tabiさんの映画レビュー・感想・評価

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貞子DX(2022年製作の映画)

2.3

ずっとノリが上滑りしていて、怖さも笑いもない。スピリチュアルバイオレットNo.1とか何だったのか。
何かのハイになって作っているのか真面目にウケると思って作っているのか、それとも何か予算消化しないとい
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“それ”がいる森(2022年製作の映画)

1.5

気の迷いで観てしまったけれど、期待を超えてこないC級感。昔の夏休み映画みたいなクオリティだけど、ジュブナイル映画にもなれていない。セリフも演出も展開も全て雑で、謎の松井棒と同級生のガラの悪さくらいしか>>続きを読む

ザ・キッチン(2023年製作の映画)

2.0

この人たちがどういう立場なのかも、警察に捕まった先がどうなるのかもよく分からないし、不法移民が増えた末路を不法移民側から語っているようにも見える。
ソイレント・グリーンみたいなディストピア感もないし、
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ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

3.2

ジェイク・ギレンホールの鍛えた身体はインパクトあったけど、作品としてはコナー・マクレガーのキャラ立ちくらいしか見所がなかった。と言うか、あっちを主役にした方が良かったんじゃないかってくらい狂ってたし、>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.2

不安が原動力になって、システムが罪悪感を緩和して研究を進めている件は心理学の実験を見ているようだった。
共産主義や情報がない中での他国の軍拡への恐怖は今の時代に生きている自分には100%同じ同調するの
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

3.5

ようやく完結。前後編の後編だけあって中弛みしなかった。
ヴォルデモートが最後の最後まで小物感が拭えなかったから、世界観とか情勢に違和感が続く。後、最後にドラコが出てたりと、相変わらずこの世界は法が緩く
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

3.5

犯罪者集団かと思ったらクーデター成功していたり、世界観がいまいちわかりにくい。純血の人たちにとっては、意外と居心地が良いのか、政権が変わろうと関係ないのか。
第一作目からするとすっかり画面も作風も暗く
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ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

3.5

だいぶ佳境。
敵方が連携とって攻めてくるのに対して、主人公側は単独行動しがちで情報共有もしないのが不思議。不死鳥の騎士団ってなんだったんだろうと思う。謎のプリンスもあんまり重要なファクターな感じはしな
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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

2.7

ハリー・ポッター、全然信用されてないし、人に心開かないし、友達いなさそうって思ってたら、友達作る話だった。
テンポは遅いし、最後の最後まで鬱陶しい展開が続くし、その割に最後はあっさり終わるし、これまで
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ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年製作の映画)

3.3

エピソードを淡々とこなしていく感じであまり印象に残らなかった。これまでの作品で、一番、ハリー・ポッターがダメな感じで描かれていて、14歳だから仕方ないとは言え少しイラッとする。
大きな流れの中では、フ
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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

3.5

3人がすっかり大きくなっていて驚く。
霧や夜のシーンが多く、全体のトーンも暗めで過去2作から比べると対象年齢が上がったあしらい。
これまでは少し引いたカットで綺麗な景色な中でわちゃわちゃしている3人を
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ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

3.5

前作は話の展開が突拍子もなく感じることもあったけれど、今作は世界観の説明や導入パートが少なくできた分、余裕を持って作れている印象。それでも割愛したエピソードは多いんだろうなと感じる。
おそらく一作品一
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

3.2

当たり前だけど、3人ともまだ子どもで驚く。今見ると映像は粗いし、児童文学のノリが少し苦手。
謎解きは一足飛びに話が進む感じがあって、原作小説はもっと長いんだろうと想像がつく。話そのものよりも、主役3人
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ある男(2022年製作の映画)

3.5

ミステリの雰囲気は控えめで、Xの境遇とそれを探る中での主人公の心境がメイン。
レッテルで人を扱うことの加害性がデフォルメされて描かれているけれど、まあ出てくる人間が大体感じ悪い。
原作小説からは大分エ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.1

最近よく見かける人種対立をただ煽るだけの映画になってないのは良かった。抑圧されてきた属性を脱却するためには双方がバイアスから解放されないといけないという主張は理解できるけれど、テーマが発散していて冗長>>続きを読む

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.0

泥臭い、血生臭い描写が続く。冒頭から不死身すぎて、どうせ死なないだろうって思ってしまうし、そんなに爽快感のあるアクションシーンがある訳でもないから、あまりのめり込めなかった。
主人公と敵役とで生き物と
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.5

ホラー映画の皮を被ったアクション映画なので、死霊館とコンスタンティンを足して割ったような雰囲気。
ラッセル・クロウがデカ過ぎて物理で勝てそう。
カッコーの口癖やらランブレッタやらはモデルになった神父の
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ヴェルクマイスター・ハーモニー 4Kレストア版(2000年製作の映画)

3.4

固定した視線や長回しが多く、映画的な削ぎ落としも無いので、ただその場にいて覗き見ている感覚になる。ずっと歩いてたり、ずっと老人の寝かしつけから片付けをしていたり。それでいて、どのシーンもそのままポスタ>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.5

