とりあえず1クール。大河内一楼の新作として鑑賞。女性主人公、学園ドラマと、ガンダムらしさの更新を行いつつも不穏な予感が常にある。これまでの陽性のドラマが完全にフリになるようなラストに唸った。
前半は間違いなく楽しかったし、6話など神回だと思うのだが、終盤について孔明の策の倫理的是非や洗脳装置としての音楽の危うさみたいなものを感じてしまったのでこの点数。
後半から良くなっていった印象。もうちょっとファンタジー描写にフェティシズムが欲しい気がするが、楽しめた。
面白かった。ここまで心の声が多いにも関わらず停滞を感じさせないテンポの良さやアクションにヨル物語の進め方はなかなかすごい。
時系列もバラバラで、語り手もコロコロ変わるこのアニメシリーズ。それゆえに様々な事象がモザイク状になって、浮かび上がるのはひたすらもがくということ。それが私たちのもがきを照らす。傑作。
例えば、演出に>>続きを読む
空虚で染まりやすい(だから「器」なのだろう)主人公を中心に添えてアクションで物語を進めるからストレスを感じず観ることができる。
ある狭義のロボットアニメとして最後の作品という感じが強い。正統派のようでいて、登場人物の未熟さは物語に垂直に立つ。しかしながら、そういった歪さ含めて魅力ともなっている。それはかつての同ジャンルを思い出>>続きを読む