Takaさんの映画レビュー・感想・評価

Taka

Taka

映画(152)
ドラマ(0)
アニメ(0)

バビロン(2021年製作の映画)

4.5

栄枯盛衰を繰り返すハリウッドで巻き起こる人間の生理と欲望を渦巻かせながら送る狂騒曲は永遠には続かない。やがて映画は栄光なるハリウッドよ、さらば!と言わんがばかりの過去への憂いと忘却、それでも続いていく>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.4

アクロバティック(acRobatic)・兄弟愛(bRother)・愛国心(patRiotism)…イギリス支配下のインドで相交える2人が拳合わせて権力に風穴を開ける様は週刊少年ジャンプもビックリの努力>>続きを読む

線は、僕を描く(2022年製作の映画)

4.3

競技カルタを描いた「ちはやふる」チームが次に描いたのは水墨画。「ちはやふる」シリーズで築いた青春映画のノウハウを活かし、生命力が躍動する水墨画の世界を魅せ、観客に活力を与える青春映画、そして、師弟映画>>続きを読む

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

4.1

ここまでロボットを人間と対等に描くことで停止してしまったときの喪失感を描いた作品があっただろうか?ロボットが停止したことで渦巻く家族同然の存在の喪失、AIの存在意義、そして、記録の探究による記憶への探>>続きを読む

アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター(2022年製作の映画)

4.3

初公開当時は9歳。父親を連れて近くの映画館で3Dを観たことを今でも覚えている。冒頭、ジェイクが目を覚まして無重力空間(宇宙ステーション)に解き放たれる瞬間の奥行きに「これが3Dか!」と3D初体験の感触>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.9

子供のいない夫婦に突如として現れる禁断の果実。その果実に2人は縋りつくが…物語はやがて奇怪なホームドラマから自分たちと違うコミュニティと接触することの功罪を描いていく。

観ていて思い出したのは「竹取
>>続きを読む

ブロンド(2022年製作の映画)

3.8

2時間47分という長尺の中で何度醒めても終わらない悪夢に観た後も寝心地が悪かった朝の寝起きぐらいの居心地の悪さを感じる。もし、これから観る人に注意して欲しいのがこの物語はマリリン・モンロー(ノーマ・ジ>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

4.0

2ヶ月近く遅ればせながら鑑賞。

前作で世界に恐竜を大解放という映画的にワクワクする結末で終わってから早4年。恐竜と人間の共生という問いに明確な答えまでは出せなかったものの、シリーズ3部作、及びパーク
>>続きを読む

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

4.2

2ヶ月も遅ればせながら、なんとか劇場で鑑賞。

前作は観客の想像を超えるスケールの本気を見せて大ヒットへと導いた上での本作。前作を観て、製作陣はこれを「スター・ウォーズ」のようにサーガ展開を視野に入れ
>>続きを読む

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

4.2

コミカルもシリアスも過不足なく詰めたドラマ版のようなバランスの良さはシリーズの集大成を物語っており、福山雅治の湯川学に対する板付きも柴咲コウとの名コンビも北村一輝のキャラ像の形成も多くのゲストが複雑に>>続きを読む

ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.9

お巡りさん〜!私が見たかった岡田准一のアクションはこれで〜す!と言わんばかりの汚れ役の潜入捜査官としてヤクザ組織に潜入し、人をバンバン殺していくアクションが堪能できる点では大満足の一作。「検察側の罪人>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

4.3

IMAXで鑑賞。公開当時は1歳だったので、劇場で観るのは2022年が初めてだ。

個人的にこの3部作こそが完璧なトリロジーだと思っているの(そりゃ3部作を前提にして撮影してるから)ですが、改めて観ると
>>続きを読む

百花(2022年製作の映画)

4.1

まさか、ここまでアート映画的なメジャー邦画だとは…が最初に思った感想だ。確かにアルツハイマーや認知症、あるいは記憶を通して親子の距離を描いた映画は過去にもいくらかあるが予告を見た段階から妙にそうした映>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

4.4

のんがさかなクンを演じる。少しだけの「?」と妙な納得感が観る前の自分にはあった。確かにのん(能年玲奈)の出世作といえば「あまちゃん」であり、そこでもさかなクンと「見つけてこわそう」をやっていたので色々>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

2022年の映画においてここまで正々堂々とジョーダン・ピール監督が作家性を活かしながら"怪物"と対峙する映画を作ったことは清々しい。

監督の前作「アス」を観てもっとシャマランっぽい作品を観たいと個人
>>続きを読む

銀魂 THE FINAL(2021年製作の映画)

-

「銀魂」のテレビアニメ版、現状での完結編。「銀魂」の魅力であるギャグシーンもシリアスなシーンも最終作だから悔いなきようにどちらも本気仕様で展開されていて、観ていて非常に満足感に溢れた一作だった。

>>続きを読む

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

-

「新感染 ファイナル・エクスプレス」から4年後を舞台にした続編。個人的には「新感染」は2017年のベストに選ぶくらいには好きな作品で、そんな良くできた作品に続編なんているのか?と思いつつ、鑑賞してみる>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

-

リバイバル上映で鑑賞。

2020/12/23 ミッドランドスクエアシネマ2 通常版 1回目
2021/1/22 109シネマズ名古屋 IMAX版 2回目