さっぽろ0番さんの映画レビュー・感想・評価

さっぽろ0番

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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

現代に即したものすごく良い映画。

なんだけど、ヨルゴス・ランティモス監督のファンとしてはもっとやれ!と言いたい。彼の最高傑作では無い。制作費は『ロブスター』の9倍くらいだそう。低予算の方が作家性が出
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アルマゲドン(1998年製作の映画)

2.5

みんなが好きなブシェミを👾も見たくて見たのです。今年の十二月末の夜にアマプラで。
エンターテイメント映画として楽しんでみた。
けど👾は真っ直ぐにこの映画のことを褒めることができない。1998年の時代背
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KIDS/キッズ(1995年製作の映画)

4.0

1990代年NYのストリートの現実の風景なんだろうなと、ヒリヒリする気持ちで見た。どうやって撮ったんだ?
手持ちカメラ、フレーミングはほぼバストショットのみで、観客に登場人物と場を共有させる狙いなんだ
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見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

-

メモです。ヒッチコック作品にスコアつける意味ある?プロップはライター。シーンは回転木馬と、テニスの試合。設定はメガネっ子を絞殺したいサイコパス。

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

繊細な色彩とライティングが好き。写ってないところで起きていることを音で表現するシーンが好き。
ラジオからはロシアのウクライナ侵攻のニュースが流れてきて、時代設定は現代なんだけど、そのラジオは古めかしい
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アートスクール・コンフィデンシャル(2006年製作の映画)

4.0

かつてアートスクールに憧れたことを思い出しました。ルサンチマンをモチベーションにモテたくてアートを志す主人公をはじめ、シニカルにカリカチャライズされた登場人物とその関係が面白かったです。現実のアートス>>続きを読む

悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

4.5

おぞましくて美しい。エンジェルの親が簡単に消えるのがすごくよかった。多かれ少なかれすべての親は毒親である、なんっつてな。

8人の女たち(2002年製作の映画)

4.0

メモ
密室劇、ミュージカル、色彩、逃れられない、絶望、自死、女性、男性

コカコーラ・キッド(1985年製作の映画)

2.5

どういう経緯でマカヴェイエフが撮ったんだろうか?彼らしいフェティッシュな表現はあるけど、必然性を感じない。

青春の殺人者(1976年製作の映画)

3.0

暑苦しく、息苦しい印象。主人公は置かれた環境から抜け出す必要があったんだよな。市原悦子がスリップ姿になり、殺されるまでのシーンのどぎつさは、今村昌平の要素が入っている気がする。印象に残ったのは、
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ペトラ・フォン・カントの苦い涙(1972年製作の映画)

4.0

激しいメロドラマ。全編室内のシーンしかない。しかも部屋は窓がとても小さい。息苦しい密室劇。
前半ではベッドの上のシーンが多いけど、後半は部屋からベッドが取り払われている。で、主人公はその部屋にぽつんと
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苦い涙(2022年製作の映画)

4.0

スチルを見て、主人公を女から男に変えたんだ、なんで?と思いながら見始めた。主人公は巨漢、髭面、映画監督。ファスビンダーに置き換えられたんだと理解した。
いつもは使用人がタイピングしてるけど、めずらしく
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沖縄10年戦争(1978年製作の映画)

2.0

記憶メモ。鹿児島ロケで幼稚園の帰りの👾は、藤田まことがフェリーで沖縄に着いて、タラップを下りるシーンのエキストラとして参加、その記憶を辿るために見ました。ほんの数十秒のシーン。

ざくろの色(1971年製作の映画)

4.0

70分の間、美しい映像に何度も息を呑んだり、ため息をついた。宗教的な儀式、象徴、アイコンを理解できると、この映像の凄みをもっと理解できるのだろうと思う。

何時どこで見たのか?何が写っていたのか?わす
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てなもんやコネクション(1990年製作の映画)

4.0

今見ると作家の意図とは別にまだ景気が良かった日本が映っている。どうやったらこんな作品が撮れるんだろう?山本監督の人とのとんでもない繋がりがあるんだろうな。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.5

メモ
子供の頃の良い思い出を人はどう振り返るのかを描いた映画
当時の映像を通じて振り返ってた

ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド(2021年製作の映画)

3.0

面白いエピソード。スミス良いなって改めて思った。音楽を扱った映画がその音楽より全面に出るのは良くない。この作品は面白くないから良かった。

コロニア(2015年製作の映画)

3.0

「普通に面白い」以上の感想が特にないな。逃げられて良かった。

ビッグ・マグナム黒岩先生(1985年製作の映画)

3.5

メモです。

技術教師である主人公がプライベートな工作室で銃を組み立て?作成?する。軍隊経験があるのだろうか。また校長が出勤するは、かつての軍国主義の時代に、出征を見送る家族が表現されている。アプレゲ
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オオカミの家(2018年製作の映画)

4.5

この作品好きだ。「ヤン・シュバンクマイエルの作品、デヴィッド・リンチの初期の作品を彷彿とさせる。むしろそれらとの違いの方について述べたい」という書き出しの批評・感想を読みたい。あったら教えてください。

ザ・プレイヤー(1992年製作の映画)

4.0

ハリウッドの社会をすっごくシニカルに描いてた。冒頭の長回しが何分だろう?だいぶ長くて気が抜けない。物語が入れ子構造になってて凝ってるなーと。

雨にぬれた舗道(1969年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

殺す相手間違えた?いや?どうだ?ってなったけど、バラバラになってた人形は女の子だから合ってんだ、って思った。設定がいろいろロング・グッドバイと対になってように見えたけど、どうなんだろう。何にせよアルト>>続きを読む

ロバート・アルトマンのイメージズ(1972年製作の映画)

3.5

精神分析映画って言葉ありますかね?すごく面白くみた。
んだけど、途中で鏡使いすぎ?と気付いて、その後は鏡が出るたび苦笑しながら見た。やり過ぎでは?
作中作品の童話は台詞に追いつけなかった。追えればまた
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ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

4.0

だいぶ昔に見て、猫かわいいことしか覚えてなかった。誰ひとり信用ならならいのに猫も出ていって寂しい。なんでだかエドワード・ホッパーの絵を想起した。

天国と地獄(1963年製作の映画)

4.0

映画とはこういうものだ、と言いたくなるような映画なのでは?犯人の動機がよくわからないという理不尽なオープンエンドが興味深い。俳優たち一人ひとりの存在感がいちいち強いのも印象的。
麦わら帽子被ったあれの
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