あんまりダイナミクスが無いというか淡々と進行するから、ぼーっと観てたけれど、起きてる事象は結構悍ましい話。
フレネミーとかでは言い表せない、現代の戦争みたいな侵略の仕方で、移民問題とかテロは今も昔も当
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黄龍の村(2021年製作の映画)

3.3

「ベイビーわるきゅーれ」の監督って前情報だけで作品の雰囲気は伝わるから、良くも悪くも個性。内容はジャンクな感じでボーッと観るのにちょうど良かった。
やりたい事やってる感じ。

エリザベス:ゴールデン・エイジ(2007年製作の映画)

3.3

歴史物はあまり得意ではないし、流し見してしまったけれど、アレクサンドラ・バーンの衣装が豪華でそれだけで見応えがあった。
もう20年近く前の映画だけど、ケイト・ブランシェットが今とあまり変わってなくて、
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シャイン(1996年製作の映画)

3.5

子どもの頃に観た時はもっと悲惨で重たい描き方な印象だったけれど、今観るとテンポが早いし救いもある描き方。
もっと悲惨な描写もたくさん観てきたから、耐性ついているのを実感してしまった。

父親の振る舞い
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

全く人にはお薦めできないけれど、ジュネやシュヴァンクマイエル、ハネケ、トゥリアー、タルベーラとかの好きな監督の好きな要素がヨルゴス・ランティモス監督というフィルターを通して再配置されているかのような感>>続きを読む

ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

3.3

SFとして観るとツッコミどころも多いし、ミステリとしては犯人特定や状況理解が淡白に進んでいく。
死者の冒涜っぷりも酷いけれど、あの装置が万能過ぎて、よくそれをテロ対策に留めてるなと思う。実証実験ならも
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.5

過去の作品と比べると話も分かりやすくて、ブラックコメディ要素が際立っていた。映像も綺麗でとても観やすい。
最後は、これまで以上に猜疑心と嫉妬心に苛まれた形で同じ構図が生まれるんだろうなと思うとゾクゾク
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.2

神木隆之介の演技の緩急や三丁目の夕日的なエモ優先の演出とか、本当に苦手なんだなと実感してしまい、鑑賞中は終始、キレイ過ぎる衣装や水から上がってきてすぐに進行方向上に行ってしまうヒロインの違和感などに気>>続きを読む

アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

2.0

コキコキ音をさせながらカクカク動くゾンビの群れを見て、いつまでこんな古典的なゾンビ描写してんのって興醒めしてしまった。
突然襲ってくる時は早くなるし、引の画だと遅くなるのも雑でしかない。叫びながら突っ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.5

ウェス・アンダーソンの作品はムーンライズ・キングダムくらいしかきちんと観たことがなかったけれど、それと比べてより大人のための童話といった印象。
ホテルの中はピエール・エルメのイスパハンのような彩りだし
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

3.0

おそらく三部作を前提に作られた作品の2作目。
前作で広げた風呂敷の上で、少し視点を変えて立体感を出そうとしているのだろうけれど、少し期待外れと言った感覚。
序破急の破に当たる部分なので難しさはあるとは
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.8

ずっとダンジョンに挑む話かと思ってたら、思ったより右往左往していて、ロード・オブ・ザ・リングみたいだった。
細かい単語は原作知らないから雰囲気しか掴めなかったけれど、頭使わなくても良い話なので、年末の
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

2.0

ひどい映画というくらいしか前情報を入れてなくて、真面目な映画だと思っていたので、見始めて空気とキャスティングから時効警察の監督と気付いて肩透かしをくらった。
ドラマと同様、ナンセンスなギャグが続くのだ
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アンビュランス(2022年製作の映画)

3.0

マイケル・ベイって感じが強くて、全く観たことないのに既視感を覚えるくらい。
ストーリーはベタだし、アクションも派手ではあるけれど目新しさはない感じで、面白くなくはないのだけれど、個性に欠ける印象。
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#マンホール(2023年製作の映画)

3.3

前半、いらいらさせられたけれど、話が進むと違和感が解消されていくから、最終的には思ったより楽しめたなって感覚。後半は最後のシーンまで含めて予想通り過ぎたから、もう一捻り欲しかった。後、傷の取り扱いとか>>続きを読む

終わらない週末(2023年製作の映画)

3.0

序盤は何が起きるのか気になって観れたし、話としては面白いのだろうけど、何か好きになれなかった作品。
登場人物が全員うっすら鬱陶しいし、思わせぶりな描写が多い割に点と点が繋がってない。腕時計拾うシーンと
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.0

とにかく絵の作り方が良い。好き。属性は色々とあれど、マジョリティに帰属意識を持てなかった人について否定も進歩主義的な説教もしない。多くの映画が困難やトラブルを乗り越えて社会に馴染み、自身の欠点や過失を>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.3

大抵の映画はストーリを通じて登場人物は何かを乗り越えたり、学んだりするものだけれど、この話に限っては最初から最後まで空虚で良かった。ウィニーちゃんだけは何故か心に残るものがあったけれど。

草食動物だ
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