同様に育ち、寝る時も一緒というほどの仲良しでしたが、同じ中学校に入学して周囲から2人の関係を揶揄われるようになってからギクシャクしだし、悲劇を>>続きを読む
映画紹介サイトで本作が「ホラー」と分類されているのを散見しましたが、実際観てみるとホラーというよりはサイコスリラーに分類した方が良さそうな内容でした。確かに残虐シーンはこれでもかと出て来ますが、モンス>>続きを読む
幼い頃に観ていたテレビアニメ「アルプスの少女ハイジ」の後日譚(?)的な作品でした。本作は7月14日に封切られましたが、同じ日に封切られた「君たちはどう生きるか」の宮崎駿監督や、同じスタジオジブリで活躍>>続きを読む
事前の宣伝を殆どしないことが逆説的に話題になった宮崎駿監督の最新作「君たちはどう生きるか」を、7月14日の公開当日に観に行ってきました。TOHOシネマズは軒並み完売になっていたので、清水の舞台から飛び>>続きを読む
2020年に台湾で封切られ、日本でも翌年公開された「1秒先の彼女」のリメイクでした。原作の主人公の男女を入れ替えた点や、舞台を台湾から京都に持ってきた点などが主な変更点らしいです(原作を観ていないので>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
本作はドイツにおける男性の同性愛者にまつわるお話でした。なんでもドイツにおいては、1871年の統一ドイツ帝国建国と同時期に制定された刑法175条により、「男性」の同性愛は法的に禁じられることになり、第>>続きを読む
沖縄の貧困や女性差別を題材とした映画でした。沖縄というと、第2次世界大戦時の壮絶な地上戦や、アメリカによる20年以上に及ぶ占領、そして占領が終わってからも全県下に展開される在日米軍基地や、米軍人が起こ>>続きを読む
昨年の年明け早々度肝を抜かれた「さがす」の片山慎三監督が共同監督をしていることや、伊藤沙莉の心地良いハスキーボイスを聞きたかったこと、(FBIに宇宙人の探索を依頼されるというトンでもネタではあるものの>>続きを読む
今年の米国アカデミー賞において、長編アニメーション部門にノミネートされた本作。アニメと言ってもストップモーションアニメと実写の融合ということでしたが、ストップモーションアニメの快作「JUNK HEAD>>続きを読む
インディ・ジョーンズの第1作である「レイダース/失われたアーク」がいつ公開されたかを調べたら、なんと1981年。自分がまだ小学生の時だったんだ!それから時を経ること42年。シリーズ第5作目となった本作>>続きを読む
どんな映画なのか全く知らない状態で観に行きました。
映画が始まると、京都の貴船神社でお参りする若い女性が出て来て、そこから参道の前にある旅館ふじやに場面が移ります。基本的にこの2か所のみが本作の舞台>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
河林満の同名の小説を映画化した作品でした。私は原作を読んでいませんが、解説によれば内容的にはかなり相違があるようです。
芥川賞候補ともなった原作の舞台は1990年頃ですが、映画では現代が舞台になって>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
予備知識ゼロで鑑賞。予備知識なしで観るのはよくあることですが、特に本作に関しては相当戸惑いました。もしこれからご覧になる方がいらっしゃるのであれば、若干の情報を入れてから観に行かれる方がいいかなと感じ>>続きを読む
先日発表された第76回カンヌ国際映画祭で見事脚本賞を受賞した「怪物」を観に行って来ました。何カ月も前から予告編をやっていたので、どんな映画なんだろうと思っていましたが、「怪物」という題名の通り、かなり>>続きを読む
今年の米国アカデミー賞で、作品賞ほか6部門でノミネートされた「TAR/ター」が、満を持して日本公開されましたので観に行って来ました。アカデミー賞では、本命「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
予告編やチラシで、「42人連続殺人犯VS真相に迫る検事」というキャプションが踊っていたので、観る前はひょっとすると猟奇殺人物なのかなと思ったりもしたのですが、実際に観てみると全く違っていて、超高齢化社>>続きを読む