がんばれ集中力さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

がんばれ集中力

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ボーイ・ミーツ・ガール(1983年製作の映画)

3.6

カラックス3部作
ポンヌフの恋人(三作目)、
汚れた血(二作目)、
そして数年後に
ボーイミーツガール(一作目)
という順で観てしまったけどまあいいや。
ドニ・ラヴァンを映し出す絶好のタイミングは夜中
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空白(2021年製作の映画)

-

心えぐられています。
3日は引き摺っていました。

ふとした瞬間に
呆気なく断たれた命や、あの表情・怒号・精神追い込んでいくしつこさ、普段から内向的でやれる事はやるがなるだけ面倒な事には関わりたくない
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浮雲(1955年製作の映画)

3.3

花のいのちはみじかくて
苦しきことのみ多かりき


男、富岡に魅力を見つけられなかったし
女、ゆき子のしつこさも痛々しかったな…
相手を心底愛しているというよりは、愛される事で自己を満たしたかったんで
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.7

観終わった後に歯磨きをして、仕上げの歯間ブラシ手に取った時に「これ…飲み込んだら…どうなるんだろう…」と思ってしまった(絶対しないけど


ポスタービジュアル、予告の映像や色彩が美しいので、一見(内容
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ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

4.0

ブータンの山の山の果て。便利な道具なく季節に左右される生活とても大変そうだ〜と思う一方、
向き合うものが限られる事で優しさとか自分がすべき事の感覚が研ぎ澄まされて行動に移す主人公がよかった。
こども達
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

書いては消して書いては消して
シンプルな言葉を選んでも意味がわからんくなるようなレビューになってしまう
まさに脳内が混乱している証拠…
こんな映画は初めてかもしれない。

時間が経ってから特に凄いなっ
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.9

鈴木亮平さんのね、上林役の見た目がふとたまに(漫画)ろくでなしBluesに出てくるような容赦無い野郎でとにかく観てる分には面白かった。しかし感情優先な人格は厄介で仕方がない…過去を知ってもちっとも同情>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.5

エンドロールのあのシーンがいちばん好きだった。あれに水やりは斬新過ぎて笑った。

この時間終わって欲しくない〜!ってくらい楽しくて自分らしさ全開でいれて
幸せそうな自分の表情さえ分かるくらいに
満たさ
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.6

解説、ネタバレ読みました。
聖書読んだことがないから分からんけど、
疑うのか信じるのかなど、観てる側に訴えてくるものがあった。印象が裏切られ、裏切られ、裏切られ、着地が上手くできない!
総じて、答え(
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乱れる(1964年製作の映画)

4.5

あの表情からの
「終」に
えぇ…!と、思わず声が漏れた。

決意を固めて故郷へ帰る礼子さん、に想いを寄せ列車に乗り込んだ幸司さん、停車駅を追うにつれ距離を縮めていくその様に我々はワクワクとし、幾度も幸
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地下鉄のザジ(1960年製作の映画)

3.6

撮影後の片付けがこりゃ〜もう大変大変大変だ!!!狂気!掃除!狂気!

ムール貝完食してからの喜劇の洪水が凄い

内容を汲み取ろうなんて野暮だなと思ってただただ展開と画の美学を楽しみました。
エッフェル
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.8

本人以外の誰かがイメージやうわべ、世間体だけでその人の幸せの尺度を決めつけるのどうにかならんのかな(ならんよな、特に富裕層はその固定概念意識が強そうやし)

都会
(この映画の東京の舞台はハイソで治安
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街の上で(2019年製作の映画)

4.5

こんなにクスクス笑えて感情が昂る映画だとは思ってなかったー、やられたー!

まず、あ〜若者人口密度が高い東京の雰囲気ってこんな感じだな〜って、よそ者にしか分からないあの空気感がそのまま真空パックされて
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.3

繁忙期肉体労働連勤明け、久々の休日。
サウナか劇場か迷ってレディースデーを思い出して恩恵受けようと劇場に。

寝ても覚めてもで拒否反応を覚えた
濱口監督の独特な台詞回しや空気感

やはり今回も自身含め
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インターンシップ(2013年製作の映画)

3.4

洋画あるあるのバーとかクラブの一波乱起きるギラギラしたシーン、観ているだけで本当に疲れる(年を取ったな…と実感する年の瀬) 笑

ピザ屋での営業、ログインし忘れた試験での付加価値つけまくりのサポート
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.0

2020年2月 カネコアヤノ
2021年6月 デヴィッド・バーン(スクリーン)
2021年11月 折坂悠太

コロナ前は多い時で年に10ステージ以上はライブを観てたのに…だがしかし、この約2年間はその
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.7

前情報無しで鑑賞すべし。
それがいい。絶対いい。











※ここからネタバレ含まれます※
アン(娘)目線が正解なのか
アンソニー(父)目線が正解なのか
はたまた俯瞰で冷静に観るべきなのか
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.8

ハニージンジャーソテー

母性が芽生え始めてからの表情が本当に優しかったな〜。
階段のところで2人で踊るシーン、ぎこちなさ解けていったきっかけだし微笑ましくて泣けた。
友人の気持ちを考えるとむちゃくち
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

映画館で観て、かなり余韻をひいた作品。

役所さんの過去作品や
西川監督の過去作品も
観てみようと思わせる素晴らしい作品だった。

生粋の博多っ子な私、三上が扇風機に向かって喧嘩腰に「くさくさきさん」
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酔いどれ天使(1948年製作の映画)

3.4

恥ずかしながら初の黒澤明監督作品。

小津監督以外の久しぶりのモノクロ映画、目が慣れるのに時間がかかったが
笠置シヅ子登場で視界良好聴覚良好になった(単純)

義理人情も無い様な親分(終身刑でよい)と
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運動靴と赤い金魚(1997年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

んーっ素晴らしい!!
これはもう文句なしの満点!

