kisaragiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.4

涙なしには観ることができない。
少年兵たちの心も、ドイツ兵を憎む大尉や住民の心も。それぞれ想像ができて胸が苦しくなった。

林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

深い。
所々の発言から違和感を感じる記憶を無くしているはずの林檎好きの男。
これからどう真相が解明されていくのか、と言う展開がずっと続く感じ。
個人的には記憶を無くした=認知症のように感じられて、自分
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緑の香水(2022年製作の映画)

3.2

ゆっくりしたテンポで進んでいくストーリー展開。指名手配されても全く焦る様子のない主人公だからよりそう思えるのかも。殺人や銃で撃たれたりするわりに、シリアスな感じではなくコメディタッチ。

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

4.0

前作に引き続き安定の面白さ。
政と紫夏のエピソード。飛信隊の誕生。馬陽の戦い。すごく丁寧に描かれているし、政と紫夏のエピソードは原作でも泣いたな…と思い出しながらの鑑賞。政が完全に大人にしか見えなかっ
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.0

いつ殺るの、今でしょ。明日とか言ってたら殺られちゃいますよね。だってマッコールさんですもん。デンゼル・ワシントン素敵です。
強い。やっぱりバンバン撃ちまくらなくても、何度も刺したり殴ったりしなくても強
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.5

キアヌ・リーブスの年齢も考えて、もうちょっとアクションシーンを減らしても良かったのでは…と思ってしまった。凄いけどちょっとキツそうだし。階段を転げ落ちるシーンや、大阪でのヌンチャクを使った格闘シーン。>>続きを読む

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

毒母が諸悪の根源。自分は幸せで完璧で、キラキラした生活を送っている。その一素材としての娘。自分が成し遂げることのなかった夢を実現させる為の道具。不倫相手の事を隠すことなく娘に話し、あなただけは私を幸せ>>続きを読む

ウォッチメン(2009年製作の映画)

3.6

登場人物とその特性、関係性が難しくて、理解するまでちょっと時間がかかった。
要所要所で使用される音楽が好みで、ワクワクした。正義とは何か。

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

2.0

もう…個人的には終始観ていられないシーンの連続だった。
はっきり言って好みではなく、最初から最後まで顔を歪めながら終わった。色々な愛の形があるのかもしれないけれど、理解力が足りない私には全く何を伝えた
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.8

先天的に聞こえない世界と聞こえていたのに聞こえなくなる世界はどんな風に違うのか。
音のない世界。
音のある世界と静寂が繰り返し訪れ、もし自分が…と思うと何と表現すればいいのかわからない。
愛する人を自
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Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

3.0

ドラマは感動するシーンも多かったイメージだったけど、今作は詰め込み過ぎというか…正直なところそれはないかなと思うシーンの連続だった。

A.I.(2001年製作の映画)

4.0

AIの出てくる映画は人間のエゴを強く感じる作品が多い。今作も然り。
名子役のハーレイ・ジョエル・オスメントくんの演技力もあって、何とも切ない気持ちになる。プールに沈んだ状態で放置される映像なんか特に印
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ロンドンゾンビ紀行(2012年製作の映画)

3.5

走らないゾンビに追いかけられる歩行器お爺ちゃんとのギリギリの攻防。笑
ゾンビ映画らしいグロさもありつつ、兄弟のやり取りなんかも面白い。ユーモアも感じられるしとてもバランスのとれたゾンビ映画。

イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.5

地方ならではの問題を提起した視点で描かれている今作も、入間みちおと坂間千鶴らしさがでていて面白かった。ドラマもスペシャルドラマも観ていたので愉しめたけど、ドラマを観ずに今作だけ観るとちょっと面白さが伝>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.8

ライアン・ゴズリング演じるKの揺れ動く心情と葛藤。前作からの繋がりを感じされる細かな演出。アート作品のような映像美。
ストーリーは難しく感じられるところもあるけど、ライアン・ゴズリングの演技力と恋人で
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.7

ブレードランナー2049が観てみたくて初鑑賞。1982年にこんな作品があったなんて、凄い。
自分は人間だと信じているレプリカントがそうではないと知る瞬間。思い出だと思っていた記憶も刷り込まれたものだと
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.0

独りではなく、みんなでループしてるのが面白い。誰もが今この瞬間、ずっと続いてほしいと思ったことのある気持ちと、新たなステージへ進みたいという想いを感じた事があるはず。そこは共感できるし、前半はみんなで>>続きを読む

しあわせはどこにある(2014年製作の映画)

3.8

映像の見せ方が面白くて好きだった。
アフリカ行きの飛行機のシーン。旅の手帳にサイモン・ペッグ演じるヘクターが画いてる絵が動きだしたり、イラストも可愛かった。
くすっと笑え、感動もあって、人との出会いっ
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.7

現状の生活に満足していない独身女性の苦悩や、同性カップルの苦悩がリアルに描かれている。幼い頃から何となく口にするのをタブーと感じていた生理というものについて、ここまで描かれている映画を初めて観た。避妊>>続きを読む

