オレンジマンさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

オレンジマン

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LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

3.9

面白い!とっても夢があるし、自分たちが子供の頃考えてたことがそのまま映画になっている感じがしてとっても嬉しかった!

個人的には冒頭の81/2years laterが1番最高だった笑夢と現実、レゴの世
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風の中の子供(1937年製作の映画)

3.6

日本の昔の映画に描かれる子供、特に兄弟がたまらなく好き。

お互いがお互いを真似するような行動とセリフ。
「やんのか」「やんのか」。
なんというか子供の可愛らしさみたいなのが垣間見えてとっても心地よい
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ミルク(2008年製作の映画)

3.5

まぁまぁ。
ショーンペンの演技は素晴らしいし、特に提案6号のサンフランシスコでの圧勝が決まったあとのスローモーション部分の表情はたまらない。その他にも監督や観客が欲しがっている表情を、ヒュっと出してく
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バリエラ(1966年製作の映画)

2.9

わかる/わからないで映画の良し悪しを判断することはやっちゃいけないと思うけど、いくらなんでもこれはわからなさすぎる....

出発(1967年製作の映画)

3.2

いくつか痺れるようにかっこいいシーンがあった。モーターショーの夜や鏡を車に入れようとするシーン、そしてもちろんOPは音楽も何もかもが最高。

ただ主人公が自己中すぎるというかなんというか...そんなに
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二重生活(2012年製作の映画)

3.6

やっぱり酔うんだよな〜
独特の流れるようにブレるカメラワークとジャンプカット(しかもほとんどが超アップ)は、不安定さとか緊張感とかを表してると言えば表してるんだが、長時間続くと厳しいものがある。
スト
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

2.6

やっぱりこういうテーマとかストーリーが苦手です汗
コスモナウトは伝えているメッセージが好きだったので、1番良かった。ヨーグルトからコーヒーに変わっているところとかも。

ただやはりこの映画は最後に歌に
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ゆれる(2006年製作の映画)

3.8

演技というかその演技を引き出すキャラクター造形が抜群だった。特に面会室の稔はああいう不平等で自らの不幸を嘆く系キャラでは他の作品に大きく差をつけていたように思う。
オープニングのポップな曲に乗せられる
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.9

この映画はアデルとエマの魅力と演技力がその質を牽引してることは間違えないと思う。ストーリーラインやカット割(例えば会話シーンは全部交互カットなど)はそこまで光るものはなかったような気がする。
アデルは
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ジゴロ・イン・ニューヨーク(2013年製作の映画)

3.4

ウディ・アレンが最高笑
個人的には最初のジゴロ的な部分はテンポもギャグも良くて好きだったが、ヴァネッサの話になると途端に普通になっちゃった感が。
最後の終わり方は、ウディ・アレンとあの2人が3Pして欲
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エレナの惑い(2011年製作の映画)

3.6

長回し長回し長回し長回しの上質なロシア東欧系の映画だった。
空気以外何もない部屋の長回しから始まって、家族で住む"ある種の"暖かさがある長回しで終わる。この映画は主人公の住む家の変化を軸にそれぞれの内
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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.0

なんかアクション一辺倒になってしまったな~という悲しさ。
単純な人間vs機械という構造になり、ザイオンとかいう古いSFチックな街が登場し、第一作で満足したアクションが長すぎると思うくらい続く(カーアク
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そして父になる(2013年製作の映画)

3.5

うーん登場人物の描き方とか、最初から最後へと向かう観客の感情の捕まえ方というか導き方とかはさすがという感じなんだが、なんとなく最後が納得いかない。結局この映画は何だったのだろうか。福山雅治が父になるこ>>続きを読む

薄氷の殺人(2014年製作の映画)

4.3

最高。とにかく美しい映画だった。
ストーリーはバラバラ殺人に関するサスペンスで、筋や本自体は王道だが、この映画は本来血生臭くなりがちな雰囲気を、息をのむほど美しく綺麗な世界へと描き変えている。
まず照
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マトリックス(1999年製作の映画)

4.1

幼い頃に見て以来、どんな映画だったか忘れていたマトリックス。あらためて見ると、これが面白い面白い笑こんなにすごかったかと驚愕した。ストーリーの大筋は王道なのだが王道に見えないように張り巡らされてるし、>>続きを読む

おやすみなさいを言いたくて(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

まず初まりで心は掴まれた。暗闇に入り込む光、そしてその光はレベッカの眼にあたる。これはおそらくカメラというものの本質を表してるんだと思う。最初のカメラ=カメラ・オブスクラからファインダーで覗くカメラへ>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

美しい。この映画はこの一言に尽きる。
ウェスアンダーソンお得意の完璧な左右対称に支配されたこの色鮮やかな世界=グランドブダペストホテルのもと生きる名優達。コミカルでピクニックのような音楽が僕らまで旅行
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.6