イラン映画、1997年の作品。

最初の方はキアロスタミ監督の「友だちのうちはどこ?」みたいな展開か!?と思ったけれど、
出稼ぎ道中の都会とか先の高
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.0

Where is my mind?

これに尽きる。



清潔感皆無、痛々しい、男臭い
たまにこういう映画を観たくなる…
でも相性があって、なんでもいいわけじゃない。
ファイト・クラブは学生時代から
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.3

個人的にはパラサイト半地下の家族よりも面白かった。
実話と頭にあるものだから、
凄く心地悪いんだけど、
ずっと気になる、観ていたい…
抜け出せない。

韓国映画、途中まで観てアタリかハズレかでアタリ引
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荒野にて(2017年製作の映画)

3.6

ピート(競走馬)に魅了されてからは
時に折坂悠太さんの馬市のMVを
観るようになりました。

荒野と馬、美しい景色と相対して
少年に次々と訪れる試練
全部が切なかったな〜…
私は心寄せていた希望を失っ
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.8

大好きな映画。
イラン映画はキアロスタミ監督しか観たことがないので比べようも無いけれど、凄い映画体験ができる。

ジグザグ3部作の1作目。
かつて子どもだったはずの大人達が子どもが困っているのに気持ち
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ハルフウェイ(2008年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ドラマや映画にありがちな事件は一切起きない
立ちはだかる問題は決断迫り来る進路のみ
ごく普通の日常に恋する感情がただただ溶けている
キスもなけりゃ少女漫画的夢物語要素も無いのがとても好感を持てる

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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.0

感覚。難解。余韻。
アナの視点、アナの瞳、

スペインの内戦とかフランケンシュタインとか詳しくなくて内容はいまひとつわからなかった…けど、アナの視点まで寄って好奇心を持って観ていればグッと世界観に引き
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あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

4.3

カースト制度のせいで想いを寄せる事すら誤魔化したり、夢を追うにも金銭的な面などで余計な苦労を強いられたり
未だに残るもどかしい現状を
等身大の女性の感情を通して、
インド映画特有のミュージカルにも
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トレーニング デイ(2001年製作の映画)

4.5

10数年振りに観て、
え?こんなに面白かったっけ??
って続けて2回観た。

まずダイナーでの2人の会話で上司デンゼル・ワシントンの話術と説得力にまんまと引き摺り込まれるの(何気ない会話も重要)ヤバい
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処刑人(1999年製作の映画)

3.6

高校生の時、何回もレンタルして観たな〜
確かこの映画もほぼ男性しか出てなかったような…
そして、店頭に貼られていた
映画のポスターまでもらいました…笑


今の私がどう感じるのか含めて
久しぶりに再鑑
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.5

好きな恋愛映画のひとつ。
渋谷カラオケ館での、ふたりだけが
通じてる感じがグッとくる。
ジザメリのjust like honey聴いたら完全に
ロスト・イン・トランスレーションになるの
許せるくらい好
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探偵物語(1983年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

空港
身長差
引き画
濃厚加減

関係性とか流れを考えると
賛否両論ありそうだけど、
名名名キスシーンだと思う。

これから好きなキスシーンを聞かれたら
言うようにしたいくらい。
引き画っていうのが最
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.3

具合悪くなりそうだったので1.5倍速で観た。

これが現実って受け止めたくないけど〜…そういう交流を目的としないSNSが入口だとしても、やりとりを介していくうちにエスカレートしたりして世界中の誰しもが
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

2.8

うーん…ここのシーン凄く良い!とか
印象に残る!みたいなのが全然無かった割には
全体的にわざとっぽい感じが気になった。

小説読みながら自分で想像した世界の方が
ナチュラルで豊かだった。

今泉監督、
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ゾッキ(2021年製作の映画)

3.3

この感じ嫌いでは無い。
ただ、性という描写ひとつにしても
男性脳の要素が強過ぎるかな。
分かりやすくて爽快な分、
私には正直少しの戸惑いもあった。

松田龍平がああいう格好で
ああいう自転車に乗ってい
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博多っ子純情(1978年製作の映画)

3.7

好きだわ〜。
昭和の中洲辺りが見られるのも感慨深い〜
劇中に出てくる銭湯はどこやろうか??

バーチャルやデジタルが普及しても
思春期の男子はこげんないと心配になるよ。

これ観ながらニヤニヤしとると
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