つまずいたって、また歩き出せる。手負いだからこそ、夜の深さのような痛みの深さを想像できる。
初めて上白石萌音さんの映画を観たけど、声だけでいろいろな表情を見せられてすごい。
イノセントな主人公。規範など関係なく、理性により自分の生き方を選択する姿は、彼女の中では合理的。演技による説得力に圧倒される、冒険談。
誰も助けてくれない。どうにも逃げられない。自分ではそう思っても、後ろから見守ってくれる人はいる。
このレビューはネタバレを含みます
互いを理解しない2つのイデオロギーがぶつかる未来の戦い。
おもしろいのは、米軍が悪しき組織として描かれたり、ハリウッド的には圧倒的に白人みがある自己中心的な主人公を黒人が演じていること。
でもそんな>>続きを読む
手持ち撮影による不安定で、儚く美しい世界。レミ役は本当に素晴らしかった。
もう少し展開があったら…と期待してしまった。
好きだけど斬る。「今しかない」という瞬間を撮る。矛盾しているようで、2つは繋がってる。河合優実はじめ、登場人物みんながキラキラしてた。
夜のまちを歩いた、あの頃の恋が思い出されて。誰もが通る恋の一生。観れて本当に良かった。
現実はみんな美男美女ではないし、みんなクソ野郎だし、それでもみんな愛らしいし、ロマンチックなんだよな。ヒリヒリしつつ、爽快。
映像で詩を表現できることができるのかと。詩的ではなく、文字通り詩そのもの。不穏さが堪らない。
画、音、話、役者、すべてが美しい。
色々な愛の形があるはず。そう勇気づける映画
画の隅々まで美しい。
自分が狼を見ているのか。狼が自分を見ているのか。
ミニマルで普遍的な物語。現実と虚構(演劇)の混じり合い。賞を獲るかどうかは、この映画の価値には関係ない。
夜のドライブが好き。岡田将生の演技を初めて良いと思った。
夏休み、夜の遊園地、◯ンジャ、車の中でのキス。その全てが青い。
刺さる。90年代にティーンエイジャーでいられて良かった。
結局、あのラストシーンが観せたいだけの映画。それがいい。
音楽の使い方が最高。どっかのアイドルしかり、ショービズ界はいつもこんなかな。
自分にとっての正義は、他の誰かを傷つける暴力になり得る。そんな現実をヒリヒリ感じた。人物や台詞が一つ一つリアル(しかもオリジナル脚本)。
父親を不快に感じるのは、古田新太がそれだけ役に息を吹き込んだ>>続きを読む
「鉄格子の中」。鉄格子は果たして刑務所なのか、それとも出所した後の生きづらい世間なのか。
後半から涙止まらなくなった。決して綺麗じゃない。やるせない。でも、すばらしい。
美しくて狂ってて、おしっこチビりそうになるくらい凄かった。話自体に目新しさはないけど、描き方がすさまじい。
過去作への愛を感じた。けど詰め込み過ぎで感情移入できない。
