すずしくてねむたくなるさんの映画レビュー・感想・評価

すずしくてねむたくなる

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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます


作品と人物は切り離して考えたい。

上述の言葉自体以前から自分のモットーではありましたが、単に気分的なものであって具現化して誰かに話すようなことではありませんでした。が、実際にこういう風に発言(共感
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先に愛した人(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます


シリアスに効くイラスト。
コレが無いと、全編割とくら〜い描写が多かった様に思えた。
序盤と比べると中盤〜ラストにかけて、イラストが急激に減った感じはあるけど。

どういう作品なのかという事が、ラスト
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トールガール(2019年製作の映画)

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久しぶりに学園恋愛モノ。

所謂ありきたりな展開のストーリーかもしれないけど。
随所随所で、あの子はこういう解釈なのか!と気付かされる場面はそういった事に気付けなくなってきているのか…と我が昔は通用
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

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レビューたらしい物がいつも以上に"不必要"に感じた作品。


というのも、そもそもの動作に関して、今作はVRではないのだから、スクリーンへ同じ方を向かって観ている。
だから、観る前の人は観てないもの
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

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working class,
〜層、階級社会。
生まれ持った、という言葉が最も綺麗でなくなる場面の1つなのではないのか、と思う。
そうであるようにこなしても、どれだけそう見えても、結局は被っている事
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

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都市の再開発という出来事は、どちらかといえばまあ見た事がある程度。
世代的にも丁度そういうことを目の当たりにする場面は少なめだと思う。

昔から、という程に昔に生きてきていないし。
馴染みの、という
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

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VICEを読んでるみたいな映像とクライマックスはジョルジオ・モロダー。

赤色と狂気、黒色に隠れる。
他は無い。

ひとよ(2019年製作の映画)

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家族の在り方と在るべき姿とは…?

レビューらしく描くなら、主人公たち以外の家族やちょっとした生々しい人間関係・親族関係が半端に終わっていたのは勿体無かったと思った(特に佐々木蔵之介さんの場面!)。
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楽園(2019年製作の映画)

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熱と冷たさ。
書いてみても"ねつ"であって、"あつさ"には相応しくない。
ただ極端な熱がどこにも冷たさで有触れただけ。

曲った先には何かあるのかもしれないし、曲った先には何もなかったのかもしれない
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クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代(2018年製作の映画)

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エンドオブセンチュリー。
新への歩み始めと美への探究。

師弟関係でもある2人の作品は対照的ではあるが、美への視線・確実に(今までと)違う表現の始まりだった。
全編ナレーション付且つ、それぞれの作品
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美しき冒険旅行(1971年製作の映画)

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小さな恋のストーリーといっても、大きなライフドラマといっても当てはまる様な名作。
それでいて絶妙なカメラワークとSF要素を感じるbgm。

イギリス人の姉弟が荒野に投げ出される場面からスタートする、
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ミスター・ロンリー(2007年製作の映画)

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全て名曲揃いのキャプション。
突き刺さるような台詞の数々と。

自分が誰かになるとか演じていたりすると、
僕が自分でなくて、自分も僕でもない様な気になる。

ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

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ここ数作なにかと観続けてるワイルド・スピード。

個人的にはシリーズ初めから追う様に観て来なかったのが、良い意味でワイルド・スピードとはこうであるべきだ、みたいな概念が無いのでカーアクション云々よりも
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地底探険(1959年製作の映画)

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地底100キロ以上の"空間"。
探偵団のメンバー集めはちぐはぐで、ヒロインの花嫁かと思えばまさかの死んでしまった教授の奥様。
淡々と進み過ぎる展開、どこでどうなったかとか、あれ?今の?なんて通用しない
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ビル・エヴァンス タイム・リメンバード(2015年製作の映画)

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ビルエヴァンス。
聴いたことはある、曲名はわからないし、誰なのかもわからない。でも、聴いたことはある、それもかなり昔から。


恥ずかしながら、ビルエヴァンスはそのカテゴリの人だった。
カインド・オ
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百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

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それぞれの街でストーリーが分かれているように観れるので、とても観やすかった。

鈴子も拓也も"進んでいる"のかというと、ポジティヴ一直線、という描写は少ないものの、確かに"向いている"ような雰囲気で
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

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Ava.
Nathan.
Caleb.
旧約聖書。

ノルウェイのジュヴエット・ランドスケープ。

"1"という数字の捉え方に非常に考えさせられる作品。
単位は付かない、もう一度いう、ただの"1"。
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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

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この映画を知る前から、自分のiPhoneの中に"ビューティフル・ボーイ"のサントラリストが既に入っていた事が、そもそも映画を知るきっかけだった。

以前から楽しみにしていたワケが、そのサントラが非常
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

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"空が生きてるみたいだ"

キングギドラを前にしての台詞。
個人的にかなり気に入っている。

シリーズを通して、小さな頃からずっとずっと観てきたゴジラ。
ここ数年も欠かさず映画館に走ってますが、今作
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今のままでいて(1978年製作の映画)

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登場人物全員の"目"が非常に魅力的な作品。


"なにを考えいるかわからない"は、フランチェスカとジュリオだけじゃなく、全員がそういった"目線"を演じていた気がした。

この作品より、先に観ていたこ
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マックイーン:モードの反逆児(2018年製作の映画)

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正直、当時マックイーンが亡くなってしまった時というのは全くといっていいほどに興味がなかった。
全く知らなかった、と。

この映画もここから知っていきたい、という気持ちが殆どの動機になった。

今はい
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ある少年の告白(2018年製作の映画)

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洋画の好きな部分で大きいのが、結末がわかる作品が多い、ということ。
これは邦画との大きな違いで、勿論それぞれの良い部分でもある。

今作も所謂"そっち"の作品で。
諦めやわからない、ということを置き
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記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

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まず映画を観ようが観まいが(あくまで作品のレビューなので、信念や思考が物語中のそれと剥離していないと思っています)、強さには2種類あるような気持ちは常に持っている。
真実を信じ続ける強さと、真実に変
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We Margiela マルジェラと私たち(2017年製作の映画)

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内に秘めてある情熱やプロフェッショナルな姿勢も、敢えて構築された高くて固い匿名性によって、一つの失敗も許されない研ぎ澄まされた刃物の様な雰囲気。

それでもなんでもかんでも切ってしまうちゃちな鋭利
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

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ぬわあっとパッとさせない感じ。
エンドロール眺めてると今泉さんの作品だった。
周りの人たちの勢いにのって、急に決めて急に観に行った作品で、やっぱりなあ、好きだなあって思った。

何ヶ月か前に"うまくい
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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

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できることと、できないこと。
話せたり、書けたり。
その"じゃない方"の欠片の美しさみたいな風に観えた。

かなり良い作品でした…。


退屈な日々ばかりだとフィクションに真実味を感じる。
MARK
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