kuroereiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.4

重苦しい空気感や陰りすぎなブルースくんの雰囲気に反して、3時間の長丁場を全く感じさせない楽しい映画だった

今作のバットマンは歴代で一番タフなんじゃないかと思う。殴られようが撃たれようが落ちようが爆破
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

リアリティの使い方がスゴいというかエグい

3人の空き巣のそれぞれの境遇やそんなに超人的じゃない盲目の老人の戦闘力、銃の命中率に犬の恐ろしさ、全てが現実的でそれ故の体感しやすさがこの映画の恐怖に紐付い
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ゼイラム(1991年製作の映画)

4.1

観る前に想像してたのは善玉ヒロインとクリーチャーとの痛快アクションものだったけど、蓋を開けてみると「プレデター」みたいな真っ当なSFモンスターものですごく楽しかった

クリーチャーとのバトルにおいては
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.3

『2度と見たくないけど素晴らしい映画』としては3本の指に入る(笑)

とにかくエグい。シンドい。でも綺麗で明るいっていうのがホントに恐ろしい。毒があっても近付いて匂いを嗅ぎたくなる花って感じだ

登場
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

5.0

ストーリーテリング、演出、映像美、音楽、全てのクオリティに先ず圧倒され、感嘆と驚愕の連続だった

ガンダムUCを見た時に「最先端のガンダムってスゲー!!」って圧倒されてのめり込んだけど、まさかこんな短
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ロンドンゾンビ紀行(2012年製作の映画)

4.4

くっだらなくて最高の映画!

あってないようなストーリー、特に回収されない伏線や設定、低予算感バリバリのカメラワーク、それらを全くマイナスに感じさせない爆笑と痛快さ!

老人ホームのパートでは定番の
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

4.2

ホラー映画における「怪異現象のルーツを辿る」パートをひたすら突き詰めたような作品

その地に溜まる穢れがただ1つのエピソードに依らず、壁を超え時を超え土地を超えて呪いがレイヤーを重ねるように成熟してい
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

5.0

最初に体感した作品をエポックメイキングだと思い込むのが映画ファンの因業。故にマトリックスとスピードがドンピシャな僕にとってキアヌ・リーブスでこういう映画撮られると……好きしか無い!!

ストーリーは荒
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犬鳴村(2020年製作の映画)

2.5

ホラー映画としてのピークは最早序盤の身投げで完結してて、あとはひたすらチープな幽霊と登場人物の陰気なやりとりを眺めるだけ……と思ってたら最後の最後に左右に飛び跳ねるキモかわクリーチャーが爆誕し、大爆笑>>続きを読む

インフェルノ(2016年製作の映画)

4.0

ラングドン教授のシリーズとして見ると美術史系ミステリ感がそこまで無いかもだけど、自分としては三部作で一番好き

喪失した記憶によって生じる相関図のすれ違いや、欠落を埋める謎解きなど、ミステリとしてのワ
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楽園追放 - Expelled from Paradise -(2014年製作の映画)

5.0

好き要素しかない。王道なSF世界観に、『楽園』に住む者と残された者の価値観をぶつけ合う胸熱ドラマ、意外な真相からの心の交流、そして……

全部ぶっ飛ばして爽快になる一気怒涛のアクション! アクション!
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.1

じわじわと襲いくる恐怖。まあ分からなくもないけどそんなにゾクゾクとはしなくて、むしろ途中から飽きてしまった

S○Xを経路として拡大していく脅威って設定は多分「性病」をモチーフとしてると思うのでそこは
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ヒックとドラゴン2(2014年製作の映画)

3.6

前作から大分間を開けての鑑賞だったので思い出すのに少し時間かかったけど、空を駆けるヒックとトゥースのランデブーを見たら一気に戻ってきた

個人的には前作の方が物語的にワクワクしたと思うけど、家族のドラ
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

4.2

謎の組織によって生み出された暗殺エリート少女が脱走して平穏な家庭で育ち後に組織に戦いを挑む系作品が鉄板ジャンルなのだと思い知らされた

とにかくドクター・ペクとミスター・チェがツボで出て会話して別れる
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

5.0

5点じゃ足りん

尖りまくったテーマ性、それを引き立たせる最高の編集、頭と心臓をぶん殴りまくる映像と音楽の魔力、声優陣の演技によって灼熱の血が通うキャラクター

それらの何よりも、何よりも、最高の原作
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アス(2019年製作の映画)

5.0

突然現れた同じ顔の人間たちに襲われるってシチュエーションだけでもう無類の怖さがある

別荘から逃げ出してからが本番ってのは驚いたし、夜を超えた先に待っていた終末的風景のどことない美しさ、正気と狂気の境
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

5.0

これはなかなかしてやられた。明らかに不穏な空気感漂わせ色々想像させといて、尚予想の上を行く素晴らしい脚本と演出!

