ショーココさんの映画レビュー・感想・評価

ショーココ

ショーココ

悪は存在しない(2023年製作の映画)

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ロンドンICAにて鑑賞。
美術館の併設という割には、しっかりシアターがある。
濱口監督ワールド全開。
日本でもう一度見直したいところ。

海がきこえる(1993年製作の映画)

3.9

連日満員御礼。
でも、ゆったりとした席間ともっちりソファで満員加減なんて気にならない。そして、満員にさせる先眼力。この前のhereもよかったもんな。
今東京で一番お気に入りの映画感かもしれない。ヒュー
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テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

4.7

3、4年前からチェックしていた本作。
よすぎる。
長年にわたり染み付いてしまった理不尽に対する耐性。いや、これは耐性ではなく、見て見ぬふりをしていたのだと、私が銃口を突きつけられた気分。

恋愛適齢期(2003年製作の映画)

3.0

ダイアン・キートン目当てに鑑賞。
なぜかラブコメのセンスに乗り切れず、会話の端々が気になり、途中下車。
若かりしフランシス・マクドーマンドを見れてそれは収穫。
キャストめちゃくちゃいいんだけどな〜。

ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

4.3

ジャケ写が気になりすぎて。

写真集を見ているかのような映像。
一緒にしてはいけないし、違うのだがソール・ライターの感じがする。
去年、終電を乗り過ごして清澄白河〜池尻大橋まで歩いた夏の夜を思い返しな
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インスタント沼(2009年製作の映画)

3.6

落ち込んだときは、水道の蛇口をひねるのね。
あんな慰められ方あるかいね。人間性素敵すぎるよ電球さん。
いっとき、そのことにがむしゃらになったら、悩んでたことほうりだせる。一回離れてみたらなんてことない
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.8

ゴースト系の映画になぜか惹かれてしまう私。
描かれすぎている訳ではないのだが、ゴースト主体の映画。
怖くもなく、愛嬌があるわけでもなく。

レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.5

昔、大学時代にチープなPCで見て以来、再鑑賞。
筋書き何も覚えてなかった。
めっちゃおもろいやん。
会話の内容と描写に終始、顔はいがんでいたであろうが、会話劇にズルズル引き込まれる。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.9

目玉おやじの所以は知っていたが、かくして鬼太郎誕生か、と。
怖いだけじゃない、怨念とか気持ちの部分も妖怪にはあって、見ていて少しつらくなる、やるせなくなった。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

渋い。着眼点すごい。
海外の監督から見た日本はこう映ってるんだなあと思いながらも、すごく日本らしさも感じられて。
最後ニーナ・シモンきて、グッときた。
私も東京の街散歩しながら、好きな曲かけるの好きな
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ショーイング・アップ(2022年製作の映画)

4.8

「つくる姿を見てたから。」
この言葉に、それだよな〜と泣きそうになる。

オールド・ジョイ、ファースト・カウが男の友情とゆうなれば、
ショイーング・アップは女の友情か?
そうでもないと思うた。

距離
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.9

すれ違ちいまくる割に、何かにつけてまた出会うという、これが映画か。
すれ違いすぎて、電車に轢かれるくだりは笑った。

なんと犬のかわいいことと、あと何年代なのだ?と思わせる情景描写。
私の知ってるフィ
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

4.3

今日という日の仕事を終えて、仲良し3人組で鑑賞。なんて最高なんだ。
鑑賞後は口を揃えてオールド・ジョイの話になった。
彼女が描く、男の友情はとても繊細で素敵だ。スーパーバッドや、50/50では見れない
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.5

なかなか人には分かってもらえないコアな楽しみ方、好きなジャンル。分かる人と共有したい。そんな人には私を重ねてしまって幸せになってほしい。
でも置いて行かないで。
でも、あの人がいなくなっても、あそこの
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パリ13区(2021年製作の映画)

4.3

女優さんの脱がせ方がきれいな映画。
こんなにお洒落な映画なのに、『ポチとタマ』の字幕はないんじゃないのって、ねえ。

アアルト(2020年製作の映画)

