一言で言うとパヤオワールド全開というところ。意図的、はたまた無意識の悪意に満ちている世の中を疑惑の念を持ちながら、生きていかなければいけない事実、そしてそれを受け入れる覚悟とは何たるものかというのを見>>続きを読む
後半からがものすごく良かった。人生が変わる瞬間って一人じゃなくて、誰かの存在があって起こり得る事。自分の人生に価値がないと思っているほど、目の前に現れたこれまでを覆すものを容易に受け入れることはなかな>>続きを読む
久しぶりに苛つく映画だった。互いに自己中が過ぎる。自分の痛みはとことん主張するが、相手に対する想像をしようとしないところにあまり良い気持ちにならなかった。思春期の喧嘩を見せられている気分でした。
「神に感謝する」って色々なところで聞くけど、今まで偶然に感謝するというような軽い解釈でいた。でも劇中で使われた時のニュアンスとしては「本来だったら絶対成立し得ない関係にこの瞬間のみ許しを請う」という感>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
後半のポールの言葉のくだりからもう号泣。愛情って距離が近いと気づきにくいけど、ちゃんと隣にあったりするんだよね。それに早く気がつけば良かったのにって、いつも後になって気がつく。でも気がついてから、なか>>続きを読む
宗教2世、3世であれば共感するところは多いと思う。生まれた時からそういう環境にいれば、そういうものだと思って育つのが当たり前だから。
ふとした瞬間に家族に疑いを向けるようになる苦しさとか、アイデンティ>>続きを読む
臓器移植のお話。人は人によって生かされるという話でもある。
入院してみて初めて、世の中にはこんなに沢山病気と闘っている人が居るんだとつい最近知った身としては、泣ける映画だった。
普通に生きているようで>>続きを読む
出てくる役者さん、皆豪華な人達ばかりで驚いた。
企業物はやっぱり働いている身からすると、皆の言わんとしてることわからなくないなと思いつつ、何が正しいんだろうかっていつも考えちゃうけど、こういう各々の戦>>続きを読む
知らず知らずの内に背負わされていた罪、正義の為にと作り出した罪、無邪気さが招いた罪など、事件に関わる各々の人々の罪が真実を一つ一つ明らかになるごとに見えてくる。
程度は違えど罪を犯さない人は居ない。そ>>続きを読む
ラブコメ〜!って感じで観てて楽しい。
どうせハッピーエンドの映画ってわかってても見ちゃうよね、でも元気になるから好き。
ハッピーエンドともバットエンドともわからない複雑な終え方であったが、すごく余韻の残る映画だった。
難解な問題を目にした時にいつも思うのは、目の前にある現実に良いも悪いも無く、ただ全ての選択肢の結果なん>>続きを読む
アイデンティティを形成してた場所を突然離れ、知らない地で知らない人達に囲まれて、慣れない文化に馴染んでいくのってそりゃ葛藤があって当たり前だよね。
それだけならいいけど、人生って様々なことが絡んで困難>>続きを読む
ゼロから始めるって本当に大変。この映画の見所は0→1と何かを築き上げる中での葛藤がリアリティあるなあって印象でした。
皆が皆、今いる場所で安寧でいられるわけじゃない。家族それぞれが思う安寧の為に、各々>>続きを読む
自分の信念の為に色々な道を辿りながら、最後に自分を応援してくれた愛する人の為に最高の作品を捧げるという所に辿り着く。とっても美しいなと思いました。
商業主義や政治に揉まれながらも、心の帰る場所がわかっ>>続きを読む
「状況は穏やかに悪化していく」という台詞が刺さった。何かがおかしいけど、どう対処したら良いかわからなくてズルズルと悪い方向に進んでいくというのはわかる。そして気がついたら底に来てしまったというような状>>続きを読む
意気揚々と志願して兵隊になった若者が、時間を経て戦争に慣れていく様に胸が痛む。必死に殺した敵兵を同じ人間だと認識して許しを請う姿はとても苦しかった。異常な中では何が正しいかどうかなんて関係ない、ただ生>>続きを読む
こんなに現代的な恋愛模様表した映画だと思わなくて見た時すごかった。「あれ?これTwitterでよく語られてる理想の恋愛像では……」感が溢れてて可視化された感動たるや。最後の流れは完全に現実にすごい勢い>>続きを読む
自分に対する評価を「良いか悪いか」ではなく、自分の行動を真珠の一連のように積み重ねるということという指摘がすごく良かった。きっと積み重ねた真珠は最後繋ぎ合わせるととても綺麗で美しいと思う。なんだか小さ>>続きを読む
「ファッションが教えてくれること」でアナ・ウィンターの存在を知り、こちらも鑑賞。
普通にこんな上司はパワハラの権化としか言いようがないが、その実力と成功者フィルターで保護されて賞賛される。
しかしなが>>続きを読む
アメリカ社会を考える上で欠かすことの出来ない黒人差別という問題。しかし映画の中では黒人だけに留まらず、人が必ず持つ差別意識というものにも問題提起をしているように思います。
「差別はよくない」それはわか>>続きを読む
4年前ぐらいにこの映画の存在は知っていたけども、今に至るまで見ることは無かった。洋書の原作も持っていて、すごく惹きつけられていたにも関わらず。
今見るに至ったのは、現在自分自身が凄まじい変化の中にいて>>続きを読む
死者を弔うとはどういうことかというのをこんなにコミカルに、でも真面目に教えてくれる映画は無いんではないでしょうか。
その時にならないと考えないことですが、こういった映画を通じて考えることはすごく大切な>>続きを読む