クライマックスでこれまでの伏線をテンポ良く回収していく流れは恐怖を超えて痛快とさえ感
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

5.0

ゴジラが最恐無敵絶対王者になった。それだけで最高

幼少期に見たゴジラ作品を親だと刷り込まれているので、人類如きにはどうにも出来ない存在であって欲しいし、人類のクソ事情なんざ踏み潰して焼き尽くして欲し
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

2.0

この手の映画に騙されたいとか、驚きたいとかっていう期待を抱いてしまうタイプなので、悪い意味で裏切られてしまった

人間の心の闇、猜疑心、みたいなものが極限状況で表れて……というのはまあ分かるけども、そ
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.7

最近すっかりホラーにも慣れたと思っていたのに、この映画には恐怖を楽しめるキャパシティを超えられてしまった

映像、音、背景、人物、全てが不快で怖く、それでいて視聴せずにはいられない蠱惑的な面白さがある
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BURN THE WITCH(2020年製作の映画)

5.0

ニーナとニーハとオスシちゃんの可愛さだけでも満点上げたいが、久保帯人先生のお家芸である「とりあえず必殺技ブッパしとけや」バトルをここまで再現しつつ最高にカッコよく描けた時点でもうこれ以上望むことなどな>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

5.0

分からないようで分かる、楽しめたけど混乱する、クリストファー・ノーラン監督の頭の中を切って見てみたくなるような、とにかく凄い映画だった

インセプションすら親切に感じるのは本当に狂ってる!良い意味でね
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劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel Ⅲ.spring song(2020年製作の映画)

5.0

ただただ素晴らしかった

1.2章が士郎と桜の物語に比重を割いていたから、3章は特にドラマが多いんだろうなと想像していたのに、想像以上のバトル!バトル!バトル!に終始熱くなりっぱなし!

役者さんの演
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.5

人が人を赦す物語は好きなんだけど、好きなんだけど……あまりに力技だと納得まではいかないかな

孤独な宇宙船生活の描写や2人になってからの生活、バーテンダーとの交流なんかは好きだったので、後半のガッツリ
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来る(2018年製作の映画)

5.0

破壊的な面白さだった

主観もぶっ壊す!
家庭もぶっ壊す!
祓い師もぶっ壊す!

とにかく「来る」モノが理不尽過ぎて怖いを通り越して辛い

とはいえ圧倒的な力を前に立ち向かう人間の姿は惹かれてしまうも
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

5.0

スパイダーマン史上最高傑作っていうけど、そんな事ないよ。アメコミヒーロー映画史上最高傑作くらいだよ

不満もあるよ。さっさと2を作れ

魅力的なキャラクターなんて10人くらいしか思いつかないね

ドラ
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劇場版 幼女戦記(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画を作ったスタッフにまず敬意を表する

尋常じゃない喫煙率
容赦ない戦争プロパガンダ描写
空気より軽い命とそれに対する良心の欠如

素晴らしい。最高にフィクションしてた
こいつらは最高にイかれて
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

観終わってみて、自分がいかにハリウッド実写化やロバートロドリゲス監督を舐めていたかを思い知った

私は私でいる為に戦う。原作のテーマをこれでもかと打ち出しながら、最後までエンタメとして走り抜けた快作!
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

5.0

今日は飛行機の到着が遅れて6時間船を待たねばならなかったのだけど、全てはこの映画を観るためだったのだと確信した。

フレディの孤独はスターだからとかじゃなくて、割と身近にあるもので、人は孤独感を紛らわ
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.0

のんびりお茶の間で観る分には楽しかったよ。ただ、映画館で期待して見るにはどうだろう? といった印象。

意外なチューイとの出会いや、ドルイドよ、反旗を翻せ! あたりは楽しかったよ。あとベケットは好き。
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

前半だけは本当に面白かった。

溶岩と恐竜、二つの脅威が同時に迫り来る絶望感。そして滅びゆくジュラシックワールドの悲哀。無力な人間はあがくだけ。うん、良かったよ。

クソッタレな捕獲レンジャー隊長が早
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

5.0

ただただ映像の美しさと名優の演技力に酔い続けるあっという間の2時間だった。

正直言って、ミステリー映画としては視聴者に分かりづらい設計なので、うーんな所もあるのだけど、そもそもこの事件は善悪の彼岸を
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ドライブサーガ 仮面ライダーマッハ/仮面ライダーハート(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ハート様がずっとカッコいい前編。もうそれしか言うことがない。脚本が酷い? 知らん!

「さらばだ、俺たちの夢の残骸よ」
「お前達とは悲しい別れだったからな」

こんな名言オンパレード出されたら文句な
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.5

舞台は仮想現実世界

けどやってることは王道スピルバーグ!

最高じゃん!

あらゆる場面が名シーンであり、いつかどこかで熱くなった映画体験である。

こんなの楽しい以外ないじゃないか!

ありがとう
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.3

悪くないけど一作目の方が好き。
うーん、要所要所はクスッとしたし、物語も上手くまとまってるんだけど、どうにもグッとこない。

結局、僕がアントマンに感じていた魅力は、チンケな小悪党が家族や仲間の為にど
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

5.0

映画への愛を感じる。

別に泣かせる場面でも何でもないのにちょっとウルっときたのは間違い無くそれ。

楽しかったなぁ、疲れたけど