砂漠の気だるい空気の中をCalling youの曲が漂うように重なって始まる。
変わり者が集まっているバグダッドカフェに、一人ぼっちのドイツ人女旅行者がやってきて…。
ワンカットワンカット不思議な魅力>>続きを読む
60年代のフランスの雰囲気をモノクロームで味わえる。テーマ曲、ジャンギャバンの渋さ、なんといってもアランドロンの魅力を味わい尽くせる。ラストシーンの衝撃と美しさは忘れがたい。
アランドロンの魅力にうっとりしながら、車、ファッション、女、マルセイユの古い街並みなどを存分に楽しめる。軽快なリズムの音楽で映画が次々展開してゆく。
1972年の作品。クラシカルな味がたまらなく良い。映画の中に二組の夫婦のドラマが仕込まれていて、銀行強盗やアクション、逃走劇に良い色を添えている。
音楽はクインシー・ジョーンズ。南米の乾いた空気が吹き>>続きを読む
9.11で最愛の父を失った少年が、1本の鍵を見つける。その封筒には「ブラック」の文字。父のメッセージがあるに違いないと何百人ものブラック氏を訪ね歩く。
その真剣さが凄まじく、最愛の人を突然亡くした悲し>>続きを読む
音のある世界で生きる人が、音のない世界で生きる人に、言葉を含む自分たちのやり方を押し付けてはいけないということを知った。
両親の愛がわかるからこその苦悩。自分の人生、夢、恋までも諦めようとするとは。青年の心のなんとピュアなこと。
親が子供に愛情を持っており、常に表現している。そんな日常のふとしたシーンにはっとするし、心>>続きを読む
ベルリンオリンピックがナチスのユダヤ人迫害や黒人人種差別、オリンピックのボイコット問題を含んでいたとは。。
才能ある青年が努力して代表に選ばれ華々しい活躍を遂げたその裏では貧困や差別など様々な苦労があ>>続きを読む
人を許すことができない時、腹が立った時、悲しい時に見たい映画。
実在した人気司会者フレッド・ロジャースを描いた作品と知らずに見たが、このような番組が本当にあれば!と心から思った。子供ばかりか、大人も見>>続きを読む
アパルトヘイト下の南アフリカでの、白人ジャーナリストと黒人運動家との友情を描いた作品。
アパルトヘイトや南アフリカの歴史について詳しく知ることができる。
支配する白人に対しての反抗だけではなく、白人>>続きを読む
ヘロイン中毒の恐ろしさや悲惨さを描いている、にもかかわらず、このハチャメチャな連中が何故か憎めない。クスっと笑えたり、オイオイと突込みを入れたくなったり、何だか不思議と親近感まで沸く。見終わった後はこ>>続きを読む
コロナ下でさえ苦しかったのに、13歳の少女が狭い部屋に他人と共同生活で食べ物も十分になく、いつ見つかるか怯えながらの暮らしはどれほど辛かっただろうか。ピュアで希望に満ちたアンネだからこそ、悲しみが募る>>続きを読む
以前どこかで会ったような気がするって思うことがあるけど、もしかしてこういう事かも?
ラガーマンのまっすぐな精神が清々しい。
深夜、未明の暗闇に、自警団一人ひとりの表情が白く浮かび上がる、モノクロームの映像が印象的。
このレビューはネタバレを含みます
「しても後悔するかもしれない、でも、しなくたって後悔する。どっちの後悔を選ぶか。それが人生。」
絶対やって後悔した方が良い!
尻込みしてあきらめている自分に喝を入れてくれる言葉だ。
このレビューはネタバレを含みます
深い意味が込められた格言の数々が詰まった映画。
今を生きろ、若者たちよ。素晴らしい人生をつかむんだ。
自分を見つける努力をするんだ。長く待てば待つほど、見つかる可能性はどんどん低くなるぞ。>>続きを読む
生徒たちにサッカーを通して英語とフェアプレーを教える英語教師、コッホ先生。熱きパイオニアだ。
青年のラップをバックに、ニューヨーク ブロンクスの人々の表情から始まる。この街で思いがけないストーリーが生まれる。
後半はドキドキしすぎて集中できなかったので、すぐにもう一度見直した。ああ、とても良い>>続きを読む
コツコツと続けられる辞書作りの仕事。10何年もかかる果てしない作業。静かに地道に、しかしたぎる情熱が伝わってくる。尊いことだと思う。
不登校になった中学生が田舎の祖母(イギリス人)の家で何ヶ月間か過ごすお話し。
家のしつらえから庭や畑、自然の中での素朴な生活など全てが癒される。エンドロールの映像までがジーンとくる。
後半のビンセントの言葉にギクっとした。
アクションとストーリーを楽しむだけでないメッセージ性がある映画。
昨年亡くなったエリザベス女王を思い出しながら見た。人生を国と国民のために捧げた王女の一夜だけの自由。
タイトルの『アイネクライネナハトムジーク』は、モーツァルトの同名楽曲から採られており、「アイネ(ある)クライネ(小さな)ナハト(夜の)ムジーク(曲)」という意味だそうです。
すべてのシーンがまるで絵画のような美しさ。
お嬢様だったサーシャがたくましい女性へと成長していく様も素敵。
親が決めたお妃(王子に尽くすようしつけられた)より、自分の意志を持った女性を求めて、ニューヨークへ花嫁探しに行く。身分や財産ではなく、自分を愛してくれる女性と巡り会えるのだが…。
余談だが、恋敵役の>>続きを読む