4.2

アアルトの史実を知るによい作品。
アアルトといえば、スツール60だったりあの花瓶、イッタラのイメージだけど。
ホントはバキバキの建築家。アアルトという言葉から感じる北欧のあの柔らかい印象とは違って、本
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トルテュ島の遭難者たち 4Kレストア(1976年製作の映画)

4.0

無人島、群像劇、ヤギ2匹、展開の散らかり方
一体何を見せられているのか。
ラブストリームを観てたときのような気持ちになった。
自分の中でまだ解釈しきれないが、酷評でもない。

Shall we ダンス?(1996年製作の映画)

4.0

大人になって鑑賞。
30年近く前のものなのに、役者さんが思ったより今と変わらん感じで、そこにまず衝撃。
特に渡辺えりさん、竹中直人さん、草村礼子さん、田口浩正さんあたり、すでにキャラ確立されているから
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

4.5

レッドブル片手に鑑賞。
そんなの杞憂で、めちゃんこおもろいやないか。
機械のように毎日同じルーチンで生きる女性。3日間、その光景を見させられるのだけど、同じことをしててもちょっとした違いや、気持ちの乱
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ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男(2016年製作の映画)

4.1

エンドロールの入り、必見。
かっこよすぎる。


聴衆は何を求めている?
何が提供できる?
意外性は?

トレンドを作る人でありながら、着る人たちの事を考えている。
『シルクの服はよそ行き過ぎた。
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ディオールと私(2014年製作の映画)

4.6

・ラフの日課はアートを毎日みること
→感じたことを自分のコンテンツへ昇華。
 ファインアートの活用。
・既存の技術を用いて、新しい表現を行う。
→現場(アトリエとブコール社)の説得と戦い。
・アトリエ
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.0

なにがイーブンなのか、この問いは常に議論されるべき。
この映画の面白さはヤヤがいることかなと思います。
他人を操るのがうまい、冒頭で自分でも言ってるように人の芯をつくのがうまい。
ヤヤこと、チャールビ
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オープニング・ナイト(1978年製作の映画)

4.7

年齢のテーマかと思えば、演劇の話に思えたり。
直接的な演出なのに、伝え方は側面的。観客に委ねるという。
ジーナ・ローランズの移り方が、ケイト様を彷彿とさせたり、このシーンはあの映画の、、ってのが多くて
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.2

今回もテーマが壮大、厚みがある。
量子学、多次元というテーマが抱くイメージと、ソニー・ピクチャーズが描くタッチがすごい合ってると思う。
この目えチカチカ感がワープに合うのよね。

めちゃめちゃビーコン
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ラヴ・ストリームス(1983年製作の映画)

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一つ一つのシーンは婉曲ではなく分かりやすいのに、全体を通すと数珠つなぎとはいかない。
咀嚼できないと思っても、時間が経つとこうなんかなって思える日がくるんだろうか。
と思いつつ、濱口監督のお言葉を記し
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.0

普段MARVELは見ていないのですが、今公開中のスパイダーマンを見たくて、本作も鑑賞。
シンプルに映像と音楽かっこいい。
ちょっと映像は目が疲れるくらい。

ヒーローの多様性、ヒーローは一人じゃないっ
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.9

キャストが良き。
のんちゃんのロックな生き方好きだぜ。
彼女が被ってるの見て、漁船保険キャップはやりそうと思うた。

名探偵コナン 時計じかけの摩天楼(1997年製作の映画)

3.9

建築基準法と顧客予算により、自分の美を通しきれなかった
だから爆破するって建築家の風上にもおけねえ。
それ頑張るのが建築家の醍醐味だろうよ。

森谷帝二は、東海TVドキュ映画の『人生フルーツ』観たほう
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名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)(1998年製作の映画)

3.8

犯人の動機が、共感性なくてよい。
A,B,Cは私でもようしらん。時代を感じる。

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.3

顔面白すぎ
『カオ、オモシロすぎ』『ガンメン、シロすぎ』どちらとも読めるんだ。私は昨日後者になりました。
"TAR"すごい集中力で見すぎて、ケイト・ブランシェット様に魅せられて。ARTの前では、人間は
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名探偵コナン ベイカー街の亡霊(2002年製作の映画)

4.0

AIの話してて、時代先取り感。
『天国へのカウントダウン(2001)』ではCADの話もしてたし、流行に敏感なコナン作品。

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