バランシーンさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

バランシーン

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オリエント急行殺人事件(1974年製作の映画)

3.6

とにかくゴージャス。小学生が見てもわかる内容、しかしながらダレさせないシャープな演出。
オリエント急行殺人事件という作品は、プロットとして堪能できるのは初見の一回のみだが、この映画は娯楽作品として何度
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.2

思ったより、ちゃんとしていたし、ゴジラが好きで東宝特撮が好きな人がキチンと入って作っていることに好感が持てた。
・ちゃんとモスラ、キングギドラ、ラドン、クモンガ(?)がそのままの名前で登場
・オキシジ
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.9

バットマンである。
コウモリのクリーチャー。アメコミの安くて、日本人には理解できないチープなヒーロー。
こうした先入観があり、この年になるまで全く触れてこなかった作品群である。ノーランの三部作くらい見
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天国と地獄(1963年製作の映画)

3.8

「七人の侍」が全くしっくりこなくて、黒澤映画ダメなのかもしれん、と敬遠していたのですが、色んなところで口の端にあがる本作をタイミングが合って鑑賞。
誘拐モノは基本的に大好物なのですが、噂に違わない面白
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

3.8

タランティーノの中ではまだ救いのあるエンディング。
久しぶりに見ると、
・同じ時間軸を視点を変えて繰り返す演出
・唐突だが、センス満点の選曲
・意味のなさそうな会話群に、ストーリーとは別の隠喩やタラン
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ラッシュ/プライドと友情(2013年製作の映画)

3.9

ニキ・ラウダもジェームス・ハントも僕らの世代にとっては伝説のドライバー。ただ、実話とは思えないスリリングな展開と胸熱な結末に、当たり前だけど伝説にもライブがあったことを思い知らされました。
特にF1と
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

4.1

夢に目が眩む、のコピーが秀逸過ぎて、観る前から名作確定と思っていた作品。

全体的にずっと不穏な空気感が拭えない。何をやっても貼りついてくるような不安感。
一方で、ウォームの「夢」は映画的な駆け引きで
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フロントランナー(2018年製作の映画)

3.1

アメリカ大統領選の最初の記憶がゲイリー・ハートである。なんだかハンサムで弁舌の立つアメリカ人がいつの間にか選挙からいなくなり、地味で向こう受けしない老人(パパブッシュ)が大統領になった。なんだつまんな>>続きを読む

スパルタカス(1960年製作の映画)

3.5

キューブリックは認めてないようですが、カット割やカメラワークにやはり斬新なものがあります。どなたかおっしゃってましたが、内容的にはセシル・B・デミルが撮りそうな映画ではあるんですけどね。
時代なのか、
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

3.7

ヴィスコンティが案外赤裸々に自分のことを語っている作品なのだな、と感じた。同性愛傾向も、少年愛傾向も、老いへの過剰な怖れもかなりストレートに出している。
ビョルン・アンドレセンは確かにヴィスコンティを
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