ぽとむさんさんの映画レビュー・感想・評価

ぽとむさん

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愛国の告白—沈黙を破るPart2—(2022年製作の映画)

4.5

2022年12月鑑賞。

スラエルで兵役についた若者が、パレスチナを支配し占領する任務に疑問をいだき、自らの罪を自覚し、問いかけ、NPO「沈黙を破る」を設立する。別にpart1関係なく見れる。『暴力と
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帰れない山(2022年製作の映画)

4.0

何も情報無しに見たんだが、長かった!必要な長さ、というかうんざり感が必要な映画で、正しく長くて、正しくうんざりして、正しく良い効果になっていて、ものすごくぐったりした。男性性と父性の呪いの話なのでうん>>続きを読む

妖怪の孫(2023年製作の映画)

1.0

毎回スターサンズの映画は二度と見ねえ!となるんだけど、やっぱり今回も無理!!となった(学べ)。
『主戦場』でも『教育と愛国』でも変なことを言う人たちに普通に喋らせればおかしさは充分に伝わるのに、どうし
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不思議の国の数学者(2022年製作の映画)

2.5

なんかめっちゃボロボロ泣いたんだけど、感触は『モンゴル野球青春記』とか『疾風 スプリンター』枠なのだった。数学の取り扱いはめちゃくちゃ好みなんだけど、ほかの展開がなんかこう、バランスが…。彼女の扱いも>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

黒澤明版未見。超絶よかった!余命半年の宣告を受けた役人が…。1953年という時代背景もあって、怠慢を許される立場の男性が、うら若き女性にケアされ同情され、女性の陳情を今までただの怠慢で無視していたのに>>続きを読む

パリタクシー(2022年製作の映画)

1.0

これはWomen's Lives Matter.に対してAll Lives Matter.と言って、その運動と人生の成果(計算してびっくり)を簒奪する映画になっていないか?
マドレーヌをマジカルニグロ
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殿、利息でござる!(2016年製作の映画)

4.4

コメディタッチの泣ける時代劇(チャンバラなし、ラブシーンなし)ですごく面白かったよ!実話ベースということだけど、どの程度盛ってるのか、同じ原作者の『武士の家計簿』は見てなくて、でも、あの「鯛の絵」は「>>続きを読む

アイヒマン・ショー/歴史を写した男たち(2015年製作の映画)

1.0

主人公は最悪の報道ドキュメンタリー監督じゃないか?
主人公の監督は、実在のアイヒマンに出会う前、アメリカを発つ時に「彼がモンスターではないことを証明してやる」とか言うんだけど、その根拠は一体何?
レッ
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モヒカン故郷に帰る(2016年製作の映画)

2.1

『グランドフィナーレ』の後に見ると感慨深い。そうなんだよな、創り手が色々ごちゃごちゃ考えてても、ファンにとっては、表現者って神様で、作品はみんな神々しい。私は矢沢永吉は全然わからないけど。車の中でのト>>続きを読む

グランドフィナーレ(2015年製作の映画)

5.0

圧倒的に今年最高の映画だった。・゜・(ノД`)・゜・。ものすごかった!全部入り!見逃さなくてよかった!家で見れない、映画館でしか絶対見ない種類の映画だし、本当にたまたま来て良かった!映画だーー!
引退
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神様メール(2015年製作の映画)

1.0

『神様メール』これはあれだ。ボンクラ小説ばかり書いてて好きだった小説家が突然なんかふいに妙にハッピーっぽいもの書き始めて、「なんか違う…」と思ってたら、実は作者がその頃結婚してました!みたいなアレだ。>>続きを読む

寄生獣(2014年製作の映画)

5.0

なんか評判イマイチで行くのやめかけたけど、見て正解!
原作既読。
100点満点なら300点以上あげちゃう傑作だったよ!
漫画の、失礼ながらやや拙い絵では表現し切れていなかった、人体の変形と破壊をリアル
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メビウス(2013年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

『寄生獣』(傑作)を先に見ておくことをお薦めします。でないと、せっかくの『寄生獣』がかすんでしまいます。私は『寄生獣』→『メビウス』の順に見て本当に良かった……。
とにかく痛みだけは超一品でした。
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ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

これは、不死の未来から過去を語る映画ではないのです。
あまりにも大きな選択を迫られた9歳の子供が、「どちらを選ぶか」、その選択のその先の未来をずーっとずーっとその先までを見通そうと、大変な葛藤の結果を
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ソウォン 願い(2013年製作の映画)

5.0

残酷なシーンはそれほどないです。重たい映画だろうとためらう人もいるかもしれません(私もそうでした)。でも、その重たさを越えて立ち上がる強さを描いた映画です。ためらっているのなら、是非見てください。>>続きを読む

複製された男(2013年製作の映画)

1.1

眠かったし。

「透明人間になったら、女風呂を覗きに行くよね!」みたいな「男のロマン」に「はいー!?それー!?(; ・`д・´)」と全く共感できず、そんなことをしたら当然起こるであろう(予想される、享
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ウォルト・ディズニーの約束(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

http://d.hatena.ne.jp/mushani/20140412
真っ赤な嘘と、真っ黒なディズニーと、真っ白な物語。
原作の『メアリー・ポピンズ』も、ディズニー映画の『メリー・ポピンズ
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ハンナ・アーレント(2012年製作の映画)

4.0

アイヒマン裁判を傍聴し「悪の凡庸さ」を暴いた女性ユダヤ人哲学者以上に、裁判に関連して明らかになったナチに協力したユダヤ人指導者の存在を書いたことで、ユダヤ人とそれを含むアメリカ社会から「お前もナチだ!>>続きを読む