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なんかの神話のような美しさ。手負いの鹿が花を襲ったと察知して、便利屋がヘッドロック。オレンジダウンにマネージャーを制止しているかと思いきや、首を絞め始める。後半の軽妙な会話の応酬が相まって、神聖さもあ>>続きを読む
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体調悪い時はカメラポジション気にせずに見るので楽しい。俳優によって成り立つ映画。当時流れていた宣伝はドロドロな愛憎劇の印象が強かったが、ただただシンプル純愛。馬場ふみかのポジションでもう少し場を荒らし>>続きを読む
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山崎賢人の抑制の効いた演技。筋骨隆々でもないところが逆に良かったのかな。アクションシーン見応えがあった。でもお金かかっているのに、お金がかかっていないようにみえる絶妙な安さ。バジェットの規模感が、例え>>続きを読む
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普通に面白かった。勉強になった。少年漫画は物語の展開が無茶でもそれがキャラクターのニンであれば、むしろ体重を乗せて見ることができる。逆にキャラクターのニンに合わない途端、一気に観客を突き放す。
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見た後はあまりにも穏やかな映画で刺激が足りないように感じたが、ここまで真っ直ぐで優しく真実味のあるメッセージをストレートに伝えていることにハッとさせられる。
エンドロールのラストカットの美しさ。サブ>>続きを読む
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マッドサイエンティスト版異世界転生モノという解釈もできる。ベラが冒険をする中で世界への見え方が変わっていく。それに合わせてカラグレも極端に変化する。
魚眼レンズ。
雪のパリを漆黒のコートで歩くエマ>>続きを読む
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ウディ・アレンの「俺、こんな話つくれるの天才でしょ」感は、本編への入りから感じさせてくれる。
ポジション取りとしての教養主義の無意味さと向き合った映画。自己批判的な印象だが、その無意味さを超えるため>>続きを読む
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ヤクザと中学生がカラオケする動機が強くないが故にファンタジー映画としてみていくことになるが、会話の妙と軽快な編集に気持ちよくなれる。BL的な部分も多々ある。ヤクザと中学生という二者間の関係性のギャップ>>続きを読む
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役者のマンパワーで成り立っている。
ツチヤタカユキのどん底感というか絶望感をもう少し強く見たかった。ただのお笑いずっと考えている人にしか見えないというか、そうなんだけど、そうする上での軋轢が、特に私>>続きを読む
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壮大なロケーション、圧倒的な数のエキストラ、そしてあまりにも小さな主人公ロレンスの心情の機微。
アカバ襲撃時のラクダの一軍のダイナミックさ。今では動物虐待で撮れないような激しいカットが多い。
トル>>続きを読む
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役所広司さん、トイレ掃除しているだけで画になる。現代的侘び寂び映画。
寡黙で実直な人間を日々のルーティンを反復してみせることで表現する。後半意識飛びかけた。体調いい時に見た方がいい。
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理詰めで作られた結果めちゃくちゃ薄っぺらくなった本、という印象。ヤクザの重厚な世界観の一切はなく、表層の部分だけ掬い取られていく。基本的にはテレビドラマくらいの軽さ。ただ映像、構図の作り方が格別によい>>続きを読む
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カラオケ映像みたいなマンハッタンの車窓の乱反射。最後英雄として報じられるんだという驚き。力のない者はさらに力のない者を叩く的な話。
ローアングル、広角、街並み。
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カメラ、脚本の構成、役者の演技の相乗効果的な集大成としての映画。
顔のアップ中心で撮り続けるカメラの力強さとそれに応える杉咲花。若葉竜也のしたたかな演技。随所に写る表情で物語が進んでいく。
宇野祥>>続きを読む
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荒木村重の反乱から本能寺の変、山﨑の戦いまで。ラストカットもわかりきっているのに、感動してしまう、かっこよさ。カットもシンプル。顔のアップorバストアップの切り返しが多いので見やすい。
戦国時代に>>続きを読む
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とても見やすかった。2時間尺過不足ない情報量。水の撮り方もエロかった。
原作の強さが際立つ。舞台しかり映画しかり稲垣吾郎の芯のある文化系中年男性のハマり方は彼の右に出ることはないと思う。怒りも自然な>>続きを読む
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あまりにも酷すぎて感動した。ドラマパート抜いて、シンゴジラ的なシミュレーション要素強くする方が、面白かったと思う。GHQがソ連との関係を意識して討伐に参加しないというわけないし、(戦後直後は成立してい>>続きを読む
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ブリュッセルのある特異なストリートで生きる男と女の恋模様。知らねえけど坂元裕二的な複雑さをもった人間関係がミュージカルで、そして演劇的な演出で軽やかにに描かれていく。それによって超展開や設定が生む臭さ>>続きを読む
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一晩を過ごす人たちの断片がつなぎ合わされた物語なき物語。
飽きさせない構図、余白のありすぎる本という綱渡り的な映像の作り方で、退屈さとその余白への想像でぼんやりと時間が進む。そして映像終盤では夜が明>>続きを読む
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ゲーマーとリアルのギャップをどのように埋めていくのか、あるいはゲーマーだからこそ得られた特殊スキルは何かみたいな部分はあっさり通り過ぎていく。ソニー、グランツーリスモ、日産すべてへの配慮を感じる。故に>>続きを読む
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新作を見るために予習。会話も必要最低限。基本アクション。アクションにウィットがあった。つま先を打つところ。ゴルゴみたい。
衣装周りの気合いの入れ方。スーツかっこいい。
ワンカットのアクションが多い>>続きを読む
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名倉潤「ほんまごめん、ガチ睡眠した」という結果で大変申し訳ございません。厳密に作られた平面的なカットは見ていて疲れる性分でして……いつかまたチャレンジさせてください。
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観終わった後、現在のSNSでも差別的な言動が散見されることを、そしてそれが福田村事件と地続きである恐ろしさを実感する。
新聞記者のパートをもう少し物語に入れてほしかった。あれから報道はどのようにされ>>続きを読む
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鳥山明版インディージョーンズ。続編もあってほしいな!!
びっくりするぐらい目新しさはないけれどそれは安心できるということの裏返しでもある。なんで夏休み終わりみたいな週に公開になってしまったのだろう。>>続きを読む
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過不足のない完成された2時間。冗長さも簡素さもない。
記者会見が終了する映画最後のカットは記憶に残り続ける。オードリー・ヘップバーンが出入りした下手側が絶妙に写る位置を残しながら(遮らないように)グ>>続きを読む
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息子の性的指向を受け入れられない母と海兵隊に入り自立を目指す息子の物語。そして息子を待ち受けるむせるほど濃い海兵隊研修の物語。
海兵隊の研修を取り扱う作品は『フルメタル・ジャケット』しかみたことがな>>続きを読む