過去鑑賞
アサイヤス「冬時間のパリ」の着想元となったロメールの会話劇。ゆるくおだやか、議論はなかなかの聞き応えのコメディ。「冬時間のパリ」がデジタル化が進む出版界の未来についての予感の映画なら、本作>>続きを読む
Filmarks試写会にて鑑賞。
これまでエンニオ・モリコーネの名前を意識して映画をみたことはなくて、一度聴いたら忘れられない「ニュー・シネマ・パラダイス」のメインテーマをつくった人、という事前知識だ>>続きを読む
Filmarksオンライン試写会にて鑑賞。
自然が美しい山あいの村のプール教室のインストラクターで、アデル・エグザルコプロス演じるジョアンヌ。彼女とセネガル人の夫ジミーとのあいだの娘で、嗅覚に関する>>続きを読む
映画をまだほとんどみてなかったころ、どうしてか出かけた是枝裕和監督の講演で、監督がすごく影響を受けたというNHKドラマの映像が一瞬流れた。海辺を走る馬がひく荷車に女性が乗りこむシーンをうっとりと解説す>>続きを読む
過去鑑賞
貴重な資料と証言と丹念な編集のドキュメンタリーだった記憶。
意志的な選択の結果としての状況ではなく、最悪の結果に導かれるよう選択をくり返すという倒錯のはてにあった歴史として、ベトナム戦争が>>続きを読む
東京五輪前年、戦後が濃かった東京郊外の百合ヶ丘第一団地という舞台設定がよかった。当時のホワイトカラー層のモダンな生活とジェントリフィケーションの記録。
芸術的な構図、よく動く長野重一の撮影。
溌剌と>>続きを読む
夢まぼろしみたいなのを想像してたら激しくニヒルな男女の密室劇だった。
人肌の極端なクロースアップ、滑らかな砂丘のイメージ。みおわって身体にずっしりくる重厚感。
90年代後半の短期間にイギリスが発信した文化政策、クール・ブリタニアについてのドキュメンタリー。
1994年、Nirvanaカート・コバーンの自殺。グランジ人気の後退、英音楽シーンにぽっかり穴があい>>続きを読む
トンデモ話かと思ってみはじめたら、たしかにトンデモ話ではあったのだけれど、人と違うことのどうしようもなさと途方もない孤独、運命の出会いを求めて宇宙に広がる探求のはてなさ、両親を失った少年への祖父母の惜>>続きを読む
(Netflixドキュメンタリー「アンディ・ウォーホル・ダイアリーズ」とあわせて視聴)
●The Ezra Klein Show
When You Can’t Trust the Stories Your Mind Is Telling
https://open.spotify.com>>続きを読む
"胡蝶の夢"を映画にしたみたいだなって感じた。成熟した女性サンオクの眠りの場面からはじまって眠りの場面で終わる。過去に女優として輝いた自分と、ままならないものを抱えた現在の自分。夢のより深いところに彼>>続きを読む
いつも以上に淡白なホン・サンス。コロナ禍の製作で、人を抱きしめることについての、祈りみたいな気持ちをスケッチしておきたかったのかな。会話劇においてフェアであること、変な気遣いをしないこと、思ったことを>>続きを読む
きっかけはおのれの未熟さにあったとしても、大人たちの圧倒的な負債を引き受けるのが子どもなんだっていう点で「カモンカモン」ともテーマが重なって、ほんとなんも言えなかった。
こういう成長物語って日本だと長>>続きを読む
スパイダーマンの最新作を人に勧められた流れでみはじめたMCUだけど、ルッソ兄弟が監督する「ウィンター・ソルジャー」とこの「シビル・ウォー」は、思いがけず、硬派で知的でわかりやすい高次元のエンタメでおも>>続きを読む