ayさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.0

ドキュメンタリー「アメコミ・ヒーロー大全」Part1&2で予習したあと、みた。

僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

3.5

22歳で監督・脚本・編集・撮影をひとりでこなしたそうだけど、なんかもう、オリジナルなものができてる。力みのなさがすごくいいなって思った。

基本は男の子同士の友情物語。ユラ君が東京から越して通いはじめ
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パーソナル・ショッパー(2016年製作の映画)

4.0

ドキュメンタリー「見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界」で紹介されるヒルマ・アフ・クリントの絵とエピソードが、印象的に引用されている作品。洗練されたサスペンス?ホラー?映画そのものがミ>>続きを読む

見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界(2019年製作の映画)

3.5

スウェーデンの抽象画家ヒルマ・アフ・クリントの作品と人生。まず、作品がとにかくいい。単純にとてもきれいで、どこかほっとして、いつまでも見入ってられる。やわらかく多彩な色と形。どこまでも澄んだ意識と感覚>>続きを読む

I Am Easy To Find(原題)(2019年製作の映画)

4.0

ひとりの女性の一生に普通に起こる、あれは大切だったと後になって気づくこと、なぜかよく思い出すささやかなこと、誰にも打ち明けずにしまっておいたこと、ありふれていて語られることのない奇跡を、リラックスした>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.5

マチズモ礼賛映画かと長く誤解してたけど、フィンチャー作品だけにそんな単純なものじゃなかった。

ブラッド・ピッドとエドワード・ノートンの主演2人の演技が真に迫って魅力が過ぎたこともあって、映画が大ヒ
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アネット(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「TOKYO!」以降のデジタル撮影、キッチュでグロテスクなメロドラマ。挑発的でブラックな笑い。個性的な振り付けやポーズ、オーバーアクションによる、役者の容姿の瞬間的な映えが印象に残る。物語の主な舞台が>>続きを読む

TOKYO!(2008年製作の映画)

3.0

3本のうちカラックスの作品には"日本人が内側から語る日本"とのズレがしっかりあって、個人的には1番おもしろかった。

ポーラX(1999年製作の映画)

5.0

高名な外交官の息子で覆面小説家のピエールは、異母姉だというイザベルが突然現れたことで父の過去を知り、ノルマンディーのシャトーでの恵まれた生活を捨てて彼女とともにパリに出る。「ポンヌフの恋人」の無邪気な>>続きを読む

ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

5.0

パリの真ん中のポンヌフ橋で、孤独なホームレスの男性と片目が失明寸前の女画学生が、激しい恋に落ちる。人生をうまくやっていく能力を欠いて、明日のあてもなく生き、自分自身について何も知らない。理性をこえた2>>続きを読む

パ・ド・ドゥ(1968年製作の映画)

5.0

人体の動きの探求は、芸術家たちに無限の霊感を与える…
ケータイで再生すると、手のひらで踊るティンカーベルみたいだった

線と色の即興詩(1955年製作の映画)

5.0

線と色と形とリズムと瞬きとゆらぎと光と闇のダンス…

隣人(1952年製作の映画)

4.5

ノーマン・マクラーレンの実験映像&アニメーションって、NFBのサイトとアプリから無料視聴できるんだ…

子猫をお願い(2001年製作の映画)

4.5

すごくかわいらしいタイトルで、実際出てくる子猫はかわいい。
何かをやり遂げている実感が持てない5人の高卒の女の子たちが主役。寝っ転がって子猫を撫でたりみんなの前で携帯電話をいじったりバスや電車に慌てて
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暗くなるまでには/いつか暗くなるときに(2016年製作の映画)

4.0

初長編「ありふれた話」に続く、タイの気鋭の監督アノーチャ・スウィチャーゴーンポンの長編2作目。みておいてよかった。
てっきり 、タイの歴史のなかでなかったことにされている という1976年のタマサート
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ひかりのまち(1999年製作の映画)

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ロンドンの街中や親密な室内での男女の関係をラフに撮るスタイル。1999年の作品ということで、ほとんど同時期に同じく手持ちカメラで撮られたハル・ハートリーの作品や「ラブ&ポップ」を思い出す。

シークレット・サンシャイン(2007年製作の映画)

4.0

過去みようとして途中脱落してしまった作品で、今もまだ直視できない非常に重い内容。
出口なしの状況で何か美しい思想にすがりたくなる気持ちは、わたしもいつもどこか抱えていて、特定の信仰をもたなくても常に葛
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春原さんのうた(2021年製作の映画)

2.5

とらえがたい感情を丁寧に描く姿勢には共感。これだけ抑揚のない作品で最後まで眠らずにいれたのは、構成やテンポが考え抜かれていたのと、撮影と編集、音響には惹かれるシーンも多かったからだと思う。"普通""あ>>続きを読む

ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ(2016年製作の映画)

2.0

2016年アメリカ大統領選で民主党陣営にかなりのダメージを与えたウィーナー事件を、偶然、現在進行形で捉えていたドキュメンタリー。お調子者だからこそ市民人気が高い民主党議員のウィーナーは、ヒラリー・クリ>>続きを読む

ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い(2015年製作の映画)

3.5

2013-14年にウクライナ・キエフで起きた市民革命の現実の記録。当時の親ロシア派のヤヌコーヴィチ大統領が密かにロシアとの関係を強化、EU協定の約束を反故に。それに対するウクライナはヨーロッパの一部と>>続きを読む