おざわさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.9

 このすぐ前に観た「はじまりのうた』に続いてジョン・カーニー監督自らの青春時代を半自伝的に描いた作品。

 題名にもなっている公立のシングストリート高校は劇中の舞台になっていますが、その無料の高校に通
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

【後半にネタバレアリの感想です】
前から何となく気になってAmazonプライムでブックマークしてあった作品。
たまたま気が向いて今日観たら、昨日観た『シング・ストリート』と同じ監督やーん!

キーラ・
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マイアミ・バイス(2006年製作の映画)

3.2

マイアミバイスといえば、やっぱりコリン・ファレルよりもドン・ジョンソン年代なので、ちょっと汗臭さが前に出過ぎてオシャレ度が足らないかな?スーツの野暮ったさもねー。
ジェイミー・フォックスはタブス刑事の
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.4

とにかく明るく楽しい気分にさせてくれる映画。

何十年ぶりにデジタルリマスター版で観ましたが、『ララランド』が参考にしたのでは?と聞いていた通り、色合いやステップから共通するイメージのシーンが次々と浮
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.0

 テロとの戦いっていうと戦争を思い浮かべてしまうけど、被害に遭うのはいつも民間人。そんな現場を捉えた映画はこれまでにも『パトリオットデイ』『ボストンストロング』『リチャード・ジュエル』などがあったけど>>続きを読む

僕はラジオ(2003年製作の映画)

4.0

何という優しさ、何という貢献、何という愛。全ては与えたんじゃなくラジオに貰ったもの。実話を基にした2003年の作品だそうですが、こんなこと出来るだろうか?と号泣しました。

シャザム!(2019年製作の映画)

3.8

 2019年公開のDCコミックを原作とする作品。

 幼い頃に離れ離れになった母親を信じたくて他人を受け入れず、何度でも里親の所を抜け出してしまうビリーと、幼い頃に「永遠の砦」を護る魔術師に召喚されな
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ザ・ファイター(2010年製作の映画)

3.6

クリスチャン・ベイルは、元チャンピオンながらジャンキーなんだけど弟を本気で応援している兄貴という、相当難しい役なのに流石の演じっぷり。
マーク・ウォルバーグも本人にそっくりなハマり役ながら、ダメ兄貴を
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ライオン・キング(2019年製作の映画)

3.4

不変のストーリーには変わりなく、シンバの心の成長をフルCGで描き直したディズニーらしいストーリー。
冒頭のシーンは本当に実写かと思ったほどですが、だんだん目が疲れてくるくらい鮮やか過ぎます。

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.9

 子どもの頃に見た『オズの魔法使い』
そんな舞台裏とその後のドロシー:ジュディ・ガーランドを描いた『ジュディ虹の彼方に』を観に行ってきました。モチロン公開当時はまだ生まれてないし、ジュディが亡くなった
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華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.9

ロバート・レッドフォード版、デカプリオ版と前に観た事はあったけど、先日観た『ミッドナイトインパリ』で、原作者F・スコット・フィッツジェラルドと彼の生きていた時代が描かれていて、また観たくなりました。>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.7

あの頃は良かったねーとか、古き良き時代を懐かしむって、どんな世代にもあること。
でも本当にその時代に戻ってみたらどうなのよ?というストーリーをウッディ・アレンが監督したら、ゴールデングローブとアカデミ
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おいしいコーヒーの真実(2006年製作の映画)

3.7

コーヒーは好きだから1日2杯くらいはまず飲みますが、このコーヒー農家の抱える問題を描いたドキュメンタリー映画を観ると、美味しいコーヒーが飲みたくなるし、逆にコンビニコーヒーが飲みづらくなります。それど>>続きを読む

ザ・サークル(2017年製作の映画)

3.4

モチーフになっているのはまさにGAFA?と思われるストーリー。しかもこれから始まる5Gの創り出す世界。
SNSとAIをウェブカメラに連動させて、プライバシーの無いオープンな世界を一つの会社が作り出す危
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ゴッホ 真実の手紙(2010年製作の映画)

3.5

ビンセント・バン・ゴッホ と彼を支え続けた弟テオが文通していた手紙に書かれた文字に映像を付けて、リンクしていた彼の生涯と作品を紹介するBBC制作の作品。

ゴッホ演ずるベネディクト・カンバーバッチの眼
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パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト(2013年製作の映画)

3.8

これまでクラシック音楽って楽器や作者の違いくらいしか違わないと思っていましたが、名前だけは知っていたパガニーニが、こんなロックなバイオリン奏者だと初めて知りました!

史実をさらに際立たせる脚本も良し
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

【命を掛けて伝えたのは人の想いでした】

第一次世界大戦末期の1917年、ヨーロッパの西部戦線と呼ばれたあたり。張り巡らされた塹壕で膠着したドイツ軍と、いよいよ決着を付ける戦いに挑もうとするイギリス軍
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スクランブル(2017年製作の映画)

3.6

そんな知識無いからアレでしたが、旧車好きには堪らない映画だろうねー。
アクションはそれほど無いけどストーリーはどんでん返しもあって、そこそこ楽しんで観られました。

主演の1人はこれまでお父さんの作品
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

4.0

天才ハッカーにして抜群の運動神経を持つリスベットと雑誌ミレニアムの経営者ミカエルが、盗まれた核攻撃制御アプリを巡って謎の組織と攻防を繰り広げるサスペンスアクション。
バイセクシャルでゴッツいピアスやタ
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.5

海版のアバターって感じ?
ジェイソンモモアとウィレムデフォーが雰囲気あるけど、そこまでか。

これ続編あるのかな?
無くても良いな。

シークレット・ミッション(2013年製作の映画)

3.9

元々一緒だったけれど政治によって引き裂かれてしまった民族の、切なさや苦しみを時にコミカルに、そしてシビアに描き出して、最後は泣かせるストーリー。

おかあさーーん♡

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

渋滞を甘く見て冒頭20分観られずww


夢見がちな少年から見た狂気の時代。
好んだわけじゃないけど、次第に大人の世界と折り合いをつけていく様子を描いた甘酸っぱいストーリー。
ジョジョとヨーキーは如何
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.9

如何にもな犯人をどう推理して落とすか。その役目はダニエルクレイグに任されるかと思えばさにあらず。観ているこちらにも伏線が張り巡らされてまるで作品の中に入っている様で、途中アレ?と迷わされました。
そし
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.4

これがあの事件の真相なのかも分からないし、とても後味が悪いストーリー。
それを受けての「私がトーニャだよ!」みたいなタイトルなのか?

実力はあった筈なのに勿体無い。

バイス(2018年製作の映画)

4.0

【vice】とは代理や補佐という意味とともに、「犯罪につながるような悪い風習」という意味もあって正に見事なタイトル。

あのジョージ・ブッシュ政権でやっていた事、そしてチェイニー副大統領がどのように政
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グランド・マスター(2013年製作の映画)

3.7

ブルース・リーが学んだという伝説の中国武術家イップマンの生き様を描いた作品の一つ。
トニーレオンやチャンツィーなど壮々たるキャストで描かれるストーリーは、支那事変なども絡んで歴史を知るにも興味深い作品
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.8

1972年にコロラドスプリングで黒人として初めての警官になったロン。
ユダヤ系のパートナーのフリップと白人至上主義団体KKKを潜入捜査する中で、ユーモアを交えつつも他の白人警官や黒人民族主義の女性との
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