サイクロプスさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

サイクロプス

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暗殺(2015年製作の映画)

4.0

久し振りの韓国映画
冬ソナブームの最中、イルマーレとか恋愛もの、シュリなんかのサスペンス、8月のクリスマス、オールドボーイといった芸術志向な映画ももみた

その中でも思い出深いのが、「猟奇的な彼女」
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ブルックリン(2015年製作の映画)

4.0

淡々と語が進む、小説のような映画
大音響のBGMで盛り上げるエンターテイメントではない
たぶん映画好きな人しか観ないだろう
若い女性の普通の暮らしをしみじみ描きながら、
ときおりぐいっと、物語が進む
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アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅(2016年製作の映画)

3.5

アリス二作目は、2Dで観た
だって、公開二週目になると3Dスクリーンはインデペンデンス・デイに乗っ取られてしまったから
仕方なし

アリスの一作目は、多分アバターの次にみた、ワクワク3D体験だったんだ
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

4.0

ウィノナライダー、イケてるじゃん!!!
再発見した感じ

10数年前にみたときは、助演のはずのアンジェリーナジョリーに釘付け
手に触れる全てを掌握するふてぶてしさと、痛々しいまでのか弱さが混在して、ぶ
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マネーモンスター(2016年製作の映画)

3.5

「マネーモンスター」なんて、意味ありげなタイトル
金融・証券ものっていうよりクライム・サスペンス

話題作「マネー・ショート」と違って、小難しい金融理論なんて出てこないから、肩に力を入れて身構える必要
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64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

4.0

いやー、面白かったです〜(^○^)
まだ観てない方は、ラッキーです
前編もまだ映画館でやってるみたいなので、Wでみてください
昭和から平成まで一気に楽しめて、しっとり泣けます


前編終わった時点では
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ある公爵夫人の生涯(2008年製作の映画)

3.5

近頃のワイドショーでは「不倫」が大流行り
社交界の華であったデボンシャー公爵夫人は、W不倫、愛人、私生児、なんでもあり
当時の噂好きなおば様達の心を捉え続けたでしょうね


むかし映画館で見たときは、
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.0

まるで星新一の小説を読んでいるような、秀逸なSF映画を楽しませてもらった
舞台は山奥の別荘、登場人物は3人だけで物語が進む
小劇場とかで学生劇団がやってそうな、低予算で、カルト的な話
それでいて、すご
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デッドプール(2016年製作の映画)

3.5

最高にハッピーな、お馬鹿ナンセンス映画
別に皮肉ってるわけじゃないよ
心から楽しめた

毒舌で自己中なアンチヒーロー
ミュータントで不死身
下ネタ満載
だけど、恋人だけには真心の愛
これで十分、話は成
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プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

4.5

すっごい久しぶりに見たら、けっこう新鮮
お試しで入ったU-NEXTのリコメンドに出てて、思わず「なっつかしぃー」と叫んだ
僕の青春時代どストライク‼︎


やり手ビジネスマン・エドワード役のリチャード
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スノーホワイト 氷の王国(2016年製作の映画)

4.0

邪悪な美女姉妹が降臨、というキャッチフレーズはダテじゃない
セレブでゴージャスな二人に酔いしれた


シャーリーズセロンの顔から金箔が剥がれ落ちる場面は、完璧な美しさに溜息が出るほど
エミリーブラント
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64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)

3.0

「犯人はまだ昭和にいる」って言っるけど、この映画自体がとても昭和な感じ
組織を守るための隠蔽とか、部門間抗争だとか、記者クラブとの軋轢とか、中央キャリアとノンキャリとか、どうでもいいことに熱くなられて
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ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

4.5

バルコニーシーンでの"Tonight"、陽気に騒ぐ"America"、夢見る新天地に想いを馳せる"Somewhere"、どれも心に響いて忘れられない
「ロミオとジュリエット」をベースに、巨匠バーンスタ
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.5

宇宙ものと同じくらいに映画館がオススメ
自然光で撮った躍動感あふれる映像も、
荒々しい息づかいに短調の多い音楽も、
日常から離れた異空間に浸った方がいいように思う


始まりも最後も無音の中の男の息づ
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グランドフィナーレ(2015年製作の映画)

3.5

味わいのある映画だった
週末をゆったり豊かに過ごすのに最高
老いた音楽家の退屈なリタイアメントの日々だが、人生についての様々な含蓄が込められている


人間関係を描いてるかと思えば、仕事というか"キャ
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

4.0

ディカプリオが正真正銘のイケメン
あの「タイタニック」よりも前
肌もツヤツヤしていて瑞々しいという言葉がぴったり
(実際、プールでドボンと水に浸かってる)


とはいえ、ディカプリオ見たさにこのDVD
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.0

SF映画はその時代のサイエンスの流れを反映している
今なら、AI(人口知能)真っ盛り

90年代前半は、遺伝子大ブームだった
人間の遺伝子配列を読み解く「ヒトゲノム計画」が進んでいた頃
個々の人間は
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アリスのままで(2014年製作の映画)

3.5

借りてきたDVDを再生する
なんとなく見覚えのある場面
30秒後に確信に変わる
これ映画館で 観たよね…
これってアルツハイマー?
(最近、よくあるんですわ)


若年性アルツハイマー病に罹った女性の
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リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)

