あいさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

あい

あい

映画(69)
ドラマ(0)
アニメ(0)

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

-

生きていることがかけがえないと思った。
だいじにしていることが色でわかった。
あたまから記憶を消しても、なくならないというのは希望だと思った。
それは死なないことだと思った。
過去は未来で待ってる。
>>続きを読む

グスコーブドリの伝記(2012年製作の映画)

-

あんまり良くなかった。
銀河鉄道の夜の監督と同じだとは思えない。
なんだか信用できないと思ってしまった、わたしにとって親身ではなかった。
だれも本当をしていないような気がして。丸出しでないといけない。

菊次郎の夏(1999年製作の映画)

-

武さんが散々やらかすけれど、犬みたいなかわいいひとだと思った。
とてもかわいいひとは、とてもかなしい。
許す愛があると思った。

火の山のマリア(2015年製作の映画)

-

コーヒー畑での会話や、母との時間だけがあればいいと思った。
マリアの顔と火には惹かれた。

恋人たち(2015年製作の映画)

-

息が詰まって死ぬかと思った。肉体という気持ち悪さと、優しさという悲しさ。

ヴァンパイア(2011年製作の映画)

-

主人公の男を見ていると、にんげんって愛おしいと思ってしまう。
何をしても許したくなる。
人は死を覚悟したとき、目がきらきらして、1番綺麗だと思った。
最後の光をいっせいに放っているのかもしれない。
>>続きを読む

Love Letter(1995年製作の映画)

-

いいものは何十年前だとしても今なんだなぁと思った。
風みたいだった。

花とアリス殺人事件(2015年製作の映画)

-

わたしはやっぱり岩井俊二の映画がとても好きだなぁと思いました。
にんげんが悲しいのに笑っちゃうくらい可愛くてしょうがない。
動きも音楽も気持ちよく風が吹いていて、もっと生きていたくなります。

アリス
>>続きを読む

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

-

Coccoがとてもよかった。
やっぱり獣のようなひと。
黒木華とふたりだけの時間がずっと続けばいいと思いました。

病気だったり、死んだり、悲しさがあるのに、そこには必ず笑っちゃうようなことがあって、
>>続きを読む

リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

-

食べることに真剣に向き合うこと。
育てることも採ることも、捌くことも、味をつけることも集中して。
いのちの責任を負うこと。
そうしたとき、土にも植物にも魚にも獣にもなれる。
わたしのいのちでもって生き
>>続きを読む

マザーウォーター(2010年製作の映画)

-

人が美味しそうにものを口に運ぶのはとてもいい。

人の交わりかたが川みたいだなと思った。

水は流れているだとか、風だとか、予感だとか、やっぱりそれを目をつむってどこから来ているのかたぐり寄せるように
>>続きを読む

転校生 -さよなら あなた-(2007年製作の映画)

-

"さよならの歌"がよかった。
蓮佛さんがピアノを弾きながら歌っているのは、終わっていくのを知っているみたいで、植物が伸びていくみたいに生命力があった。

からだに、いたことが残っているというのはいいな
>>続きを読む

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

-

すごく懐かしい気持ち、でもいまもずっとわたしのベースとなっている気持ち。


誰かと同じ空間にいて、特別な存在だと自分も相手もわかってる
でも、そこはパーティ
お互い別の人と話してる
笑って楽しんで
>>続きを読む

レオン 完全版(1994年製作の映画)

-

レオンは殺し屋で強くてたくさん人を殺すけれど、さみしい大きなこどもの獣みたいだった。
どうしようもなく愛おしい。

この人に触れてから、やっとせかいが生きはじめたって思うことってあるけれど、レオンにと
>>続きを読む

エリザベスタウン(2005年製作の映画)

-

ふだん観るものとは違うペースですすむ映画だったからか、混乱もしたけれど、人間って悲しくて、どうしようもなく可愛くて仕方がないなと思った。

でも、なぜシューズは大失敗になったんだろう、なにがいけなかっ
>>続きを読む

カラフル(2010年製作の映画)

-

中学生のころ、教室の本棚にあった黄色いカラフルの小説。
みんなが読んでいて、それについて話していたりした。
わたしはなんとなく、絶対に読むもんかと思って、ずっと気になっていたけれど読まなかった。
大人
>>続きを読む

愛、アムール(2012年製作の映画)

-

おばあさんの、頬がほんのりと赤く、かわいかった。
食事をしながらふたりで昔話をするシーンがずっと続けばいいのにと思った。

おじいさんが子どものころ、映画をひとりで観に行って、感動したこと。
近所の年
>>続きを読む

麦秋(1951年製作の映画)

-

2ヶ月前くらいに見た。

昔の人の動き方、話し方はいいなぁ。
原節子さんの足を横に振って走るの、真似したけれど出来なかった。

お父さんやお母さんがどんどん静かに小さくなっていって、そのかわりに他が動
>>続きを読む

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.0

1か月前に見た。

からだの中の感情たちが、女の子を幸せにしようと奮闘していて、じぶんのからだのなかにじぶんに優しい何かがいると思うと、わたしのからだ、おいで、仲良くしようって思えた。

生きるために
>>続きを読む

母と暮せば(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原爆が落ちてからの人々のそれからの話。

亡くなった息子が母のところへ来る。
昔のことをああだったなぁと思い出しながら、今は生きている人たちとは違うから一緒に進んでいくとができないと心でも理解していく
>>続きを読む

秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.0

笠智衆さんの笑い方がとても可愛らしかった。
娘役の方の、すーっと姿勢が崩れずに歩く姿が印象的だった。
静かに穏やかに親が老いていく姿は、どうしようもない気持ちになる。
こちらのほうを先に見たけれど、晩
>>続きを読む

晩春(1949年製作の映画)

4.0

原節子さんの話し方、笑い方、やっぱりいいなぁと思う。

父親に対する気持ちはあまり共感はできなかったけれど、父親に添い遂げると決めて半ば意地みたいになっているところに、父親が再婚するから心配しないで結
>>続きを読む

銀河鉄道の夜(1985年製作の映画)

5.0

はじめから、なんだかのっぺりとした怖さがあって、それでいて優しい。
みんな、もう分かっていて、受け入れていて、だから寂しいと思った。
途中、家の外に少年がいるのを見たときの、ジョバンニと少女とカンパネ
>>続きを読む

アメリ(2001年製作の映画)

-

いろんな妄想や想像をしてしまって心も体も忙しくしてしまうアメリに共感できた。
小さくて優しい悪戯をするアメリが、とてもいとおしい。
曲も大好き。

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

-

歪んではいるけれど、息子は母親に愛されたかったんだろうと思う。
息子が爪を並べるシーンと、母親が卵の殻を並べるシーンとが重なった。
家族なかで、息子は母親以外とは楽しそうにニコニコとしていたけれど、家
>>続きを読む

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

5.0

目の前から居なくなってしまったものや存在は、消えちゃったんじゃなくて、違う場所にちゃんと居る、またどこかで会えると思えた映画。

魔女の宅急便(1989年製作の映画)

5.0

新しい街で自分の生活を作っていく、危なっかしくもたくましいキキに憧れていた。
鍋などの生活用品を買いそろえるシーンやグーチョキパン店で働く道具や人の音がとても好き。

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

-

好きな女優の蒼井優ちゃんがさらに好きになった映画だった。
人生ってこうだよね、という感じ。
馬鹿みたいにハッピーエンドにしていなくて好き。
だけど、バッドエンドでもない。
そもそも、エンドじゃない。
>>続きを読む