パンヤンさんの映画レビュー・感想・評価

パンヤン

パンヤン

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

4.2

あゝ。好きな作品が映像化されそれすら終わってしまったという虚無感。
相変わらず声優陣は素晴らしいし、クライマックスの演出も最高。いにお先生の容赦無さが存分に出ていた!
ただぁ!さすがに2章にまとめられ
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦(2002年製作の映画)

4.7

何回観たかわからないほど大好きな映画。
話題に上がっていたので再鑑賞。
しんちゃんだからこそ堅苦しすぎず笑いありで展開される戦国時代劇。
ラストに描かれる運命はとても残酷で儚いのに、あまりに爽やかで美
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ミッシング(2024年製作の映画)

4.2

失踪した娘。何ヶ月も見つからない、希望も見えないまま時間だけがすぎていく。
母の追い詰められどんどんヒステリックになってしまう様。父の言いたいことをグッと堪えつつ支える姿。
人間不信になってしまうこと
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

原作未読です。設定が独特すぎてまず面白いし、コメディーも寒くなくくどすぎず、軽く楽しめた。
綾野剛のヤクザだけど優しい兄貴感と、ゴリゴリの関西弁が見ていて心地良い。
聡実くんの警戒が少しずつ解けていき
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.7

嘘か本当かわからない父の自伝を嫌ほど聞かされ、微妙な距離感の父と息子だったが、父の死期が迫り言葉を交わすことになる。
ティムバートンに浸れる映画!!キャラクター像。美術。構図。全部幻想的で奇妙。
評価
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ゲーム(1997年製作の映画)

3.6

大富豪の主人公の誕生日に、弟からのプレゼントとしてゲームに参加することになるが、周囲で異変が起き始める。
終始不穏な空気で、特別大きな出来事があるわけでなく少しずつ重なっていく違和感に変な恐怖を感じた
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.9

イーストウッドの映画!しかもモーガンフリーマンも出てるーって軽い気持ちで見たら感情地に落とされた。
女ボクサーとして栄光を味わった主人公の果ての映画。
モーガンフリーマンの語りは深みを何十倍にもさせる
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

原爆の開発者、オッペンハイマーから見た原爆開発の風景と心情を描く。
CGを使わないリアルな映像。
原爆の資料を幼い頃から多く目にしている日本人ならまず見てみるといい。
原爆の光や轟音など映画館でしか味
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.9

一作目ほどのインパクトは感じられなかったけど、漫画的見せ方はグレードアップしてて面白かった。
人間ミンチちゃんと見せてくるのエグい。
死んでほしくない人が派手に散っていくのが本当に悲しい。
礼節が、人
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.7

映像美!これに尽きる
1の起伏の無さに対して2のてんこ盛り感やばい。展開早すぎて今数分寝てた?ってくらい置いてかれそうになった。
正直何がどうなってるのかわかんないとこだらけだけどそれを踏まえても面白
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.8

”8.31“突如未確認飛行物体が東京上空に現れる。それから3年経ちそれは日常と化していたが、絶望が動き出す。
いにお先生ファンです。超理想のアニメ化で心臓バクバクでした。あのちゃんいくらちゃんの声どハ
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.6

馴染みのないカタカナ多すぎて頭パンクする、SF大作の宿命。解説観ても理解できてない。
2時間半あるわりには物語に起伏がないのでパート2に期待するしかないなといったところ。面白くないわけじゃない!
映像
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オーシャンズ11(2001年製作の映画)

3.7

豪快であざやかな盗み。
特出したドラマがあるわけではないが、緊張感が終始張り詰めているのが最高。
俳優陣まで豪快で音楽おしゃれすぎる。
観ていてとても気持ち良い。
金くれぃ。

キングスマン(2015年製作の映画)

4.0

アクションの見せ方、緩急の付け方めちゃくちゃ面白かった。漫画のようなかっこいいばかばかしさはRRRを観てる時と同じような高揚感があった。わけのわからんガジェットも胸熱。クライマックスは手叩いて笑いまし>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

3.9

商売に失敗し家は差し押さえられた老人。運転さえすればいいという仕事は、麻薬の運び屋だった。
テーマは極々シンプルで観やすいです。
歳を重ねているからこその哀愁、言葉。
人生で一番大切なものはお金や仕事
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.7

仕事を探していたルーは、悲惨な事件を撮影し稼ぐ“ナイトクローラー”となる。ルーの撮影はどんどんエスカレートしていく。

主演ジェイクがとにかく気持ち悪い目をしていて良い。どこかネジが外れていて、目に光
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N号棟(2021年製作の映画)

2.0

超久しぶりにJホラー。
ミッドサマーのパロディかと思うほど似たような描写があったがなんとも抵クオリティ。
団地の怪奇現象と聞いていたので期待したけど怖さもそれほどない。
iPhoneも出てくるのに古い
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.6