映画として良いのはわかってる。観客の感覚に合わせているかのような音楽によって支えられるテンポとリズム、ところどころ挿入される文字(場所名など)は緩急をつけ、ストーリーの進み方も納得がいくし追って行きた>>続きを読む

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

3.7

僕はこの主人公の「成功しようと思わない」ところが好きだった。確かに何事もうまくいかず、わがままで頑固で今一つな男かもしれないが、この男は自分のできなさに振り回されていない。そういった面も含めて自分を強>>続きを読む

ベイマックス(2014年製作の映画)

3.6

割と好きだった。マーベル要素が入ることで激甘なピクサー色が薄れて、色々な楽しみ方ができる作品になっている。

まぁとにかくベイマックスはふにふにしてて可愛いし、登場人物のパワーはどれも科学技術度抜群で
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クラッシュ(2004年製作の映画)

4.0

何と言っても脚本が素晴らしい。巧みな構造で様々な話が混ざり合い、かつその混ざり合い方も最後にボンと一気に片付けられるのではなく(そういう部分もあるが)、観客があここ繋がってると気づく快感を意識してつく>>続きを読む

華氏451(1966年製作の映画)

3.5

終わりが良い。
本が印刷から口承伝達へと戻る(変化する)ことで、その内容は娯楽から民話になり教えになる。

消防団の中のライバル?みたいな奴の役割が薄かった気がした。3回くらい告発の決定機があったにも
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

確かに緊張感があって、速いテンポの作品だったが、言うほどどんでん返しなのか、言うほど胸糞悪いのか、言うほどスッキリしないのかよくわからなかった。

この映画の肝は「Amazing Amy」だと思う。
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滝を見にいく(2014年製作の映画)

3.9

良かった。
「山で遭難する」という筋では人々が極端に不安定な精神状態に置かれたり、観客にまで緊張を強要するものが多いが、この作品は違う。
1〜3テンポ遅れたような長回しが効果的にはたらいていて、登場人
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インターステラー(2014年製作の映画)

3.7

映像もストーリーも役者も良かった。グッと心にくる部分もあり、3時間とは思わなかったし、まだまだ続いて欲しいともずっと思ってた。

が、すこし期待値が大きすぎて、普通に良い話/良い映画レベルだな〜という
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モンスターズ・ユニバーシティ(2013年製作の映画)

3.1

ディズニーピクサークオリティのディズニーピクサーの映画だった。

surpriseとscare(afraid)の違いが気になった。

孤独な天使たち(2012年製作の映画)

3.7

オリヴィア魅力的すぎるでしょ....
闘病生活を経て70歳になったベルトリッチ監督が何を撮ったのかと思いきや、最高にベルトリッチな作品だったという感じ。
ドリーマーズと比べたら、確かに大人しくなった気
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.7

"何もないけど良い映画"
目立った出来事もなければ、強く主張されるテーマもない。そこに描かれるのはただただ人間であり、それがまた暖かい目で切り取られてる。ほっこりする良い映画ですね。

最初は斜めの構
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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

3.9

やっぱりジャン=ピエール・ジュネは面白い。トータルで見るとなんということはないんだが、細部に織り込まれる笑いや巧みさがとても光っている。天才スピヴェットはそれが特に顕著な気がした。豊かな登場人物たちが>>続きを読む

シャドウデイズ(2014年製作の映画)

3.5

全体的には良かった。
重く暗いテーマをしっかり重く暗く描く。全体的に暗い画面と色調がこれを一層際立たせている。その一方でテーマがしっかりしている分、観客は「こうなるな」と続きが読めてしまう部分も多々あ
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エリジウム(2013年製作の映画)

3.3

想像してたよりは全然良かった。登場人物の現れ方と消え方も好きだし、全然なんともない進行の遅いストーリーなのにそう感じにくいところも良かった。
ただ最後の悪役との戦闘など若干しょぼさを感じる部分も多かっ
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K2 初登頂の真実(2012年製作の映画)

3.0

うーん少しドラマ性が強すぎたかな。山での人間ドラマがしっかり描写されるのはわかるのだが、村でのビッチの話とかはいるのだろうか?ただ登場人物の不憫さを余計に強調するだけな気がしてならない.......こ>>続きを読む

ビヨンド・ザ・エッジ 歴史を変えたエベレスト初登頂(2013年製作の映画)

3.3

2Dで鑑賞。
NHKプレミアムとかの映画版という感じでした。僕はこういうタイプのつくりが好きなので良かったけど、少し単調で飽きが来るかなとも思った。
しかし終盤のいよいよ登頂するぞという部分では緊張感
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アスファルト・ジャングル(1950年製作の映画)

3.5

フィルムノワールらしく影が強調され、作品全体の雰囲気を確立・統一し世界観を形作っている。
ストーリーとしてはとても丁寧に描いている感触を受ける。犯罪が始まる前の下準備、終わった後の逃亡劇、どちらも各々
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