3.5

ウィノナライダーがふつうにかわいい!
当時この映画をみたひとは、スターダムへの予感を感じたことだろう
何がいけなかったのか
主演のはずの「17歳のカルテ」で、アンジェリーナジョリーに世間の注目を持って
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オール・アバウト・マイ・マザー(1999年製作の映画)

3.5

最近、LGBT絡みの映画をよく見てる
もともと苦手な分野で特に選んでいるわけでもないのに目にするということは、世の中の認知が加速度的に進んでいるのだろう

「リリーのすべて」では、ゲイ(男を愛する)と
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.0

アカデミー賞発表前から、映画館で観ようと思っていた
リリーを演じたエディレッドメインというより、その妻役のアリシアヴィキャンデルに興味があったから
その直感は間違っていなかった


夫のなかに突如別人
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ジゴロ・イン・ニューヨーク(2013年製作の映画)

4.0

自ら監督はやってないけど、むしろウディアレンらしい痛快な映画
年一の海外都市ツアー映画よりも、本拠地ニューヨーク中心に別の監督に撮ってもらう方がウディアレンのファンは喜ぶんじゃなかろうか
少なくとも僕
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シングルマン(2009年製作の映画)

3.5

コリンファース主演と言っても、キングスマンじゃなくてシングルマンだよーん、くらいの気持ちで借りてきたのに、ずっしりシリアスな映画

同じシーンのなかで画像の色合いが変わったりするから、最初はテレビが調
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PAN ネバーランド、夢のはじまり(2015年製作の映画)

3.0

邦画好きな人には、園子温が撮った新宿スワンみたいって言うと、
わかってもらいやすいんですかね
監督も素材も悪くないはずなのに、お金が絡むとこんなになっちゃうの?

ジョーライト監督には、もっと期待して
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.5

若い男同士が殴り合ってあゝ青春、みたいな映画だとずっと思ってました…
たぶんテレビの「ガチンコ・ファイトクラブ」のせいです
恥ずかしいなぁ、人に言わなくてよかった(^○^)


フィンチャー監督には、
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

4.5

金融専門用語がバンバン出てくる「難しい映画」という評判らしいけど、『理解』なんてしなくても、十分に面白いよ
久米宏がやってた頃のニュースステーションみたいな感じで、楽しめばいいんだと思う

“デリバテ
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海猿 ウミザル(2004年製作の映画)

3.0

先日、久し振りに「グランブルー」を見直した
ジャックマイヨールとエンゾが海に潜る姿をみて、思い出した映画が二つ
この「海猿」と「ゼログラビティ」だ


共通してるのは息苦しさ
比喩じゃなくて、物理的に
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グラン・ブルー/オリジナル・バージョン(1988年製作の映画)

4.0

子ども「ねえママ、グラブルって何?」
母親「なに急に、、、そういうことは、パパに聞きなさい」
僕「説明しよう、グラブルはリュックベッソン監督で、ダイバーが主人公のフランス映画ナリ」


グランブルーを
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恋人まで1%(2014年製作の映画)

2.5

今度の大河ドラマ、学芸会みたいだよね
と通ぶった友人の話を聞いて、僕も一度口にしてみたかった

「この映画は、学芸会みたいです」
高校生の文化祭で、クラスでやる演劇みたいな
"女と遊んでいいけど絶対彼
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17歳(2013年製作の映画)

3.5

17才シリーズの第三弾は、フランソワオゾン監督が描く17才

オゾン監督の「スイミングプール」は楽しく見れたが、この映画はちと重い

家族のいるリビングでは憚られたので、書斎のパソコンでみた
たぶん、
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17歳(1996年製作の映画)

3.0

17才シリーズの第二弾は、ペネロペクルスの17才
すっごい違和感あるでしょ笑

浮名を流した相手がトム・クルーズ、マシュー・マコノヒー、マット・デイモン、ニコラス・ケイジ、そして旦那はバルデム

セク
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17歳の肖像(2009年製作の映画)

3.5

17才シリーズの最初は、キャリーマリガンの17才
ロンドン郊外に住む女子高生ジェニー

当時の彼女はすでに24才だけど、童顔だから高校生でも全く違和感がない
ちょっと、トリンドル玲奈に似てる(あくまで
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ラフマニノフ ある愛の調べ(2007年製作の映画)

3.5

ロシアの作曲家ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は、映画やドラマでもおなじみなので、耳にした人も多いと思う

古くはグレタガルボの "I want to be alone"(ひとりにしておいて)で有名な
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終着駅(1953年製作の映画)

3.5

まさに「古典」(正統的クラシカルな)なメロドラマ
ひとつの場所(駅)、同じ日の夜で物語が完結するのはギリシア演劇風

みちならぬ恋といってもヒロインは家庭を捨てるつもりは微塵もなく、現代の感覚なら「ひ
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オーケストラ!(2009年製作の映画)

4.0

こじんまりとした映画館で、演奏が終わった瞬間に拍手がおきた
数人パラパラとだけど
僕は小っ恥ずかしくて出来なかったけど
心のなかでは猛烈に拍手していた


かつて天才指揮者として名をはせた劇場清掃員が
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ローマでアモーレ(2012年製作の映画)

2.5

これは馬鹿馬鹿し過ぎ
ふざけ過ぎ
ウディアレンじゃなかったら、最後まで見てない

バルセロナ、ロンドン、パリ、ときた世界名所巡り
次はローマでこれはよし、遺跡もあるし
アレンお得意の群像劇もオッケー
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