常希さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

常希

常希

映画(192)
ドラマ(0)
アニメ(0)

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

5.0

作られた形とは違う、ありのままの姿で在ることにゆるしをもらう。
傑作。

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

5.0

生まれてはじめて映画館で観た映画ということもあり、思い出補正がこれでもかというくらいにかかっているわけですが、それを抜きにしても5点満点中1200点あげてもいい程の傑作だと確信している(思い出補正)。

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.3

理解できずとも寄り添うことはできる。
いびつな内面を持つ全ての者を受容し許しまで与えてくれる、なんという映画じゃ。

ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

3.7

必死に藻掻き沈んでいく。傷つけてしまったかもしれないけど、バスティアン自体が悪いわけじゃない。みんな死ぬほど間違えて後悔しながら大人になるんだぞ。

マトリックス(1999年製作の映画)

4.1

「だって救世主だもん」と言わんばかりの神業連発で度肝抜かれたぜえ。

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

自由を捨てて狭い枠の中で男の理想を演じることが望まれた幸せ。意思を押し殺し心をすり減らしたあげく待っているのは無慈悲な結末。時代と出自に翻弄される、悲しすぎる物語。

コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.9

夕暮れ時に美女を後ろに乗せながら颯爽とチャリを漕いだ後、お祭り感強めなオレンジ色の商店街で高校生という金銭面では圧倒的に不利な状況にいながらも美味そうなコロッケを余裕の表情で奢るイケメンに「俺も昭和に>>続きを読む

耳をすませば(1995年製作の映画)

4.4

進む過程でどうしても向き合うことになる自分の弱さ、欲しいのは自分だけのなにか。

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.5

応用科学部のバックアップと無茶苦茶な金持ちという最強設定で何でもありにしちゃうノーラン最高。

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.7

報いを受けてスッキリとはならず、観終わった後はどんより&げんなり。きっとマーティンに嫌な食い方をされてたパスタもこんな気持ちだったんだと思う。最終的にもっとも共感できた対象が人類ではなく麺類という非常>>続きを読む

ロブスター(2015年製作の映画)

3.6

映される狂気に置いてけぼりをくらうけど、段々慣れてきて後半には居心地の良さを感じてしまうまでに調教されました。

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.8

頭をぶち抜かれる程の衝撃。観終わったあとの強くなった感覚は自分の中にもタイラーが眠っている証。

インターステラー(2014年製作の映画)

4.1

途方もなく広く寂しい宇宙の中でTARSのジョークにほっこり。絶望の中で人を癒すのはやっぱユーモアだよなあ。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

-

最初から最後までジブリたっぷりのトンデモスペクタクル超大作ってわけだねえ(詳しいことはよくわかってない)

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.6

子どもにこうなって欲しいって思うのは大人のエゴだけど、だからこそ信用できるなとも思う。人のためだと思っても結局は自分のため、でも自分のためにしたことが巡って人のためになるんじゃないのかなあ。

顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)

3.4

強大な権力に従わざるを得なかった人がいるのも事実。ナチスの全てが悪なのか、主観と客観を行き来する中で答えを見つけ出す。

怪物(2023年製作の映画)

4.2

みんな何かしら他人と違う部分が絶対にあって、それが目立つ箇所にあるか、そうじゃないかだけ。理解してくれる人が1人でもいれば、それだけで救いになるのに。

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.8

あんだけスタイリッシュかつ普遍的なビジュアルのエアジョーダンが実はおじさんたちの汗とユーモアの結晶だということがもうなんか良すぎる。いつだって偉業を成しとげるやつはリスクをとれるやつなんです!

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

5.0

当時は気づくことができなかった大切な人の心の傷を探す旅。互いを思いやりながらもすれ違う姿がもどかしい。他人の痛みは理解し難い、それでも知りたいと願いながら苦しむ。
悲しすぎる傑作。

モンスターズ・ユニバーシティ(2013年製作の映画)

4.7

資質、求めたものとは違ったとしても、その先の限界を突きつけられたとしても、諦めきれずに向き合い続け自らの道を選択する苦しさ。大人すぎるテーマをこんなにもエンタメにするとは、ピクサー恐るべし。

ブラザー・ベア(2003年製作の映画)

4.0

リアルプーさんにメタモルフォーゼしちゃった狩人の物語。当然だけど生き物によって見えてる世界は違うんだよなあ。復讐に燃える兄弟もコーダを守ったママプーさんも原動力は同じ、切ねえ。