おざわさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

【1回目鑑賞】
順行と逆行、過去と未来、真意と作為。
全てが波のように押し寄せては引き、争うことも出来ずに翻弄される。
それは映画の中だけじゃなく、映画を観ている筈のこちらも同じ。

よく考えると「映
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インセプション(2010年製作の映画)

4.0

2回目の鑑賞。
夢に入り込むことでその人の隠せない真実を暴くコブ。
自ら封じ込めている真実に追われ続けながらも、仲間たちと共に夢で人を操る(インセプション)という実現不可能と思われる依頼に挑みます。
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『ワナジャ』(2006年製作の映画)

3.4

インド舞踊を見る機会は多いのですが、ワナジャのキレッキレな舞にはかなり驚きました。
本格的に舞を習っていたのかな?

それにしてもインドの伝統的?なカーストや男尊女卑ぶりが見ていられないほど。
ワナジ
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.5

「疑え!惑わされるな!」

この映画のコピーですが、登場人物や事象を疑いっぱなしで惑わされっぱなし。ミステリーではありますが、かなりグロな表現もありつつストーリーに引き込まれます。

地方の村で起こっ
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地上の星たち(2007年製作の映画)

4.5

インドを代表する名優アーミル・カーンが監督と主演のこの作品。
前半は特にインド映画に有りがちに情感こめ過ぎて長いけど、アーミルが出てきてからが本番。
そしてラストに向けては涙無くしては観られない、とて
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バンク・ジョブ(2008年製作の映画)

3.9

どこまで本当の話なのかわからないけど、実話を基にしたストーリー。
というかこの事件の真相は2054年まで明かされないって、どんだけヤバい話なのか。

ウィル 〜夢をかなえる旅〜(2011年製作の映画)

4.0

アカン!涙腺崩壊!
サッカー愛、そして親子愛や人間愛が溢れて堪らん映画でした。

もし観るなら絶対字幕の最後まで観てね!

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.6

いつもながらなアクションのキレの良さ。その前にネトフリドラマでパニッシャー観てたけど、それ以上の残虐具合ですね。
次回作?次々回作?まで決まってるらしいけど、内容は全くアタマに入ってきませんね。

ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.9

もっとサスペンス的な内容かと思ってみたら、ちょっとデフォルメしつつしかも分かり易く、意外な程正当に白鳥の湖を表現してました。
ていうか白鳥の湖どころか、バレエをしっかり見たことないけど、こんな話なんだ
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ワイルドライフ(2018年製作の映画)

3.6

ポール・ダノ監督とジェイク・ジレンホールという事で鑑賞。
それぞれが互いの事を思い遣りつつも、やがてその想いがすれ違ってしまい、壊れていく理想的な家庭。
まだちょっと受け止め切れないなー。

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

4.0

1960年代を物語る様な冒頭。
ハーバード大のロースクールにタバコの煙を燻らせながら通うスーツ姿の男たちの中に、ワンピースを着て嬉しそうな顔のルースは背が低くて埋もれてしまうよう。

これは昔の話?
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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

3.8

終始女性目線で描かれた、ガールズトークの延長線上から展開していくようなサスペンス。

理想のママ像を売りにしたビデオブロガーのステファニーと、ママたちからの理想像的なエミリーは対照的。ファッション業界
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ファミリー・ビルド 二人のきずな(2015年製作の映画)

3.2

何だかなあ。
途中まで良いストーリーかも?と思ってみてたけど、急に失速して陳腐な演出になって。
製作費足らなくなったのかな?

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.6

華やかなりし頃のロバート・レッドフォードを思い出しつつ、脚元のおぼつかなさにヒヤヒヤ。これが最後の映画出演との触れ込みですが、見てると「ホントに最後かなあ?」と思わせるようなストーリー。

でもこんな
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ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた(2018年製作の映画)

3.9

 親子の関係って色々だし、互いのことを思い遣るから余計にややこしくなったりもしますよね。でも様々な問題をちょっと置いといて共通の好きなこと、「音楽」に没頭したときに生まれた奇跡のようなメロディーが全て>>続きを読む

宇宙戦争(2005年製作の映画)

3.4

人間が出来ることなんて、たかが知れてる。
今この感染騒ぎの中で見たから、これまで以上の思いも感じたなあ。

家族さえ一緒に居れば、後のことはなんとかなるよね。

ジョン・コルトレーン チェイシング・トレーン(2016年製作の映画)

3.7

ジャズ界の中で巨人と呼ばれるプレイヤーの1人、ジョン・コルトレーン。今までその楽曲やプレイは聴いていたけど、その人となりは全く知らずでした。
この作品はそんなトレーン(愛称だそうです)が大好きな人たち
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.5

全く前情報なく見ると何の話しなのか全く分からず。

ただブラピはいかにもブラピらしくて、レオさまはここ暫く作品でのマフィア顔ではなく華やかなりし頃のハリウッド俳優っぽく。
その隣に住むシャロン夫妻とは
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負け犬の美学(2017年製作の映画)

3.8

大好きで大好きで仕方なくて、他には変えがたい魅力のあるはずだったボクシングだけど、長いキャリアの間に見失ってしまった「なりたい自分」。
そして娘には見せたくなかった自分の姿を見られたとしても、それ以上
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.9

『ディパーテッド』という題名を見て、何となく「出発?」とか思っていましたが、その実の意味は「死者たち」。

物語はマーティン・スコセッシ監督お得意のマフィアの世界。少し前の『アビエイター』に続いてのデ
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.8

ぜひ『ウィンストン・チャーチル』や『1917』と合わせて観て欲しい、戦争の裏側を描き出したストーリー。

ショートゲーム(2013年製作の映画)

3.7

アメリカの超名門コースで開催された、ジュニア世界選手権ゴルフに世界中から参加する選手たちに密着したドキュメンタリー。

7歳から9歳ってゲームどころか、友だちとふざけてるだけで楽しくてしょうがない頃。
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ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

3.9

トム・ハンクスがスパイ役ー⁈似合わないな〜って思ってみたら、やっぱり違ってて弁護士役でした。

でもアメリカに潜んでて捕まったソ連(当時)のスパイを弁護するって難しい役どころだし、これが実際に起こった
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.9

離婚という家族としての究極の修羅場なのに、何故かどこかコミカルでシュール。お互いを傷付けたくなかった筈が、間に弁護士を入れた事から本人同士を置いてけぼりに泥沼になっていきます。
そんな悲喜劇を互いの視
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麻雀覇道伝説 天牌外伝(2018年製作の映画)

3.3

以前は単行本で読んでたから見てみたら、予想以上に良い出来。
特に黒沢さんは余りにイメージ通りで、見入ってしまいました。