To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

3.5

問題を抱えていても生きる事に前向きな気持ちにさせてくれる人に出会えるって…本当にありがたい存在。レスリーを優しく見守るスウィーニーのような人はなかなかいないと思う。
息子も友人も結局はレスリーを見捨て
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ニューイヤーズ・イブ(2011年製作の映画)

3.6

2023年何を観て映画納めにしようかと迷っていて、年をまたいでしまった。
大晦日に相応しい再鑑賞の本作。
それぞれ年越しの物語があってほっこり幸せな気持ちになる。そしてラストのピンクの曲、テンションが
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みんな元気(2009年製作の映画)

3.8

ロバート・デニーロ演じる父親が本当に自然体。日本人の感覚によく当てはまるストーリー展開で、共感できる点が多かった。父親が周囲の人の目を気にすることなく子どもたちの写真を撮るシーンが印象的だった。
子ど
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グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告(2020年製作の映画)

3.8

エドの娘でありピーターの母でもあるサリーの引きの強さ、笑えた。4対4のドッジボール対決でエドの仲間の入れ歯が跳ねてなかなか取れないシーンも好きだった。いくつになっても人って子どもの頃とそう変わらないな>>続きを読む

君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)

4.2

現在のトムと、過去のトム。
バスで目的地を目指しながら見えてくるトムと家族の人生に涙が止まらない。
偏屈なおじいさんが主役の作品かと思っていたら、心優しく対応も柔軟で誰からも愛されるキャラクターのトム
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L.A.ギャングストーリー(2012年製作の映画)

3.6

豪華なキャスト。ストーリーは王道。
面白くなくはないけど、意外な展開もなく。
ラストも元ボクサーのコーエンだからこその殴り合いで…ってそんなことないよねと思ってしまった。さくさく悪者をやっつけていく感
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

4.5

これぞクライムサスペンス。
主演3人の演技力…凄すぎる。全くタイプの違う刑事たちがそれぞれの信念や正義を胸に、事件解決のため立ち向かう。複雑に絡みあった事件の真相が徐々に暴かれていく脚本も本当に素晴ら
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マッド・ハイジ(2022年製作の映画)

3.5

なかなかのエログロバイオレンスっぷりだった。いい意味で。
めちゃくちゃな内容だけど振り切れてるし、起承転結わかりやすくて良かった。ジャンルはコメディではないんだなと…
とりあえず、私はチーズ大好き。
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アメリカン・アサシン(2017年製作の映画)

3.5

一般人からの18ヶ月後の進化が凄かった。
恨みや怒りをパワーに変えて…
さくっと観られるアクション。

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.0

主人公の年代だと同性、異性関係なく友人との付き合い方を考え直したり、本当は仲良くしたいのに周りからこの人たちと仲良くしてると思われたら…と、気にして距離を置きたくなったり。誰しもが経験ある事だと思う。>>続きを読む

エリジウム(2013年製作の映画)

3.5

エリジウムに暮らす超富裕層の一握りの人々。上に行きたいと暮らす地球に住まう人々。その暮らしに憧れているのではなくて、みんなが求めているのは医療用ポッド。
近い未来同じような事が起こってもおかしくないと
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僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)

4.0

統合失調症。聞いたことはあるけど、具体的にどのような症状があるのか、今作を観るまで恥ずかしながら知らなかった。現実と妄想が入り交じった世界。とてつもなく辛そう。
主人公アダムと、母の再婚相手ポールとの
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第9地区(2009年製作の映画)

3.8

ドキュメンタリータッチで描かれていて、面白かった。エビと呼ばれるエイリアンとの共存。高圧的な態度でエイリアンに接する人間たち。主人公のヴィカスもその一人。自分がエイリアンと化していくなかで、ヴィカスの>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.4

この作品は映画館の予告で見て、面白そう。観てみたいと思った作品。いやー…やっぱり映画館で観るべきだった。後悔しかない。
今年観た映画で一番面白いと思った。日産や東京といった身近な題材があったのもあって
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ライフ・ウィズ・ミュージック(2021年製作の映画)

4.0

Siaの創る音楽。色彩。世界観が凄い。
Siaの曲は歌詞も歌声も好きだけど、この作品を観てより彼女のことを知りたいと思った。
シャンデリアのMVでダンスを踊っていたマディ・ジグラーが自閉症の妹役を演じ
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.6

ホアキン・フェニックスの演技の幅の広さと、スカーレット・ヨハンソンの声だけでの演技力の凄さに、それだけでも愉しめた。
実体のない彼女。OSならケンカすることも嫉妬することもなく、上手くいくことばかりか
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.5

ゴジラなのかエヴァなのか…
ゴジラメインというよりは、日本政府の対応の遅さや政治を皮肉った作品だと思った。
シンがカタカナなのはそこに込められた想いが色々あるのは伝わってきた。