戦争経験者の気難しいじいさんウォルト。愛車のグラントリノを盗みにきたタオと出会いをきっかけに、自分自身を見直すようになる。タバコを吸いながらタオを見守る視線がたまらない。
小さなコミュニティの中の大き
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.3

側から見たら、働かず遊ぶだけ子供も道具のように使う憎い母。だけど彼には1人の母。
とにかくしんどかったー。
長澤まさみの毒親っぷりがリアルすぎて気持ち悪くなる。息子役の人から出ている空気感も良い。こう
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.5

頂点まで上り詰めた女性“ター”の転落。
思ってた感じではなかったけど、こういう難解映画たまにはいいね。
考察し甲斐がめちゃくちゃある。
地位を得たからこそのターの悪気のない恐ろしさ、自分が悪いと自覚し
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

1人暮らしトイレ清掃員の平山という男の毎日を淡々と描く。仕掛けがあるわけでもないが、何でもない人の繋がりに胸が苦しいほどに温かくなった。
決して裕福ではないが、一つ一つ丁寧で整ったアナログな暮らしに憧
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仮面ライダー555(ファイズ) 20th パラダイス・リゲインド(2024年製作の映画)

3.9

仮面ライダーファン。
中でも555は好きすぎて、当時リアタイ含めて7周しています。
好きすぎるがあまりドラマの続きを描くなんてのはどうなってしまうのかと不安でした。
個人的には”上の下“といったところ
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黄龍の村(2021年製作の映画)

3.6

Netflixの上位にあったため視聴!
ベビわる好きなのでワクワクして観ましたが、裏切られるが期待は裏切らない、さすが阪元裕吾監督!
8人がどうやって仲良くなったのかだけは謎なところ(笑)
1時間とい
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.4

思ってた以上にダークで美しくて素晴らしかった。
みるみるうちに成長していく主人公ベラの表情の変化にいい意味でゾッとした。
美しくも不安定なBGMや、所々に挟まるミニチュアを映すかのようなカメラ構図等、
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.6

誘拐され軟禁されてしまったフィニー。部屋にある壊れているはずの電話が鳴り響く。

ホラー映画だけれど、主人公を応援したくなる胸熱な展開に不思議な感覚になった。
怖すぎずグロすぎず、展開も面白いので大変
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.4

ヴィーガンへの皮肉たっぷりなバイオレンスコメディ。
過激派のヴィーガン集団に自分の精肉店を荒らされた復讐から、ヴィーガンを始末しハムにする。
どうやらそれが絶品らしい。そんな映画。?笑

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.3

幼い頃に映画館で受けた衝撃が忘れられず、
自らおもちゃの列車をクラッシュさせて遊ぶサム。それからカメラに納めることの魅力に囚われていく。

スピルバーグの作品で育ち映画を好きになったので、監督自身も幼
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傷物語-こよみヴァンプ-(2024年製作の映画)

4.0

傷物語3部作の総集編。
久しぶりに観たけどやっぱええなー。
静の多いアニメ作品だから、動のパートに入った時の高揚感がすごい。
全キスショットかわいい、良すぎ。
阿良々木くんの自分勝手?な感じは愛着は湧
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.7

美しく儚い、ひと夏の恋。
しかしそこには同性愛という悩み葛藤が。
ゆーーったりと時の流れる映画だが、街や空気感、繊細な自然音が美しすぎて自分もそこにいるかのように見入ってしまった。
ラスト15分がなん
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宇宙兄弟#0(2014年製作の映画)

4.1

久々に観直しました。
漫画もアニメも大好き!!
オープニングのワクワク感は半端ないし、グーっと胸が熱くなる。
脚本はしっかり小山さんが担当しているので文句なしの90分。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.2

構成と編集、アクションまでえぐい!一体何カット撮ったんだ。
人生の分岐点で生まれたマルチバースの自分の能力を宿し戦う、おばちゃんカンフーコメディ。めちゃくちゃな設定なのにめちゃくちゃ面白い。馬鹿馬鹿し
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

4.3

知的障害をもつサムに子供ができ、子育ては可能なのかを問う裁判となってしまう。

ハンデがあるから子育てが上手くできないというところだけではなく、富も地位もある人でさえ難しいというところにもフォーカスさ
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市子(2023年製作の映画)

4.5

ごく普通で幸せな暮らしをしていた市子が、プロポーズをされた翌日に失踪。捜索願を出すも戸籍上市子は存在しないと告げられる-
時系列や人物を行ったり来たりしながら明かされる違和感や想いに何度もハッとさせら
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.4

子どもと関わる機会が多かったからかエグいくらい涙してしまった。
周りの子と馴染めず新しい学校に移るトットちゃん(黒柳徹子)。校長先生の優しく抱きしめるような言葉と、特別な出会いでのびのび成長していく。
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